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突発性難聴になりました

みなさんこんにちは。フリーライターのつじです。
 
実は、先月から急なめまいや耳鳴りがしており、耳鼻科で診察を受けたら突発性難聴と診断されました。
 
初めて私が経験するいわゆる「治りにくいと言われている病」です。目に見えない病で、誰にどこまで伝えるか、とても迷っていました。
 
でも、私は何かを発信する・伝えるために生きている。
 
今後同じ不安を抱えた人のために、診察内容や薬のことを経験談にして発信することで、その人たちのためになれば…と思い、noteにすることにしました。

※私が受けた診察・検査内容や処方はひとつの事例であり、すべての方に当てはまるわけではありません。ただ、今後診察や治療を行う方が「こんな感じなんだ」とイメージしやすくなれば、と思い書いています。

突発性難聴とは

突発性難聴とは名前の通り「ある日突然発生する難聴」のことです。
 
私が診察を受けたお医者さん曰く「原因不明な難聴を突発性難聴と診断することもある」とのことですが…。ストレスや疲労などが原因で、耳の中の細胞が傷ついたりウイルス感染したりすることで起きる難聴のを指す、という見解もあります。

音を感じ取って脳に伝える役割をしている有毛細胞が、なんらかの原因で傷つき、壊れてしまうことで起こります。有毛細胞に血液を送っている血管の血流障害や、ウイルス感染が原因であると考えられていますが、まだ明らかになっていません。
突発性難聴について - eヘルスネット

耳を酷使する歌手の方などが患うという認識でしたが、神経系の病気でどんな人でもなる可能性はあるようです。私も食事や睡眠、運動も気をつけていたのに、突然かかりました。

私が感じている症状

私が突発性難聴になってから感じている症状は以下。現在もこれらの症状は起きている中でnoteを執筆しています。

・耳閉感(じへいかん):耳がこもったような感覚
・耳鳴り:砂嵐のようなノイズと高音が鳴り続けている
・めまい:違和感を感じた数日後からたまに起きています

特に上2つの症状は起床時から睡眠中まで続いている辛い状況です。

ヘッドホンやイヤホンをしていると聞こえの左右さが著しく、やや酔います。
(最近少しだけ慣れました。ヘッドホンよりはイヤホンの方が楽かも)
 
めまいは暑さによるものかと思っていましたが、自閉感からくる三半規管の乱れが原因。私はリモートワークなので体調不良時もすぐに休憩できますが、出社や外出が多い方は辛いと思います。

この症状が10日ほど前から起きている状況です。

症状はいつから?

私の場合は予兆もなく「突発的に」起きました。
 
7月30日の夜中の就寝中、急に耳閉管や耳鳴りが発生。起きても寝ていても仕事をしていても症状は止まない。むしろ耳鳴りは徐々に強くなっている…。
 
本当はお盆明けの8月15日以降に耳鼻科に行くことを考えていましたが、心の限界を感じて8月10日の午前に耳鼻科へ。突発性難聴は処置が遅れるほど治りにくくなるため、この日に行って正解でした。
 
実は、お恥ずかしいことに耳の中にピアスのボールキャッチが入ったのでは?と勘違いしていた私。酷くても薬を処方飲んで数日経てば治るものだろうとタカを括っていたのも本音です。

私が受けた診察・検査内容や処方せんなど

耳鼻科での診察時間は検査を含めて15分程度。あまり耳鼻科に行く機会のない私は、初めて行く耳鼻科にお世話になりました。
 
実は近場で人気の耳鼻科を検討していましたが、夏季休暇中で行けず。緊急性を感じて、通いやすいけどもGoogleの評価があまりよろしくない…という病院に勇気を出して行くことに。実際はとても優しい先生で安心しました。
 
後で知ったのですが、数年前にSNSで良い意味でバズった耳鼻科で驚愕。近くにこんな良い病院があったとは…。

診察・検査内容

私が受けた診察・検査内容は以下になります。

・マイクロスコープで耳の中をチェック
・聴力検査(骨伝導と鼓膜)
・鼓膜の振動数などを測る検査

聴力検査は耳の聞こえの検査と骨伝導の検査の2種類。鼓膜の動きは検査医の方が専用の機械を挿入して行いました。
 
私は聴力に異常がありました。違和感を感じた右耳の聴力が40dBも下がっていたようです。(40dBは日常会話よりやや小さめくらいの音量)
 
日常生活で聞こえないものがなくても、数字で示すと意外と大きいとしみじみ。
 
私が受けた検査は、痛みなども感じませんでした。お医者さんの技術にもよりますが、痛みが怖くて耳鼻科に行けない方も安心して問題ないと思います。(もし痛みを感じた時は素直にその場で言いましょう)
 
補聴器メーカーの引用になりますが、検査結果の程度を知りたい方はご参考までに。

処方せん

突発性難聴と診断された私は投薬治療を行うことに。以下の薬を7日分処方されました。耳の中に入れる液体や注射などではなく、錠剤の飲み薬で治します。

▼毎食後:1錠ずつ
・胃の粘膜を保護する薬
・血行を良くする薬
・末梢の血管を広げる薬

▼1日〜3日は1日6錠、4〜5日は1日4錠、6〜7日は1日2錠ずつ
・アレルギーや炎症を抑える薬

耳鼻科などのブログで「ポイントは発病から14日以内に対処すること。ベストは48時間以内」と書いていることが多いですが、これが事実なら10日後受診はギリギリ。
 
お盆明けに行っていたら更にひどい状況だったでしょう。
(症状が一緒でも、聴力低下の状態が長くなるほど回復が難しくなるらしい) 
私は投薬治療を行いますが、早期治療を望む芸能人の方や重度の方は点滴や入院治療を行うようです。

診断を受けてはじめにやったこと

突発性難聴という診断を受けてまず…ちょっとだけ泣きました。
 
大好きな音楽が聴きにくくなる悲しさ、今後の日常生活や病への不安、鳴り続ける耳鳴りのストレスであまり仕事にならなかったのが本音です。
 
親しい友人やお世話になった先生に連絡をしてちょっと勇気をもらって。その後は病について調べました。ちなみに私が情報収集をしたサイトは以下。

突発性難聴について|e-ヘルスネット(厚生労働省)
難聴の程度と補聴器の必要度(小岩補聴器)
日本耳鼻咽喉科学会香川県地方部会・香川県耳鼻咽喉科医会:香川みみ・はな・のど便利帳

体に関わることのため、医療機関や国が出している情報のサイトを参考に「こんなものか」と調べることで、多少は安心できるかと思います。不安は分からないものから来ますしね。

SNSや周囲の反応

聴覚異常でも生活に大きな支障はない。病気なったことで同情を求めてると思われるのも癪。
 
しかし、隠すのも自分に嘘をついて生きるような感覚で辛い。と感じ、周りにも打ち明けました。優しい言葉をかけてくれる方や、同じ疾患を治療する人からも反響があり、とても嬉しかったです。
 
突発性難聴はストレスと不安が大きい病です。もし、周りでかかった人が居たら責めずに回復を願ってください。本当に誰でも、ある日突然なります。

仕事について

仕事は8/11〜15日まで夏季休暇のため、16日から再開。リモートですが耳鳴りが気になること以外の影響はないので、気分転換と休憩を入れながら予定通り行います。
 
実は、一人で無音のところに長時間いるより、音楽を聴いたり誰かと会話をしたりしている方が気は紛れます。体力も回復のために大切なので、いつも通り過ごす予定です。
 
むしろ、私と会った方は症状や診察について知ろうとしてくれる方が嬉しいな、と思います。

今後はとにかく治ることを信じて…

私は数値上、軽度の突発性難聴のようですが、実はお医者さんに「治るかどうか分からないけども、まずは薬を飲んで試しましょう」と言われています。
 
せめて耳鳴りと自閉感は治ってもらわないと困りますが、「今より楽になってほしい」と願って薬を飲んで耳と向き合います。
 
薬を飲んだ後の経過を知りたい方も多いと思いますし、今後何かの参考にはなると思うので、今後も診察のことを体験談として発信する予定です。
 
それでは、また。

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