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ともこ@住宅ライターができるまで

もともと住宅を専門にしていたわけではない。

かれこれ8年前のことです。会社員時代、トータルで5年くらいタウン誌と住宅誌の営業をしていた私( @writertmk )が、ノリで「フリーライター」になった。文章そこまで得意じゃないけど、雑誌づくりのことは知ってるから。

始めた頃は、営業脳から編集脳に切り替えるのに時間がかかった。セールスじゃなくてコンテンツ。でも、今ではどっちもできるって強みになってるかもしれない。

ライターは、色んな人に取材ができるので、とにかく勉強になる。これはかなり役得だ。あとは、色々と働き方考えたらフリーかなってことで今まで続けてきた。

当初は仕事がくるのが嬉しくて、グルメもファッションも観光も住宅も「なんでもやりまっせ!」というスタンスだった。住宅は少々マニアックだから、書ける人が比較的少ないとされているジャンルだったので、住宅5:その他5の割合で受けてた。今は8:2といったところ。

まぁ、住宅は、おもしろい!

まず、堂々と赤の他人の家に入ることができて、あれこれと聞くことができる。それが仕事なんだけど。

一般的に「人生で一番高い買い物」と言われているのが家!その家をつくるためのメディアに携われるのは、ずいぶんと重みがあり、そこにやりがいを感じている。

とは言っても、家ばかりだと頭が凝り固まってしまうので、色んなことを経験して、それを住宅ライターのポジションに生かしている。つもり笑

ライターのギャラに関しても、始めのうちは「そういうものなんだ」と思って疑問を持たずにやってたけど、その行為がライター市場の価格破壊を起こしていたんだと今更気がついた。どの業界も、現場が叩かれるものなんですかね。

っと、その話はまたにして、やっぱり「住宅を専門にしよう」ってなったのには、理由がある。

去年の夏、仲のいい友人が注文住宅を建てたのだけど「暑い」と言っている。

私「なんで?どゆこと??」

新築なのに、なんでそんなことが起きるのか不思議でならなかった。

ちょっと聞いてみると

「西日が入ってきて、暑いんよ。うち、高気密とか高断熱じゃないからねー、仕方ないか」と言う。

私「いや違う。仕方なくない!設計の問題だと思う!気がする。」

と、心の中で思ったけど、それを友人に言うのはどうかと思った。その家のために、何十年もローンを組んでいるんだ。今更そんなことを言ってしまう方が酷である。

つい先日も、「お風呂が寒いんよ、失敗したー」

と言っていた。設計事務所に頼んだと言ってたのに・・・私にはもうその話しんどすぎる。

そして思った。

友人が施工会社を決めた時、なんでもっとお節介を焼かなかったのか。

打ち合わせも楽しそうだったし?近所にいるわけでもなかったから?

だとしてもだ。心底、後悔した。

じゃあ、何とツッコミ入れたら良かったのか。住宅雑誌に書いていあるような知識はもちろん頭に入っているけど、「こうだよ」って的確な助言ができるまでには、自分自身なってないような気がした。

これが、住宅を専門にしようと思った理由だ。

怒涛のインプットが始まった

「家づくり学校」の勉強会に参加したり、一般向け、プロ向けの書籍を読み漁ったり、住宅取材の時は工務店につっこんだ質問をしたりして、今の住宅業界について把握することに努めた。

なかでも「省エネ建築診断士セミナー」に参加した時は、先生方の話が難しすぎて何回か頭がパンクした。それでもなんとか、プロに混ざって最先端住宅についてのレクチャーを受けてきた。

そんな感じで、友人のような事件がこの世からなくなるように願いを込め、

家づくりで後悔する人ゼロキャンペーン

やっている、ともこ@住宅ライターです。これからたくさんアウトプットしていきます。どうぞよろしくお願いします。





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