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2022年になりました。②日本の市場区分が変更になります。

こんにちは、Tomoです。
2022年になりましたとタイトル書きましたが、もう1月も終わり、2月になっておりました。。
少しはブログを書く習慣を作れればと思いますが、まだまだですね、、

さて、前回は2022年に制度改定されるiDecoについて話していきました。今回も2022年に変更されることについてお話ししたいと思います。
今日のテーマは、「市場」「株式」です。

2022年4月4日に東京証券取引所の市場再編が行われます。
投資してない方であっても、「上場」とか「東証一部」といった言葉は聞いたことあるかと思います。
今回は、市場再編の概要と、そもそも市場って?上場って?みたいなところを説明していきたいと思います。

市場再編の概要

これまでの東京証券取引所(東証)の市場としては、東証一部/二部、マザーズ、ジャスダックと5つの市場区分となっております。

2022年4月からは、以下3つの区分に再編されます。
プライム市場:グローバルな投資家向けの大企業が中心の市場(流通株式時価総額100億円以上)
 スタンダード市場:投資対象としては十分な流動性とガバナンス水準を備えた市場(流通株式時価総額10億円以上)
 グロース市場:高い成長可能性を有する企業向けの市場(流通株式時価総額5億円以上)

市場再編の狙い

さて、なぜ今回この市場区分が再編されるのでしょうか。それには大きく2つの狙いがあります。

市場再編の狙い①:市場区分をスッキリさせたい

一つ目として、「市場区分をスッキリさせたい」ということが挙げられます。
先ほど説明した4つの市場ですが、これらをざっくり説明すると、以下の通りです。

東証一部:みんなが知ってるような大企業
東証二部:一部よりは少し小さい企業
マザーズ:新興企業多めだが、老舗企業も多い
JASDAQ:新興企業が多い
(JASDAQにはスタンダード/グロースとさらに分類がありますが、今回は割愛)

念のため、もう一度言いますが、ざっくり説明です。上場するための条件が異なったりするので、詳細は東証のHPを見て勉強してください。
今回は本当に基本を学びましょう!

今回の再編では、一気に3つに分けます。これでスッキリですね。

市場再編の狙い②:競争力のある市場にしたい

二つ目に、「競争力のある市場にしたい」ということがあります。
一般的に日本の市場は企業の入れ替えが少ないと言われています。
特に東証一部は上場するための基準に対して、維持する基準が緩いです。東証一部に上場するには東証二部の上場基準のざっくり二倍の企業規模が必要になりますが、上場維持基準は、東証二部と同じです。なので、余程の大暴落等が発生しない限り、東証一部から除外されることはほとんどありません(自分から辞めるパターンはあります)

一方でアメリカの市場では企業の入れ替わりが激しいです。みなさんがご存知のGAFAMはMicrosftは50年程度歴史のある企業ですが、それ以外はここ20年程度の企業です。そして、上場していた企業はどんどん落ちていきます。Amazonが勢いを増している間に、どれだけの小売企業が落ちていったか、、、

さて、今回の再編では上場維持基準も整理されます。プライム市場については、先ほど説明した東証一部の上場基準がそのまま維持基準にもなったイメージです。これにより、プライム⇄スタンダード市場への入れ替わりを頻繁に行い、プライム市場を海外投資家にとって魅力的な市場としたいのです。

結局どうなの?

2022年1月11日に再編後の全上場企業の所属先を公表しました。
その結果、東証一部企業2185社のうち、1841社がプライム市場に上場することがわかりました。

つまりどういうことかというと、ほとんどメンバーが変わらないということですね笑
なのでそこまで大きな変革が起こるわけではなさそうです。

ただ、「競争力のある市場を作りたい」という意志は伝わったと思います。
これからプライム市場⇄スタンダードのやり取りが発生し、入れ替わりの激しい市場を期待しています。

さて、キリが良いので今回はここで切りたいと思います!
株式って何?と言った部分はまた次回更新します。

私の知識が少しでも誰かの役に立てばと思い、少しずつ記事を上げていきたいと思います。
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今日もありがとうございました!!

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