【読書記録】「彼女は頭が悪いから」姫野カオルコ(文藝春秋)

*この記事はインスタにUPしたものの再掲載です。

やっと読み終えた。噂通り胸糞悪い小説だった。私にとっては、まず、被害者である美咲のような人の存在自体が信じがたいものだった。しかし実際の事件(東大生強制わいせつ事件)を元にした小説だから、実在するんだよね…

一言で言えば、人間の「自分より『頭悪い』『ランク下』とみなした人間に対する残虐性」について詳細に描かれている小説である。
これを読んだ東大の男性教授が物凄い感情的に怒っているのをnoteの記事で見て、

めずらしいな
と思って、逆に興味を持って読んでみたけれど、確かにこれは東大卒男性は、感情をゾワゾワ揺さぶられるだろうな、ということが書いてある。

東大男子に限らず、ハイスペ男性は、女性における美人と同様で、それで得する面もたくさんあると思うけど、あんまり「人として扱われない」面もあると思う。ハイスペ男性を「高機能ATM候補」として扱う女性もたくさんいるだろう。美人の女性は説明するまでもなく、いろいろ大変である。

男女問わず、例えば「使えそう」とか、そういう風に、人を「利用価値」でしか見ない人もたくさんいるだろうし、「使える」と思われた側も、不快な思いはありつつ、そうなれる自分、利用されながらも高い価値を持つ人間であることが、誇りである面もあるだろう。

そういう、人を「査定」したりされたりとか、打算的な人付き合いというのは、良くも悪くも現実に存在するものだ。そんな中で、自分の心をうまく「処理」したり、適応していく過程で、こういう人非人になってしまう人というのもたくさんいるのだろう。そして美咲みたいに間違った適応や過剰適応してしまって、酷い目にあう人も…怖〜😭

これ読んだ人と直接話したいな〜



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読書記録

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