私がエレキ・ギターを始めた理由
いつか、エレキ・ギターを弾いてみたいと思っていた。
いつか触ることができると漠然と思っていた。
でもそんないつかは永遠に来ない。
このままでは、死ぬ時にエレキ・ギター弾いてみたかったんだよね。とポツリと言い残して死にかねない。
子どもたちがお母さんらしいねと言って笑うだろう。
最後の言葉は、家族みんなに「ありがとう。思い残すことは何もないよ。」で締めくくりたい。
そうです。死ぬ時に後悔しないためにエレキ・ギターを手に取ったわけです。
弾きたい曲は特にないし、好きなギタリストも特にないし、好きなリフも特にない。
強いて言えば、チャック・ベリーの「ジョニービーグッド」のイントロが弾きたいのとドゥビーブラザーズの「Listen to the music」のカッティングが弾けるようになりたいことくらい。
クラシックギターを練習している時にこの1ヶ所だけがどうしても弾けない、音が出ないという曲があって、「カヴァティーナ」なのだけど、
最初の3小節目でこける曲。でもその後はなんとかなる。こんな曲はもしかしたらエレキ・ギターだったら弾けるかもしれないと思っていたのである。考えが甘いだろうか?
そんなクラシックギターで弾けなかった曲を片っ端からエレキ・ギターで弾いてみたいのである。
バカな考えなのはわかっている。
誰に聞かせるわけでなく、ただの私の遊びだから許してほしい。
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