トモティス

アラサー金融系営業ウーマン。好きなこと☞休日にカフェで小説を読む時間、心ゆるした友人…

トモティス

アラサー金融系営業ウーマン。好きなこと☞休日にカフェで小説を読む時間、心ゆるした友人と囲む美味しいごはん、誰かの大切にしているモノについての真剣な話を聞く時間、1日頑張って働いてストレッチしてリラックスしてベッドに潜った瞬間。

最近の記事

映画「すばらしき世界」を観て。(ネタバレ含む)

今年はなるべくいろんなレビューを残していきたいなと思っています。 めずらしい火曜日の祝日。 前日に夫と話していて「早い時間で合えば映画を観ようか」とのことで、夫たっての希望でこちらを(私としては、菅田くんと有村架純ちゃんの映画を観たかったのだが)。 下町で暮らす短気な性格の三上(役所広司)は、強面の外見とは裏腹に、困っている人を放っておけない優しい一面も持っていた。過去に殺人を犯し、人生のほとんどを刑務所の中で過ごしてきた彼は、何とかまっとうに生きようともがき苦しむ。そ

    • 真夜中の彼らとの営み

      それは夜のコンビニで彼らを選ぶ時から始まっている。 疲労が溜まって心の底から癒しが欲しい時は、濃いブラウンカラーで豊潤な甘みを醸し出す、アイツ。 ソファでゆっくり夜ふけの読書を楽しみたい時は、開いた瞬間美しい桜色で私を迎え入れてくれ、まるで少女のような雰囲気のあの子。 なにかものすごく達成感にあふれて、自分を褒めてあげたい時は、純ジャパニーズ濃緑で堂々としたイデタチの、渋味のあるあのお方。 彼らはその日ごとの私の状況によって、それぞれの特徴を生かしていつも私の心を満た

      • 売れないからダメなのか?いや、お客さんを幸せにしてないからダメなんだ。

        営業マンたるもの、数字を達成してナンボだし、売ってナンボである。 我ら営業界においては、売っている人間が偉い、売れてない人間は存在価値なし、という雰囲気が少なからずある。いや、もちろん経営サイドからしたら、営業マンには売ることしか求めてない、そう言われればそうですねとしか言えないのだけれど。 でも、一方で、「売れないひと」に、本当に価値はないのか。売れてない営業マンだって、入社してこのかた一度も売れていないかというと、そうではないはずなのだ。 たった一人のお客さんに任せ

        • いつか思い切り笑えるその日まで。

          どんなに笑い転げるほどおもしろいことがあっても、 どんなに売れてる芸人が出ているお笑い番組を観ても、 どんなに愛する人と幸福感にあふれる時間を過ごしても、 私はとても、嫌だった。 思い切り笑顔になれない自分が。 本当は、かわいいあの女性タレントみたいに、くっしゃくしゃになって思い切り笑いたかった。 でも、絶対に笑えなかった。 どうしても笑いを堪えきれない……というときは、仕方なく両手で口を塞いで、思い切り笑ってやり過ごした。 それくらい、嫌だった。 思い切り笑う

        映画「すばらしき世界」を観て。(ネタバレ含む)

          雨ニモマケズ、風ニモマケズ、父と母の教え。

          「家族団らん」「家族仲良し」こんなワードにずっと憧れを抱いていた。 物心ついてからの私には、家族揃ってのごはんや、家族全員での旅行というような、いわゆる「家族団らんといったらこれ」という心温まるひと時の記憶がほぼ皆無だ。決して親に虐待を受けていたとか、両親が不仲だったわけではない。 たとえば唯一のきょうだいである姉とは6歳離れており、私がようやく姉の遊び相手としての人間レベルに到達する頃には、姉は姉で学校や近所に作り出した「お友達コミュニティ」を毎日謳歌していた。6歳差な

          雨ニモマケズ、風ニモマケズ、父と母の教え。

          情報疲れしてきたかも?の話。

          今日は午前中から太陽の光を浴びるぞ、 と決めて、レンタサイクル「ちよくる」で 皇居サイクリングを。 美しい木々や季節の花、 一面に広がる緑色の世界に心が澄まされる。 (危なくない程度に)目を閉じて鳥の声や 風の音を感じると、日々自分がいかに たくさんの刺激的な情報にまみれて 勝手に不安や不満を作り出しているかと いうことに気づかされる。 自分の人生 前代未聞レベルで こうも長い時間在宅していると、 手が空くたびにSNSやニュース速報を 必要以上にチェックしてしまう。

          情報疲れしてきたかも?の話。

          聞くひとの態度の話し。

          例えば私が、あるセミナーに参加したとする。 そのセミナーの質って、一体何で決まるんだろう。 講師のスキル?経験?実績? もちろんそれも大事な要素かもしれない。 でも、じつは受講者の態度がものすごく大事。 講師も人間だから、全く同じセミナーでも、受講者が積極的な態度で参加してくれば「もっと良いものを届けたい」と前のめりになる。 (プロとして最低限の内容は全ての受講者に届けるという大前提。プラスアルファの付加価値の話) より良い学びを得たければ、積極的かつ肯定的な態度で

          聞くひとの態度の話し。

          ほんとうの友だち。

          本当の友達って何だろう?と、最近よく考える。 自分が全てを失ったとしても、ただただ隣にいてくれる人。 果たしてどのくらいいるだろうか。 どんなに他人には理解され難いことであっても、 本気で一緒に喜んだり、怒ったり、泣いたりしてくれる人。 耐え難いほど辛い状況にいるとき、何も聞かずに抱きしめてくれる人。 子どもの頃は、大人になればなるほど、できることも増えて、強くなって、 怖いものなんてなくなってくる、そう思っていた。 しかし実際は、大人になればなるほど、いろんなしがらみや

          ほんとうの友だち。

          映画「楽園」を観て。

          吉田修一さんの「悪人」「怒り」がとても心に残っていて、前情報無しで予告だけ観て、観ようと決めた本作。 綾野剛の演技がもう圧倒的すぎて、胸を鷲掴みにしてくる。この映画で彼に対する敬愛がますます深まった。佐藤浩市、柄本明らベテラン俳優の「哀しみ」「怒り」の表現力は素晴らしいの一言で、杉咲花は「湯を沸かすほどの熱い愛」でとんでもない若手女優って思ったけどやっぱり凄かった。 観終わった瞬間から、「で、あなたはどうするの?」って厳しい問いをずっと投げかけられてるような気分が良くも悪

          映画「楽園」を観て。

          2020年、noteをはじめます

          長らく閲覧専門だったnote。 今年は自分でも気ままに書いてみようと思い、まずは新年の挨拶的なものをFBに投稿したので、それをこっちでもすこし編集してみました。 私の2019年は本当に濃密で、どれくらい濃かったかというと、いま私の目の前にある、スタバの飲み物 “ 抹茶ティーラテ/抹茶パウダー多め/シロップはモカシロップに変更 ” に匹敵、いやそれをも凌ぎ倒すくらいの勢いだったなぁと思う。 いちばん大きかったのは、親に対しての想いの変化だ。 私はこれまでの人生において、

          2020年、noteをはじめます