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【365日のアロマ】すずらんの日

5月1日。
フランスではjour de muguet(ジュール ドゥ ミュゲ)
訳すと「すずらんの日」。

愛する人や日頃からお世話になっている家族や友人にmuguet(ミュゲ)、つまりすずらんを贈る日です。
受け取った人には幸運が訪れると言われています。

すずらんの花言葉は、「幸福が訪れる」「純粋」
「幸福の再来」「意識しない美しさ」

すずらんの香りは、ローズ、ジャスミンとともに
3大フローラル、と言われますが、
実はお花からは精油(香気成分)は採れません。

ちなみにすずらんの香りを測定器で調べると、
リナロール
シトロネロール
ゲラニオール
フェニルエチルアルコール
などがあるとのこと。

これはバラやジャスミンなど他の花にもたくさん含まれる香り。
すずらん特有の香りは特にないそうです。

特別じゃないけれど、特別。
そこもいいなぁと。

だからこそ、これまで世界中の調香師が
このすずらんの香りを求めて
再現に挑戦をしてきたのでしょうね。

香水はいろいろありますが、
有名なのはクリスチャン・ディオールの「ディオリッシモ」。
すずらんをこよなく愛したディオールが、
生涯最後にプロデュースした名香と言われています。 

最後にひとつ。
この可憐なすずらんには毒があります。
人を死にいたらしめることもある強い毒は、
全草にあり特に花や根に多く含まれます。
小さなお子さん、ペットはもちろん、植え替えなどでもご注意を。
とは言っても、口にしなければ大丈夫なので
気をつけて楽しみたいお花でもあります。


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