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Graphpaper / グラフペーパー

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ここ数年、CIYに遊びに来ていただく客層の中心は20代前半の方が多く、前回書いたようにうちが店名変更していたことや移転したことなどを知らない方も増えてきています

なので、ここでは自分たちが考えるCIY像や取り扱うブランドに対する自分たちの思いを改めてお伝えすることでよりCIYを楽しんでいただけるようなことを書いていっています

今回はセレクトするブランドについて

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まずはCIYのラインナップの中では一番ファンが多く周知されている Graphpaper についてブランドとの出会いやCIYの中での位置付けなどをお話ししていきたいと思います

Graphpaper ディレクター 南さんとは彼がまだ1LDKのディレクターをしていた頃、1 LDKがディストリビューションしていたブランドをうちで扱っていて展示会に伺った際に出会います

当時、ノームコアの流行やPOPEYEの復刊(シティーボーイブーム)も相まってそれらにフィットするベーシックファッションを独自の解釈で提案していた 1LDKの勢いは凄まじく、そのディレクター 南さんは時の人でした

当時、大手のセレクトショップがどんどん似たり寄ったりなセレクトになり面白みに欠けてきていたこともありセレクトショップのあり方を再定義する 1LDK は日本におけるファッション業界に新しい波を起こしていました

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南さんと出会ったタイミングと同じくして読んだ雑誌のインタビューで彼が「セレクトショップなんだからちゃんとセレクトしましょうよ」というある種大手への宣戦布告のような勇気ある発言をしていて、店を始めたばかりだった自分は「ほんとそうだよな」と共感を受けそれを反芻しながら店づくりをしたものです

それから南さんは 1LDK のディレクターを退任し自らの会社を始め Graphpaper を立ち上げます

実は Graphpaper が立ち上がった当初から取り扱いのお誘いを受けていたのですが、うちは扱うブランドの数を絞っていたり、どこかのショップとラインナップが似てしまわないように配慮していたこともあり数シーズン断り続けていました(生意気)

多分4シーズンくらい断り続けていたある日、Graphpaperの営業の方から連絡があり南さんが盛岡に行くので会食しましょうとお誘いをいただきました

取り扱いこそ渋ってはいたものの南さん自身には変わらず興味があって話をしてみたかったので二つ返事で了承しご一緒しました

その時、ブランドや店舗の運営についてとても熱い思いがある内容の話を聞き、さらには「うちの服は必ず戦力になる」と自信を持ってプレゼンしてくれたことで当時の自分が直面していた心配や悩みも払拭でき、この人と仕事をしたいなとあれだけ断り続けていた取り扱いを約束し今に至ります

そんな南さんがディレクションする Graphpaper の真骨頂はなんと言ってもストイックに妥協のない服作りだと思います

より質の高い物作りを突き詰めるために工場泣かせな難題も力業で押し通す姿勢

ある日南さんに「取引先に無理を通してもらうためにどうしてるんですか?」と聞いたことがって、その答えは「土下座っす、土下座」w

ベーシックだからこそ誤魔化しがきかない細かいディテールやデザイン、着用してわかる絶妙なシルエットを作り出す裏に土下座が存在する

冗談はさておき、そのストイックさが万人に愛されるもっともな理由だと思います

graphpaper は CIY で服を買うにあたっての入り口的、ベーシックアイテムを司るブランドで、多様なお客様の中にあっても広く愛用してもらえるアイテムが多くあります

その良さをまず実感していただくのに現在CIYにあるものの中だとパックTやオーバーサイズドシャツ、シェフパンツ(旧コックパンツ)は定番でおすすめです!

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