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黒澤友貴の日報

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マーケティングの仕事をしたり、NPOの仕事をしたり、北欧に視察へ行ったり…領域を越境しながら生きている中での学び・発見を書いたことのまとめマガジン
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#日記

自分のアイデアにお金をつけること

「まずはスモールスタートで動きましょう」 最近は、「スモールスタート」という言葉に注意をするようにしています。 スモールスタートが悪いわけではないです。 まずはやってみる、作ってみる、顧客にぶつけてみるは大事。 でも、まずは無料でできる範囲で… は、"そこそこ"の動き で止まってしまうことが多い。 アイデアを思いついたら最初にやりたいこと ・いくらのお金を投資する覚悟があるのか? ・いつまでにどれくらいの規模に持っていくのか? など 特に、最初に「予算をつける」っ

自分の仕事に「健全な怒り」はあるか?

最近は、アート思考とは何かを考えています。 自分の頭の中を整理するために書いたnoteがこちら。 もう少しアート思考について深掘りしていきたいと思います。 「アート」ならではの思考とは何か?アーティスト特有の思考って何なんだろう・・・と考えているのですが、一つに「怒り」の感情があるのではないかと考えています。 アーティストは怒りを内省して表現につなげる どういうことか? 例えば、ベートーヴェンは、難聴の苦しみや、当時ヨーロッパ全体の自由を抑圧する空気感への怒りから、

情報との接し方

情報をどこからインプットして、どのように編集して、アウトプットを出すのか。 これが仕事の基本。 情報との接し方は自分の型をもっておけると仕事の生産性は上げやすいと思っています。 こちらは自分が情報をインプットする際に意識している型みたいなものをマインドマップでまとめたものです。 デスクトップリサーチは基本の型を抑えつつ、自分なりにオリジナル情報源を持つことが、良い仕事につながるのだと考えています。 オリジナルの情報源とは1次情報のこと。 誰かが言っている情報ではなく

マーケティング思考とデザイン思考とアート思考の違い

最近、○○思考がたくさん出てきている。 最近流行っているもの順番で整理すると、 アート思考、デザイン思考、マーケティング思考・・・という流れだと認識しています。 気になるポジショントーク・・・ ・マーケティング思考ではダメだ、デザイン思考だ! ・デザイン思考ではダメだ、アート思考だ! といったように、○○思考のポジショントークが繰り返されているように感じています。(トレンドがあるのは普通なので、これが悪いとは思っていませんが) では、それぞれの思考をどう扱うと良いのか

1次情報と強制的に向き合うこと

最近は、1次情報の取り扱い方を意識するようにしています。 社会人になると(もしくは学生の時でも)1次情報に当たって判断をしなさい、と一度は言われたことがあるのではないでしょうか? しかし、意外と1次情報に当たって判断をしている人は少なかったり、当たっていても少しだけ・・・となってしまっている人は多いと感じています。 そもそも1次情報とは?こちらの川手さんのnoteにわかりやすくまとまっています。 一次情報とは、自分が情報源である情報のことを示します。 一次情報を取得

大きな問いをもった仕事

今日は大袈裟なタイトルになってしまいましたが、忘れてしまわないようにしたいことについて。 大きな問いをもって仕事ができているか? 歴史に名を残しているアート作品、デザイン、成長している企業の戦略の裏側には、「大きな問い」があると最近感じています。 全ての人が問いをもって仕事をしていると思います。 ・なぜ、この課題が解決されていないのか? ・どうやってこの課題を解決できるのか? ・誰に伝えると良いのか? etc 問いをもって仕事をすることが大切なのは間違いないですが、

観察力とは、違和感に気づく力

最近は、「観察力」を高めることが個人的なテーマであり、関心ごとになっています。 なぜ観察力に注目しているか? フレームワークやデータと向き合って分析をすることだけでは、今までにない新しいものや、違いをつくるアイデアは生まれにくい・・と感じることが増えたからです。 最近読んでいる知覚力を磨く――絵画を観察するように世界を見る技法によると、人が考える基本プロセスは、 ①知覚→②思考→③実行 この3つに分けられると紹介されており、思考する前段階の、何に疑問を持って掘り下げよう

Slackは、なぜ優しいアップデート文章を書けるのか?

毎日暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?夜はちゃんと眠れていますか?こまめな水分補給も大切ですし、野菜もたっぷり摂りたいところです。あ、何の話をしているかと言うと、今回特に大きなアップデートがなかったものですから、このノートが皆さん自身やご家族・ご友人を気遣う機会になればと思いました。元気に夏を乗り切れるよう、自分をケアする時間をちゃんと取ってくださいね。 この文章は、Slackのアップデート文です。 とても遊び心と優しさに溢れている。 Slackの素晴

自分の消費体験をトレースすること

ここまで自分自身の心のツボを見つけるスキルを磨く方法を紹介してきました。心のツボを探り当てるには、1人の客としての自分の行動や感情、意識に目を向け、克明に再現すること、これらを生み出す自分の心理を深く理解することが欠かせません。一流のマーケターになる前に必要なのは「一流の消費者」になることなのです。 鹿毛康司さんの著書「心」が分かるとモノが売れるからの引用です。 こちらの書籍は、最近読んだマーケティング関連の本の中でも、ダントツトップで心に響きました。 マーケティングの

良いアイデア=自分の脳のフル活用+他者の脳のフル活用から生まれる

今日は、発想を広げるための方法論や思考について考えていきます。 NIKKEI STYLEにデザイナー佐藤可士和さんの会議術について書かれた記事がありました。 僕の場合も、クリエイティブなミーティングに限らず、ほとんどの打ち合わせがブレインストーミングだといっても過言ではない。というより、すべての打ち合わせを自分でブレインストーミング的なものにしてしまっている、といえるかもしれません。 リモートワークが増え、会議が増えた・・という人も多いのではないでしょうか? 自分は確

マッキンゼーの本気レポートからの学び-不確実な時代の戦略思考について-

コロナ不況に関しては、先が見えないため、あらゆるメディアがたくさんの情報を流して、何を信じていいのかわかりません。 昨日にツイートしたのですが、マッキンゼーが出しているレポートが素晴らしく感動しました。 そうか、グローバルに展開するコンサルティング会社は、一流のリサーチ部門をもっており、有益な情報を発信している。 信頼できるコンサル会社のリサーチは、何か迷ったら参照するべし! と再認識しました。 仮説 マッキンゼー以外の他のコンサルティング会社も当然リサーチに力入れ

不況で伸びているブランドは不況前から準備をしていたはず

コロナが落ち着く気配は今のところありませんね。 最近、不況に強い企業に共通していることは何か? とずっと考えています。 こちらの記事を読み、当然そうだよな、でもできなかったよな、と考えさせられました。 記事の内容は、ケンタッキーやマクドナルドがコロナ不況の中でもデリバリーを中心に業績を伸ばしているとのことです。 ケンタッキーは、前年同月比13%増。 なぜケンタッキーやマクドナルドは不況でも順調なの?たまたまでしょ。というコメントがNewspicksにも多くありました

継続のコツはやらないことを決めること

今日、「継続」をテーマに才流の栗原さんと対談をしました。 この対談で話していないけど、後から考えると自分が一番意識していることをnoteに書いておきたいと思います。 自分が継続力があるとしたら、これを意識しているからだと思っています。 やらないことを決める 当たり前ですいません。 でも、これは本当に大切だと思ってます。 時々、「すごくストイックですよね」と褒めて頂くこと多いのですが・・・自分はそんなことないですよ。 昼寝したいし、Netflixでテラスハウスをず

ルーチン設計の先にある自分と他者の変化を想像すること

時々、継続力あるね、ストイックだね。 と褒められる?(ただの真面目だよねと言われているだけかも)ことがあります。 今日は、ルーチンをつくって継続するためのポイントについて書いていきます。 自分でも毎日やることを決めて習慣化すること、つまり「ルーチン設計」は強みだと思っているので。 ルーチン設計のポイント×3ルーチン設計のポイントを言語化してみました。 自分の場合は、この3つのプロセスを意識しています。 ⑴毎日続けることを決める ⑵継続する中で自分が変化する姿を想像す