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猫はルンバに乗るのか-はじめてのロボット掃除機Roomba980

ロボット掃除機、それは主婦の憧れです。私はライターをしていますが、主婦でもあります。重い掃除機を収納庫から出し、部屋中をがーがーかけながら廻る。それだけのことが、とてもおっくうです。しかも、うちは猫を飼っています。かわいいからいいけど、抜け毛が舞い散ります。かわいいからいいけど。

そういうわけで、アイロボットさまからルンバ980をお借りできることになったときは、すごく嬉しかったのです。自動で掃除機がかけられる、そして「ロボット」という響き、そして何よりも「猫がルンバに乗る様子が見られるかも……!」。そう、YouTubeなんかにありますよね、猫がルンバに乗っている動画。うちの猫ならもっとかわいいはず!

そうこうしているうちに、ルンバ980が届きました。きらりと光る黒い本体は、最大112畳を清掃できる実力をドヤっているように見えてしまいます。980は本体にカメラを搭載し、底面のフロアトラッキングセンサーと併せて精度の高いナビゲーションを実現しているそう。ということは猫が乗ったらカメラがふさがってしまうのでは、と慌ててググったら、そこはしっかり検証済みとのこと。アイロボット社、すごい。

さっそく動かしてみました。「CLEAN」ボタンをぽちっとするだけで清掃が開始されます。動き始めるルンバ。さあ、ネコちゃん、乗ってもいいのよ!

乗りません。完全に警戒モードです。かつて見たことがないほど首が伸びています。よく考えれば、お医者さんに行くだけでおもらししてしまうビビりです。いきなり乗るわけがありません。

さて、猫はそのうち慣れることを期待して、そのまま10日程度使ってみました。

○ロボット掃除機の良いところ
・ながら掃除ができる
外出しているときはもちろん、洗濯や洗い物など、他の家事をしているときでも掃除ができます。清掃完了後は自動でホームベースに戻るので、清掃中は気にかけている必要もありません。階段でも落ちないし、低い段差なら登って掃除くれます。「放っておける」ということは忙しい主婦にとって重要ポイントです。
・カーペットの掃除が丁寧
980には「カーペットブースト」というカーペットやラグの上で自動的に吸引力を上げる機能が付いています。しかもカーペットに限らず同じ場所を平均4回通るとのことなので、私が掃除するよりもホコリやチリをしっかり取ると思います。
・掃除のペースが明らかに上がる
ホームベースに充電しつつ待機しているので、スイッチを押すだけで掃除が始まります。毎日、いえ、一日何度でも掃除したくなります。
・ロボット萌え
掃除の開始、終了時に音を出すけど、それがロボットさを感じてかわいいです。ホームベースに自動で帰り、ドッキングするときはもちろん、ドッキングをやり直すときはかなり萌えます。

○ロボット掃除機のいまひとつなところ
・本体が入れないところは掃除できない
当たり前ですが、本体よりも狭いスペースには入れないので掃除できません。椅子の下や家具の隙間は、人間が掃除します。
・お高い
ルンバ980はハイスペック機種なため、アイロボットストア価格で¥125,000(税抜)。お高いですが、こればっかりは仕方ありません。

そうそう、ルンバはスイッチひとつで動かせますが、980はスマホアプリから操作できます。掃除のスケジュールを「毎週○時に開始」と登録しておけます。そして、この専用アプリの良いところは、ルンバに名前を付けられるところ。利用開始日が「誕生日」となっているところも、オーナーの心をくすぐりますね。

さて、肝心の(?)猫ですが、慣れてきてからは一定の距離を置いて追いかけたりするようになりましたが、乗ってみようとはしません。「ええい、もう乗せちまえ」とルンバに乗せてみたら、すごい勢いで逃げていきました。かわいそう。やったの私だけど。

その後、ルンバを動かしていたら、かつーんと音がしました。どうやら机から私の鉛筆が落ちたようですが、見つかりません。まさかと思い、ルンバを裏返すと、あった!

犯人はもちろん……、

かわいい。

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