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仕事場

(どう見えてるかいまいちわかっていないけど)こう見えてディズニーが好きです

特にディズニーランドが好きで最大の理由は現実を忘れるほどの徹底的に作り込まれた空間演出にあります

ディズニーシーはそうじゃないらしいけどディズニーランドは園内から園外の建物や景色が見えないように設計されているとか、入園して最初に通過するワールドバザールから見えるシンデレラ城がより遠くにあるかのように見えるようメインストリートの道幅が奥に進むにつれ狭くなっているという遠近法やシンデレラ城自体も後退色と言われる背景に吸収されて遠くに見える青色が使用されることで壮大さを演出していたりとか、それだけではない数々の徹底的かつ綿密な計算の上にあの非現実で夢のような空間が作り上げられていると思うと圧倒されるばかりです

その世界観を演出するためにかけたコストを回収し黒字にするまで開園から10年かかったと何かで見たこともあります(うろ覚え)

利益度外視で世界観を伝えることに多くのコストをかけたと思うと頭が下がるばかりです

かけられるコストもコンセプトも違うのでCIYにディズニーみはありませんが、ディズニーランド設計哲学がベースになって空間作りを思考しているのは間違いありません

お店を始めた11年前は「誰かの家に来たような温かみのある空間」が店舗内装のトレンドで、同時に「自分の家をショップ風にするインテリア」みたいなものが流行り始めたのもこの頃からだったと思います

自分はそれに魅力を感じず開店当初からどれだけ「非現実」にできるかを考えて今に至ります

この前、CIY奥の小部屋VAPOR ROOMの内装をがっつりいじったのですが、今回のコンセプトは会社のオフィススペースと倉庫

参考にしたのは70〜80年代のアメリカのオフィス

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動線と機能のみだけを考えて作られた空間に自分は「デザインされていないデザイン」の美しさを感じます

温度を感じない規則正しく置かれたデスクを見ているとゾクゾクします

オフィスといえば DIGAWEL の officeware ラインの元ネタの一つになっているイギリスのコメディドラマ「The office」の舞台となっている会社の空間は来世働きたい空間No.1です

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(DIGAWEL の知識量オバケ M氏のおすすめはだいたいツボ)

ちなみに大部屋ROOM 1のコンセプトはずっと変わらず「ショールーム」

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こんな感じで世界観の演出は皆無で商品を見せるという目的のみの空間

VAPOR ROOM にしろ ROOM 1 にしろ CIY は余計な装飾や体温みたいなものを排除して殺伐とした空間作りが一貫したテーマです

まだ通い始めて間もないお客様から「CIYの空間は緊張する」と言われるのはこういったあまりショップ(服屋)では使わない手法やテーマを用いて空間作りをしているからかもです

と、空間の話をしだすと少なからず10話は軽くかけてしまうのでこの辺でやめておきますが、来店される際は商品だけでなくそういった部分にも目を向けてもらえると CIY でより楽しく過ごせるかもです

ディズニーの前置き長すぎた...

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