フリッパーズの3枚

今日はフリッパーズ・ギター特集です。

最近フリッパーズ・ギターのアルバムを全て買いました。フリッパーズ・ギターは、

小山田圭吾(vo,g)と小沢健二(g,vo)を中心とするユニット。元々は5人組のバンドで活動していたが、1stアルバムを発売した直後に残りの3人が脱退し、小山田と小沢の2人編成となった。1989年から1991年までの約2年という短い活動期間の中で、3枚のオリジナルアルバムを残した。

…といったところですかね、ざっと説明すると。
まあ音楽性なんかはアルバムごとに変わるんで後々ね。では。

①three cheers for our side ~海へ行くつもりじゃなかった~

全曲英語詞&5人組バンド時代唯一の作品にして、フリッパーズ・ギターのデビューアルバム。音楽性的にはどこのレビューでも言われてるようなアズテック・カメラやモノクローム・セットからの影響モロな感じのギターポップ。なんとなく聴いた感じはフリッパーズのアルバムの中で一番爽やかなアルバム。ぼくの一番のお気に入りは「さよならパステルズバッヂ」。PVもとってもいいんだけど、出だしの歌の部分だけちょっと聴いただけでは調がわからないくらいに気だるい小山田圭吾のボーカルとそれにハモる小沢健二の歌声が素敵です。

②CAMERA TALK/カメラ・トーク

フリッパーズ・ギターは一癖も二癖もあるバンドだけれどもこのアルバムが好きな人はとっても多いと思う。やっぱり世紀の名曲「恋とマシンガン」が収録されているし、爽やかさでは1stに勝てないけど、おしゃれさではボロ勝ちしてると思う。このアルバムは本当に聴きやすいと思うしフリッパーズ一番最初に聴くなら絶対的にこれだと思う。ぼくの一番のお気に入りは「ヘアカット100」。こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、大江千里っぽい。とってもポップで分かりやすくて…、でもフリッパーズ感は大いにあるっていうちょっと不思議な曲。「ビッグ・バッド・ビンゴ」も好き。

③DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界搭-

90年代の日本のロック界を代表する最大の問題作にしてフリッパーズ・ギターのラストアルバム。これも色んな所で書かれてますが「カメラ・トーク」なんかでやってた、ネオ・アコ、ジャズ、ギター・ポップ的な音楽を捨てて、当時イギリスで流行ってたマッドチェスターやシューゲイザー等の要素を取り入れて作られたアルバム。だからそういう観点からいくと、マイブラやストーン・ローゼス、プライマル・スクリームの「スクリーマデリカ」なんかが好きな人はこのアルバムが一番好きかも…。サンプリングやり過ぎて再発できないっていう話もあったり笑。何かと問題作ですが、最初聴いたとき「?」でも、後々じわじわ来るのはこのアルバムかもしれません。

という感じでフリッパーズ・ギターもう少し聴き込んでいこうと思います。また時間があったら同時に購入した、レアトラック盤、ライブ盤についても書きたいと思います。

(画像はジャケ写、左「海へ行くつもりじゃなかった」、右「ヘッド博士の世界搭」。)

(3枚並べて撮ろうと思ったのですが友達にカメラ・トークを貸してたので撮れませんでした。ゆえカメラ・トークはご覧の画像です。)

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