幼児生活団の展覧会 ー 私の子育ての原点を巡る

日本一周の船旅では、ピースボートに前泊しました。
子どもがある程度大きくなってるとは言え、乗船日の朝9時に東京港集合というのが早かったからです。

前泊することになったら、たまたま次女が通っていた幼児生活団の展覧会が池袋であり、私が東京がいる日程に重なってると知る。

ちなみに、幼児生活団とは…。
日本で初めての女性ジャーナリスト・羽仁もと子が、自分の子どもを通わせたい幼稚園がなくて、作った幼児教育の場です。幼稚園とはまったく違うカリキュラムや運営方法なので、幼稚園とも言えないし、保育園とも言えない。人に説明する時は、「幼児生活団」と言って、説明するしかなく、なかなか人に説明するのは難しい。
詳しくは、HPをご参照ください。(投げた。)

ということで、旅に参加することになった父も流れで、生活団の展覧会に参加することになったのだ。父からしたら、旅の前に何のこっちゃでしょうね。

旅立ちの日の朝。
7時半前に家を出発。バスでは、皆出勤の中、荷物からして明らかに私たちは旅行で、「ごめんなさいねー」という感じ。
と思ったら、長女の幼稚園の時のママ友親子が。聞けば、友達やいとこが来てて、キャンプに行くらしい。なんか、親近感。

旦那さんは、午前半休を取って、新大阪まで見送りに来てくれました。
私の父とは新大阪で合流。
旦那さんは、新幹線が出発する前、子ども達にいつまでも手を振ってた。
旦那さんが背中押してくれたとは言え、3週間もだもんな。

東京に着いたら、池袋へ。
駅を出る前に、北海道で使うノロッコ号のチケットを発券。

こんなに選択肢が出て来て、焦る。
父は私任せだったけど、高齢者にこんな発券、めっちゃ無理だろうなぁ。

えきねっとで購入したチケットを発券

この後も、どのサービスのチケットか、受け取り方法は?(クレカorQRコードor受け取りコード)など出て来て、これは難しい……。4人で往復で出て来たチケットが16枚!乗車券と指定席券があるからなんだけど、これはお年寄りには無理だ。私も、そんな若くなく、受け取りは現物だけど、スマホ使う人なら、チケットレスで済むんだろうな。

池袋から徒歩15分くらい。
来ました、「幼児生活団 そしてこれから」展覧会。

会場にもなってた、明日館(みょうにちかん)は、国の重要文化財にもなっている。生活団や自由学園の教育理念に共鳴した、アメリカの建築士・フランク・ロイド・ライトによる設計です。

父はそんな興味ないだろうに、付き合わせて悪いなと思ってたら、ここは休憩場所としての存在であるようだった。ま、自分なりに過ごしてくれたんなら、何より。

次女は、工作!
見ると、瓶や長い箱を使っての工作をしていたようなので、「これから3週間の旅行に行くので、あまり大きくないものでできませんか」と聞いた。

子どもの自主性を重んじる教育をしているところなので、「お母さん、大人の都合で制限してはいけません」とか言われたら、どうしようかと思ったけど、そこは事情を察してくれた。

完成品がこちら。


ほっとするかわいさ

関西から来てることを伝えると、西宮からT先生も来てると教えていただき、次女の4才組の時の先生にも会えた。

展覧会の一部から。

子どもにも謝るところは謝る・きちんと向き合う
やっぱそうだよなーと思わせてくれるのが羽仁もと子さんの教育方針

そう、私はこういう子どもとちゃんと向き合うところが、生活団で共感したところなんだ。

もともと、何の縁もゆかりもなく入ったのに、こんな風に東京の展覧会にまで来るようになるとは。

父は、前日から熱が出てたと言う。
待ってただけだけど、冷房で冷えたと言い、咳込んで来た。
前日まで、予定詰め込んだ状態だったらしい。勘弁してほしい。
これが、後々大変になって来るとは、この時は知らなかったのです。

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