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アロマ調香デザイン®︎のこと

「アロマ調香デザインの教科書」(BABジャパン出版)
という本を出版させていただいたのが𝟤𝟢𝟣𝟫年の𝟣𝟤月。
その冒頭で触れているのが、香りの原点のこと。

白檀(𝗌𝖺𝗇𝖽𝖺𝗅𝗐𝗈𝗈𝖽)の香りを嗅ぐと、一瞬でよみがえるのが、あのじわっとこもる夏の暑さ、お寺の鳩の鳴き声、古い家の黒い木の階段。
京都の家の香りの記憶は大切な思い出としていつでも取り出せるもの。

皆さんも香りを嗅いで、あれと思うことってあるのではないでしょうか。

嗅覚って動物としての大切な器官です。
食べても大丈夫か、
危険が近づいていないか。
太古の人間の歴史のなかで、生きるか死ぬかに直結しているのが嗅覚。
脳への伝達が五感の中でも特別に早い、とは前も書いたと思いますが、本当にそう。

嗅覚を通した脳への刺激=香り、なのです。
この体の仕組みを上手く使いましょ、というのがアロマセラピーです。

そして私はアロマセラピーをうまく使った
「アロマ調香デザイン®︎」という方法にこだわってお伝えしています。

アロマ調香デザイン®︎とは、

「天然精油を使い、目的に合わせて最適な精油を選定し、心地よい香りを組み立てること」

なんとなくいい香りは、なんとなくはできていない。
クライアントにも、講座でもしつこいほどお伝えしているこのメッセージ。

今、世の中は、生きることを見つめ直す時間が増えていると思います。
私自身もこの夏は棚卸しをしました。

アロマだけではなく、植物の香りをもっと深掘りしたい。
自由に旅ができない今ですが、無理をせず、少しずつでも知らない土地に行き、空気を吸って、表現をする。

この秋からは、心地よく生きるための香りの使い方、ここをあらためてぎゅっとまとめていきたいなぁと思っています。

そして、好きな香りを仕事にすることができているのは、多くの方のご協力やご縁が繋がってできた奇跡、そう思います。
これからもそこは絶対に大切にしていきたい。

これからも、やりたいことができるように、楽しいことを増やせるように、とことん頑張る、そんな所信表明みたいな8月の終わり。

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