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黒澤友貴の日報

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マーケティングの仕事をしたり、NPOの仕事をしたり、北欧に視察へ行ったり…領域を越境しながら生きている中での学び・発見を書いたことのまとめマガジン
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2019年2月の記事一覧

登壇する時に僕がしている33のこと

慣れている人にとっては当たり前のことですが、それまでは事故りやすいので、まとめてみました。 依頼いただいた時(引き受けるか判断する段階) 1.「イベント趣旨と依頼理由」を確認する 何を狙いとしたイベントなのか。終わった後に参加者がどのような状態になっていればいいのかを確認します。単に有名企業だから依頼しているんだろうなということや、イベント趣旨によっては「なんで僕に依頼したのだろう?」というものもあるから。 2.「イベント名」を確認する そのイベント趣旨なのに、こういう

企画力よりも大事な「継続力」

編集者という職業にとって、「企画」ほど大事なものはない。 就職してからずっと、企画力をどうやって磨けばいいのかということを考えてきた。もちろん、今もずっと考えている。 書店へ行くと、企画関係のビジネス本が大量にある。誰もが企画力を鍛えようと躍起になっている。ネット上でバズれば、インフルエンサーへの道が拓けると夢をみている。 『モーニング』の編集者だった時、新人漫画家が雑誌の誌面を勝ち取るためには、ホームランが必要だった。いきなり売れそうな臭いのする企画を唸りながら考えて

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日経新聞を味わい尽くす!

みなさんは日本経済新聞(以下、日経新聞)を活用できていますか? 今回の記事では、現役日経記者の方から伺ったお話と、日経新聞購読歴15年の私の経験を基に、 日経新聞を味わい尽くす5つの方法 をご紹介します。 2019/2/27追記 2/17~2/24のCOMEMOの人気投稿ランキング第7位に選ばれました! 2019/2/21追記 このnoteが日経電子版に掲載されました! ここから本文 1.日経新聞にコラムを書く まず最初に、日経新聞、究極の活用術です。 それは、

「ビジョナリー・カンパニー」の壮絶な内容を知らずして組織運営の基本は理解できない

大抵、どんな企業に勤めていても「企業理念」や、それに基づく採用、人事や給与の評価、昇進の決定といった話は、多かれ少なかれ、聞いたり、仕事上で意識したりするもの。その中には「企業理念なんて建前であって、利益をちゃんと上げることの方が、よほど重要」と感じたり、「ビジネスモデルが優れているとか、有能な経営者がいるとか、そういうところで勝負が決まる」と思う方も、少なからずいらっしゃるでしょう。 一方で、組織を経営する側、あるいは経営企画や人事部など、組織設計を行う側の考えている「企

『ふりかえり』が開発チームを強くする

ハンズシェアでは2週間のスプリントを切りスクラムを組んで開発をし、スプリントの終わりにふりかえりをしています。『アジャイルレトロスペクティブ』を読んでふりかえり手法を改善した取り組みを紹介します。 これまでの『ふりかえり』これまでスプリントレトロスペクティブ(ふりかえり)をKPTのフレームワークを使い改善を行ってました。 KPTとは、Keep/Problem/Tryの頭文字を取ったもの 1.Keep(良かったこと、続けたいこと)を出す 2.Problem(問題、開発の妨げ

一日6時間労働で成果を出すための6つのテクニック

slackやスマホ、1時間単位での会議などで会社の自分の時間は細切れになり、集中力は削がれまくる。これはハイパー・レスポンシブ(即座に反応してしまう)状態になっているということだ。 一旦落ち着いて、自分のやるべき仕事と、そうでない仕事を整理して、それに集中して取り組むことができなければ、良い成果を生み出すことはできない。 この記事では、それを実現する6つのテクニックについて触れている。 1.優先順位を定める パレートの法則に従い、従業員の強みとチームの目標に見合った、価

アートから学ぶ「ものごとの見方」を変える3つの方法

「これまでの常識が通用しない」というとき、ぼくたちは新しいやり方を考えなければなりません。今日は、アート作品を見ることでものごとの見方や考え方を変える方法を学ぶことができるという話を書きます。 1. 物理的変化:場所を変える 1つは、物理的に場所を変えてしまうことです。リゾート地に旅行に行くといつもとは違った服装になったり、いつもとは違った行動をしたりします。そんなふうに、物理的な移動は、ものごとの見方も変えることができます。 文化人類学などを背景に持つ作品は、アーティ

マーケターが若者を理解するために取るべき行動とは?大掛かりなリサーチの前に、まず使ってみよう

若者の消費者行動を理解しようとする動きが盛んになっていますね。 こちらの記事は昨日に話題になっていました。 消費者行動は観察から理解できるのか?記事内では、エスノグラフィックリサーチ(観察手法)の結果から見えてきた可能性について紹介されています。 内容は素晴らしかったのですが、記事内容からふと思ったことについて書きます。 エスノグラフィックリサーチも有益ですが、一番大切なのは実際にユーザーになり使ってみることだと思うのです。 エスノグラフィックリサーチは、もともと文

「どんな仕事」をするかより、「どう仕事」をするか。

会社員を辞めて、5か月が過ぎました。 ここ数日、ようやく「働くこと」という言葉の周りにあった霧が、少しずつ晴れてきたような気がしたので、その過程を残しておこうと思います。 わたしはTwitterの肩書きに「ゆるフリーランス」なんて書いてあるけれど、人がイメージする、いわゆる「フリーランス」とはちょっと違う感じで生きています。 そもそも、フリーランスと名乗っているのは、ただ単純に「一つの企業に属して安定してお給料をいただいている状態ではない」という”記号”として分かりやすい

新興メディア「Axios」に学ぶ“スマートな簡潔さ”

「Mic」や「BUZZFEED」、「VICE」など、大手メディアが従業員を大量に解雇するニュースが相次いでいる。 そんななか祝祭ムードに包まれているメディアがある。2周年を迎えたニュースメディア「Axios」だ。 同メディアは、2017年、「Politico」の設立者であるJim Vandehei氏、Mike Allen氏、Roy Schwartz氏がローンチした。 彼らが掲げるミッションの一つに「Smart Brevity(スマートな簡潔さ)」がある。一つのコンテンツ

オウンドメディア運用に必要な組織文化をメルカリから学ぶ

そもそも「毎日なにかあるでしょう」みたいな、ネタが豊富な会社なので、逆に言うと毎日言うことが無くなったらあんまり魅力的じゃないというか、誰にとっても昨日と同じ今日みたいな感じに見えちゃうので、そういうところはできる限りやっていこうかなと思ってますし、止めるタイミングが来たら多分スパっと止めると思います。 メルカン歴代編集部員が集結。今までのすべてを明かすミートアップレポートを公開 オウンドメディアの代表例-メルカン オウンドメディアの成功事例として紹介されることが多いメルカ

マーケティングをシンプルに考えよう

マーケティングとは何か? この質問に対して千差万別の答えが返ってきそうです。 マーケティングは販売を不要にする。byドラッカー 最近感じていること。 マーケティングが複雑化し過ぎていて、やけに難しくなっているということ。 マーケティングの手法は山のように出てくるし、新しい言葉が次から次へと登場します。 で、結局マーケティングの仕事、マーケターの役割とは何なのか? 最近シンプルに考えることば全てだと考えるようになりました。 マーケターの役割マーケターの役割って、