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黒澤友貴の日報

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マーケティングの仕事をしたり、NPOの仕事をしたり、北欧に視察へ行ったり…領域を越境しながら生きている中での学び・発見を書いたことのまとめマガジン
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2018年5月の記事一覧

同じ釜の飯を食う

パンと日用品の店「わざわざ」にはちょっぴり変わった賄い制度があります。それは飲食店では珍しくもない賄いというシステムを、そのまま会社に流用して、わざわざで働いている人には毎日福利厚生として昼ごはんを一食提供するというシステムです。 大きな会社になると社食というものがあって、その中で格安でご飯を食べられるということになると思いますが、わざわざでは、全て無料で全員一緒に昼ごはんを食べることを9年間続けています。会社になった現在、スタッフへの昼食の福利厚生の上限額というものが決ま

デザイナーとマーケッターがお互いにリスペクトし合えるような組織づくり

デザイナーのマーケティングアレルギー、マーケッターの間に起こる摩擦をなくしたい。 最近に力を入れて取り組んでいることは、デザイナーとマーケッターが協働できる組織環境をつくること。 つまり、アレルギー反応が起きないようにすること。 これ、すごく難しい笑 デザイナーとマーケッターお互いの要求が噛み合わない・マーケッターがデザイナーに求めることはコンバージョン率を少しでもあげるデザインをしてもらうこと。 ・デザイナーがマーケッターに求めることは、デザインの力を尊重し、プロ

No.3 TEDxKyotoのデザイナーが伝える スライドデザインの方法

・3・ デザイナーの手から離れる時 長い時間を共有し、自分で手がけたものは何にせよ愛着の沸くものだ。しかしデザイナーはスライドのデザインに対してあまり思い入れを持ち過ぎ無いほうがいいと思う。 自分のデザインだ、と主張したくなるかもしれないが、アイデアはスピーカーのものであり、それを元に制作されたスライドも彼らのものだ。我々はほんの少しサポートをしたに過ぎない。 最終版が出来上がった後も、練習に熱心なスピーカーほど修正を要求してくるだろう。実際に言葉にし、繰り返し練習する

ツイッターのインフルエンサーが、どうやってフォロワー集めているかまとめてみた

ツイッターには、フォロワーが多いインフルエンサーと呼ばれる人たちがいて、インフルエンサーの中には、そのノウハウを公開している人が多くいらっしゃいます。今回は、そのインフルエンサーがどのようにフォロワーを集めているのか、数値とともに見ていこうと思います。 1.しのだ(TABETE 新卒役員)さん フードシェアリング事業 < TABETE >の新卒役員、しのださんのノウハウをご紹介いたします。 どのツイートもかなりRTされているので、非常に戦略が上手だと個人的には思っています

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なにかが腹落ちするのにはどうしても2、3年はかかります

なにごともある程度腹落ちするまでには、どうしても最低2、3年かかります。 これは、学問でも仕事でも趣味でも同じことです。 また、この「2、3年」という年数はかなり必死こいてやった場合のみで、ボワーンとやっていると10年くらい経っても何一つ腹落ちしないこともあります。 なお、ここでいう「腹落ち」というのは「ああ、なるほど。そういうことか」とある程度納得感が芽生えるレベルです。知識として頭で知っているのではなく、体験として自分の体に根付いている状態です。 いくつか例をあげ

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#猥談バー がコミュニティ作りの参考になり過ぎた話

先日、猥談バーに行ってきました。 猥談バーは、エロデューサーの佐伯ポインティさんが企画している、月1〜2回のペースで開催されるイベントです。 実際のバーを貸し切り、「猥談・下ネタOK」というルールのもと飲みます。 私が参加した理由は「人の猥談を聞くの好きだから」という単純な理由もありつつ笑 この佐伯さんが作っている猥談を中心としたコミュニティの熱量やコンテンツ力の高さにメチャクチャ興味があったのもありまして、過去2回行かせて頂きました。 その結果「ちょっとこれはコミ

結婚式と家族と障害とデザインの可能性について

こんにちわ!GWも残すところ2日。 今日は、いつもと変わって家族ネタを書いていきます。 先日5月1日が結婚記念日で結婚してから2年目となりました。 結婚式は少し遅れて5月に挙げたので、今月でちょうど1年となります。 結婚式の振り返りをまとめたくなってきた来週には親友の結婚式があったり、GWに結婚式場で1周年の食事をしに行くことになっていたりと、結婚式のことが懐かしくなってきた今日この頃。 自分たちの結婚式のことなんて誰も興味ないと思いますが、言語化して残しておきたい

プロダクトとして「近くにおいときたい」と思うか

最近作った本は、できてみたら今まで作った本の中で一番美しい本になった。 カバーには、ウィリアム・モリスの柄をイギリスのV&A博物館から貸していただき使わせてもらった。 デザイナーさんは、石間淳さんというオーソドックスな美しい装丁がお得意な方。石間さんがデザインされる本の明朝体の美しさがすごく好きで、この本のデザイナーさんは石間さんしかいないと思って初めて依頼をさせていただいた。 この本、365ページ以上あるのでとても重く、ページあたりの文字もけっこう詰まっていてなかなか

セレンディピティによる豊かな日常

セレンディピティという言葉があります。 セレンディピティ(serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。(引用元:Wikipedia) この言葉、UXデザインやマーケティングの世界でもたまに使われます。 求めているサービスやプロダクト、あるいは情報を探していく過程で、別のものに気付く

登壇初心者が300人の前で自信もって話すために越えた壁-CSS Niteの舞台裏-

こんにちは。まちえり(@macheri_me)です。 ご縁あってAdobe XDの大規模なイベントCSS Nite LP57「All About XD」に登壇しました。今回の記事では登壇初心者がプレゼンを苦手克服するために2ヶ月半何をしたのかの方法についてご紹介します。(※再演版もあるため、内容については触れていません) 今回の登壇にあたり、私自身克服しなければならない課題がいくつかありました。まず1月に人生初の登壇をしたときの様子はこんな様子でした。 crash.ac