舞台において
衣装も大切な役割を果たしているということを認識して頂きたいと思うことがある。
労務費も出ないほどの製作費
プランニング代はいただいていないにも関わらず
衣装は儲けていると
あちらこちらで言われる事に
残念さを覚える。

メイキングとか製作秘話は
本当は見せる必要はないとずっと思っていた。

でもその部分が見えていないのに　
"高い高い"と言われる事に疑問を抱いて5年。

モノ創りについて黙っていても
出来上がったものを見れば
想像はつくだろうと思っていたが
身近なところでは
そうではない事を思い知り

大人のクリエイターとして
きちんと発信していこうと思い始めたその頃は
想いを伝えていけば…と。

資材も電気代も上がって
人件費も上がる中
衣装費は
『予算がないので』が通常運転。

本当に予算がない場合は
みんなで頑張れば良いし、こちらもわかる。
次は全セクションが予算通りで作れるように頑張れば良い。

ただ忖度事情を感じてしまって
さらに衣装は儲けていると言われていることを知ると
一緒に一つのコンテンツを創り上げていたと思っていたのに…という残念な思いが込み上げる。

夢の世界は夢のままで良い
それが夢を届ける事だと思っていたが
製作しているスタッフの現実は
夢のままにしてはいけないと思い始めた。

この半年で
新朋子の苦渋の決断は
容易ではなかった事を
いつか話せる日が来るまで…

今まで携わった衣装製作の秘話を発信していこうと思う。

そのしんどさに辞めていったスタッフたちの名誉のためにも…

株式会社コモで衣装製作に携わったスタッフは
みんなガムシャラに
ただガムシャラに頑張りました。

それは弊社が携わった全ての作品の衣装に注目していただければ感じていただけるかと！

ずっと変わらず応援してくださる皆様
新しいコンテンツで
知っていただける皆様には
いつも励まされています。
皆様の声が我々の頑張る活力である事は間違いありません。

文字にすると……
でもやっぱり
いつも応援本当にありがとうございます！

株式会社コモ
代表取締役
新朋子