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積読

残暑って10月まで続くようになったんだっけ。
9月に入った時には突然に秋を感じたのに。
またまだ暑くって仕方ない。

 

クーラーをつけたいのにリモコンが見当たらない。リモコンを探していたら汗だくになって疲れて休憩。ふう。と本棚に目をやると

積読された本の中に
「夏への扉」があった。


いつか読んでみたいと買っていたけれど、ゆっくり時間がある時に。そうして積読コーナーに仲間入りしていた。

リモコンが見つからないせいで、暑くて直ぐには眠れそうにないし。
夏が終わる前に読んでおこう。

夜風が吹き込んでくる方の窓際に移動して、
ベッドの隅っこに座って読み始めた。

1956年のSF小説。
主人公は発明家。
家事を助けてくれる道具が沢山出てくるんだけど、あー、これは今のあの勝手に部屋中を掃除してくれるものだ。
あー、お手伝いロボット。子守用の見守りセンサー。
おー。大体その通りになってるなんて思っていると、
ビジネスパートナーに発明を奪われたり、恋人に裏切られたり。
絶望しかないこの現在から、いなくなって未来に目覚める冷凍睡眠を試みる。

そこから話はどんどん進んでいくんだけど、

SF小説といっても
まるで異空間というわけではなく、日常の悩トラブルをタイムトラベルしながら解決していくからすっごく楽しい。タイムトラベルといえば、
「バックトゥーザフィューチャー」
私あの映画が好きなんだよね。
本を読みながらチラチラと思い出す。

そして最後も良かった。
絶望してい主人公が現在の生活をこよなく愛して
本のカバーやタイトルのように希望を感じられる。 

「誰がなんといおうと、
世界日に日に良くなりつつあるのだ。

人間精神がその環境に順応して徐々に環境に働きかけ、両手で、機械で、かんで、科学と技術で新しいよりよい世界を築いてゆくのだ。」

コロナ禍から抜け出していくこの時期に読めてよかった。お時間ある時にどうぞ^_^





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