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展示会 2024SS_2

先月に続き今月も取り扱いブランドの24年春夏展示会を訪ねました

気温こそ高くないものの盛岡とは比べ物にならない量の汗が噴き出る不快指数マックスの中、今回はLANTERNとDIGAWELの展示会をはしご

「テクノロジーを忍ばせた次世代のファッション」をテーマに機能とファッション性を兼ね備えたプロダクトを制作するLANTERNは、これまで炭素繊維から作られるヒート盤を熱源にし遠赤外線効果で体を暖めるヒーティングディバイスを搭載した洋服を秋冬のみリリースしていましたが2024年より始めて春夏のコレクションを発表します

春夏商品はブランド初となるカットソーを製作

それらのカットソーは六角形のブランドアイコンにもなっている炭素の糸を使いよれたり伸びたりしない強度のある生地に仕上げています

Tシャツ、サーマル、スウェットを作っていますがどれもシルエットが最高に良く、まさに機能とファッション性を兼ね備える良アイテムたちでした

さらに次とその次のシーズンの話を伺ってきましたが、「そんなものが作れるんだ!?」っていう驚きのアイデアだったので楽しみに追っていただけたら

個人オーダー多めなかなり期待値高い24年春夏の商品は 2〜3月頃入荷予定です

LANTERNの後は中目黒で展示会を行なっているDIGAWELへ

コロナ禍中直接行けていなかったDIGAWELですが久々に訪ねてまず感じたのはサンプル数の少なさ

実際に聞いてみると前回に比べると20型も少なく、ここ数シーズン続いていたシーズンテーマの設定も他ブランドとのコラボレーションも一切無しとかなりの潔さ

「多くの消費者は、新しいものを発見しようとする好奇心と、新しすぎるものを怖がる恐怖心を同時に持っています。最高のヒットメーカーは、新しいものと古いもの、不安と理解を結びつけることで、意味のある瞬間を作り出す才能を持っています。彼らは、身近な驚きの建築家なのです。」

24SSのコレクションは、米雑誌 The Atlanticのライター Derek Thompsonの著書 HITMAKERS(ヒットの設計図)に書かれた言葉をきっかけに構成されていきます

24SSがどのように企画し構成されたかはDIGAWELのYoutubeチャンネルでデザイナーの西村さんが語っています

こうしてデザイナーの言葉を聞くとそのブランドのさらに深い部分に触れることができて魅力倍増するのでぜひご覧いただけたら嬉しいです

コレクションの内容はというとDIGAWELのこれまで作り上げてきた世界観や歴史がごくごくシンプルに可視化されているような感覚を持ちました

これまでのブランドの歴史の中で肉付けされてきたものを一旦立ち止まって振り返り、そして削ぎ落としたことでDIGAWELの軸になっていたもの、核なる部分が姿を現したような、これがDIGAWELだ!というような、少し抽象的ではありますが個人的にはそんな感想を持ちました

DIGAWEL 24SSの商品は1月〜4月にかけて入荷します

前回の記事にも書きましたが、コロナ禍を経てブランドがそれぞれ形は違えど何かしらの変化そしてアフターコロナとの向き合い方に真摯であるというのを彼らが作り出すものから感じ取れるシーズンだなと改めて感じています


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