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ブログを書くことの難しさは、「自信の無さ」か

今日で31歳になった。記念に、ということではないけど、新しいことを始めてみる。今更感もあるが、個人ブログ、というもの。

数字に弱い私はブログを書くことにした

ガイアックスでtiny peace kitchenというお店を立ち上げて、もうすぐ1年半。

自分たちがやりたいことは、少しずつ実現できるようになってきたし、
ありがたすぎることに毎日通ってくれるお客さんも少なくないし、
チームのみんなも素晴らしく、楽しく働けているし、
日々前進している感じがあって、やりがい200%なんだけど、
どうもまだまだ事業としての仕上がりがイケていない。

というか、数字の状態は全然芳しくない!

ガイアックスの内定者時代に、社長から財務レクチャーを受けていた時に、
「数字好きじゃないのわかるけど、もう少し興味もとうか!」と言われたぐらい、
私は数字が弱い。真剣に受けてたんだけどな。

嫌いなわけではない。
弱いのだ。

事業をやっている以上、売上と利益が絶対に必要なのはわかっているし、
私たちが世の中の役に立てているかの、通知表みたいなものでもあるとわかっている。
だから、数字的な結果が残したいといつも思っているし、
それに本気で毎日向き合っている。(つもりでいる)

だけど、社長に言わせると私はビジネスマンとかじゃないらしい。
あれ、じゃあ、なんなんだろう。ビジネスやっているつもりなんだけどな。

スマートにサクッと事業作って、売上・利益出すような、イケてるビジネスマンじゃない。
わかっている。それはわかっている。憧れているけど、自分がそうなれないのはわかっている。

じゃ、そんな自分が事業責任者をやっていていいのだろうか。
良くないんじゃないか。ガイアックスさん。大丈夫ですか。本当に大丈夫ですか。

社長に対して自分の至らなさを吐露するたびに、
「大丈夫、荒井ちゃんは人柄がいいから」という励ましをうける。
事業のレビューをお願いして、最終着地が、毎回「人柄」。
23歳の社会人1年目の子ならまだしも、30歳をすぎた私がそんなんでいいのだろうか・・・

社長いわく、私はやりたい事と、その動機が強いから、「なんとかなる」んだそうな。
だから、事業をやるチャンスをもらえているらしい。

具体的な戦略やタスク表に落とし込みたくて、ジタバタしている私に、
「80%の工数を使ってでも情報発信しろ!ブログ書け!」と言い続けてくださる社長。

自分の描く未来や、やりたいこと、大事にしていることなどを書き続けて、応援者を見つけていくことが、tiny peace kitchenが生き残るための道筋だと・・・

社長が言うことは、いつも(だいたい)正しい。
事業を始める前にもらったアドバイスも、事業をやり始めて少しずつわかるようになった。

数字に弱いというのは、事業責任者として致命的であるが、ブログを書くことで、その傷を軽減していくことができるのならば、と思っている。

ブログを書けない理由を読み解かないと、ブログを書けるようにはならない

では、ずっと社長に「やるべき」と太鼓判を押され続けてきたブログを、
なぜなかなか書くことができたいのか。

読み解いていくと、自信のなさ、の一点。

面倒くさいわけではないのです。
tiny peace kitchenの成功につながるならば、泥水だって飲みますという心持ち。
意味があるなら、いくらでも書きたい気持ち!

でも、「意味がある」と思えていなかったのが、書けなかった理由。

まだ、何も成し遂げていない私が何かを書いたところで、何になるのか。
読む人はいるのか。誰の役に立つのか。面白いことも言えないし。

例えば、最近とても注目されている「わざわざ」の平田さんのブログとか。すごい。
仕事をしている人が共感したり参考にしたりできるポイントだらけで、とにかくすごい。

でも、それは一朝一夕でやってのけたことではなくて、10年間ひたすらに事業に向き合い、
地道に文章を書き続け、写真を取り続け、クオリティを上げ続けてきた賜物で。
それをやり始める勇気。それをやり続ける気持ち。それの賜物。本当にすごい。

だから、私はまだ何も成し遂げていないし、何の自信も無いし、
スマートにサクッと事業を成功させられるようなカッコいい人間でもないですが、
こうやって少しずつ脳内を開示していって、仲間がみつかったり、
tiny peace kitchenを応援してくれる人がみつかる可能性が1%でもあるのなら、コツコツと書いていってみたいと思います。

今まで、「書く書く詐欺」でなかなか書くことができないできました。
キレイでカッコよくて面白くて人の役に立つ文章を書こうとすると手が止まってしまいますので、
自信のなさも含めて、書いてみようかと。

いつ何に成功できるかわからないけど、プロセスを開示していってみることはマイナスではないはず

妊娠中に事業と育児の両立について、ブログを読んでいた時期がありますが、キラキラバリキャリお母さんの情報発信が眩しくて、「ぐ〜、こうはなれないぞ」と思った記憶があります。

自信の無さとか、完璧じゃなさとか、ダメさも含めて、やっていること、考えていることを書いてみることで、もしかすると何処かにいる誰かの励みにはなるのかもしれない。

悲観的でネガティブな話を読みたいわけではないけど、勝者の成功体験だけ読んでいても、不甲斐なさで辛くなることもある。

私のブログで「なるほど!」と言わせることはできないかもしれないけど、「あ〜わかるわかる、超わかる〜」と感じてもらえることはできかもしれない。

何かを伝えることをゴールとすると考えすぎてしまうので、
とにかく書き続けることをゴールにしてみたいと思います。

それだけ私に「ブログ書け!」と言い続け、ようやく私を焚き付けることに成功した社長ですが、
「GaiaX CEO 上田祐司の[脳]の置き場」というタイトルの社長ブログも、
年に1回ぐらいしか、更新されません。

年始に更新された最後のブログの文末には、「今年こそ、ブログももっとがんばろ。」と。

次の社長とのMTGでは、「人柄」じゃなくて「ブログを書き続ける根性」を褒めてもらえるようにがんばろ。

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