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イギリス南西の港町、ブリストルってこんな街

2018年から2019年にかけて、家族を伴っての英国ブリストル大学に留学していました。留学に行く前は、ブリストルはおろか、イギリスにも行ったことがなかった私は、それまでブリストルに何のイメージも持っていませんでした。
おそらく、日本の多くの方にとって、ブリストルは地名も聞いたことがない場所ではないかと思います。

2017年にはイギリスで住みたい街No1に選ばれただけあって、ブリストルはとても住みよく魅力的な街でした。
ロンドンからもバスで2時間ちょっと、安いときは片道5ポンドくらいで行けてしまいます。
次にイギリスに旅行するときは、ブリストルにもよってみてはいかがでしょう?

ブリストルでできる、私のお気に入りのアクティビティをいくつかご紹介したいと思います。

まず、気球に乗ってみる?

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ブリストルらしい風景といえば、クリフトン吊り橋と気球。お土産ものの絵はこれが定番です。

ブリストルは世界的に有名なバルーンフェスタの開催地でもあり、気球の街といっても過言ではないくらいです。
3月から10月の晴れた日に申し込めば、熱気球に乗ることもできます。
観光用の、紐がついた気球でちょっと上に上がって下に降りてくる、というタイプではありません。
広場から飛び立って風に揺られて1時間ほど飛行、広場に着地、という本格的な熱気球飛行を体験できます。

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自分が乗らなくても、街中でふと気球を見かけることもしばしば。
見つけるとちょっと嬉しい気持ちになれます。

おいしいものを食べ歩き

イギリスのご飯ってまずいんでしょ?って定番の質問ですよね。
確かに、まずいご飯に当たると本当にどうしようもなく、食べられないほどのときもあったのですが、おいしいものもたくさんありました!

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朝食のお勧めはHarboursideにあるSpoke & Stringer。
ブリストルで一番おいしい朝食に選ばれたこともあり、ハーブのブレンドが絶妙で、豪快な盛り付けと上品な味付けが特徴的なお店です。

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外の席からは川辺を臨むことができ、停泊する船や飛び交うカモメを見ながら食事をすることもできます。

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Park streetという通りにはおいしいスイーツを楽しむことができるお店がたくさん。

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Pinkmans Bakeryは、イギリスで上位25位のパン屋さんに選ばれたことがあり、遠方から足を運ぶ人も多い人気店です。
お勧めは写真にもある看板メニューのサワードーナツ。季節によって様々なフレーバーが楽しめます。

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暑い日はSwoon Gelatoのアイスクリームはいかがでしょう。
新鮮な素材をふんだんに使ったこだわりのフレーバーに目移りしてしまうこと間違いなし。
そんなときは頼めば少し味見もさせてもらえます。
ちょっと多いかなと思っても2段ぺろりと食べられてしまう。
私のお気に入りはアメリカンチェリーチーズケーキ、塩キャラメル、ピスタチオです。

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チョコレート屋さんのMrs. Potts Chocolate Houseもはずせません。
ブラウニーやクッキーをお店で頼むと、溶かしたチョコレートをたっぷりかけてサーブしてくれます。

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お勧めしたいのはチョコレートフォンデュのプレート!
初めて注文したとき、見本の写真より出てきた実物のほうが豪華でびっくり。
隣の席の人も一緒にびっくりして「これは、本物のごちそうだね!」と声をかけてくれたほどでした。

ブルネルさんに想いを馳せてみる


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明日を見つめる夫のアキヤ
なんでこんなポーズをしたか全く思い出せないそう。

イザムバード・キングダム・ブルネルさんってご存じですか?
私はよく知りませんでした。
鉄道関連の優れたデザインに授与されるブルネル賞の由来となった人で、2002年にはBBCの「100名の最も偉大な英国人」投票で第2位に選ばれました。
ちなみに同年の第1位はウィンストン・チャーチルですから、その偉大さが伺いしれます。

ブルネルさんの偉いところは、たくさんの発明で技術的な問題を解決し、イギリスの工業化に貢献したところです。
重要な鉄道や橋、トンネルなどをいくつも建設し、SS Great Britainという建設当時最も大きい船を建設しました。

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SS Great Britainは現在ではブリストルのHarboursideのアイコンとして、人気の観光名所になっています。
大きな船を下からも上からも中からも見られるように工夫が凝らされた展示は一見の価値ありです。

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ブリストルのランドマークともいえるクリフトン吊り橋も彼の設計です。
これ、いったいどうやって作ったんだろうって感じがしませんか? 
19世紀に、ワイヤーを使わずに、こんな崖っぷちに吊り橋かけるなんて。
これは鉄板を何個も重ねてボルトで締め上げているそうです。

おいでよ、ブリストル

ブリストルの魅力はここでは書ききれないほど、まだまだたくさん。
いろんな体験をしてきたので、次回以降の記事ではブリストルならではの体験についていろいろ書いていきたいと思います。

夫の小説が本になったよ

夫がブリストル滞在中に書いた小説が本になりました!


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