経営とブランド「北海道ブランディングサミット」の登壇&参加レポート。

こんにちわ。DONGURIのミナベ(@tomomina)です。6月13日(水)に「北海道ブランディングサミット2018」に登壇 & 参加してきましてそのレポートをさせて頂きます。

書いてある内容
・北海道ブランディングサミットとは
・第一部:経営戦略とブランド戦略
・第二部:経営でのアイデンティティ活用
・第三部:行動変容を厭わない組織をつくるには
・おわりに

北海道ブランディングサミットとは

沖縄、名古屋、東京、北海道などの全国都道府県から。ブランドコンサルタント、経営コンサルタント、経営者様など。ブランディングを実践されている方があつまりカンファレンスを行う。そうしたイベントが「北海道ブランディングサミット2018」です。

ちなみに都道府県魅力度ランキング一位は北海道であり、そうした経緯もあり北海道での開催となっています。

ブランディングは「表現統一やシンボリズムに力をいれる事」と捉えがちですが、そこは歴戦のコンサルタントや経営者の皆様。経営戦略 & 計画を実践する中で、そこにドライブをかける為に「認知変革」&「組織変革」にブランドを活用して経営成果を出されています。

ブランディングは経営戦略と連携し、初めて成果を出せる。それを当たり前に実践されている方達が集まったからこそ、非常に実践的なカンファレンスとなりました。いやあ、本当に勉強になりました。

参加された方は合計100人以上。関係者もいれれば120人以上でしょうか。半日がかりの長丁場ですが、皆さん非常に勉強熱心。その熱意に驚かされました。

はじめに主催WIN勝山さんからのご挨拶。勝山さんは道内NO.1のブランドコンサルタント。勝山さんの参加者からの人気には嫉妬しつつ、私もこんな素敵なおじさまになりたいと思う、そんな方です。

第一部:経営戦略とブランド戦略

まずPMC中野会長からの基調講演から。中野会長は多くの大企業のIPO支援を行われており、日本を代表される経営コンサルタントです。

(PMC中野会長)経営にはまず、継続的に顧客獲得するマーケティング機能の獲得が重要。その為にブランドで認知質の向上をする事は欠かせない。

次に経営で重要な事は行動変容を厭わない組織文化を確立する事。
市場状況の変化が起き続ける中で、行動変容をし続ける事は欠かせない。故に行動変容を厭わない組織文化を作る事が基盤として重要となる。ここにおいても、組織内のアイデンティティを明確にした上で、さらに風土変革をする事は欠かせない。
ブランディングは経営戦略をドライブさせる為には欠かせない活動だ。

その次にお話されたのは沖縄で事業を営む、上間フードアンドライフの上間社長。まだ33歳の若手社長なのですが、20代後半に事業を継がれてから事業規模6倍の成長を果たされている凄腕社長。優れた経営戦略と同時に、ブランディングを活用され経営にドライブをかけられています。

(上間社長)ディズニーランドの競合はUSJではありません。週末を家族で過ごす場所、つまり映画だったり、地元帰省が真の競合な訳です。マーケティングの重要なポイントは正しいセグメントをつくる事。弊社事業も天ぷら屋ではなく、デリバリーというセグメントをきる事が成長のきっかけとなりました。

またただロゴをつくるという事では組織内で行動変容は起きません。従業員と対話をして彼らが働きたい場所をつくること。そしてそれを支えるマネジメントシステムを実現する事が重要です。そうした事の見える化としてアイデンティティは初めて機能します。

第二部:マーケティング機能としてのアイデンティティ

第二部では実際にブランディングに力を入れられ、経営で急成長を遂げられている、本間松藏商店 本間専務。ケーエス坂本代表。久恵比寿 畑中代表、の3名のトークセッションとなりました。

3名様とも事業変革か、組織変革をされようとしたタイミングでブランド戦略に力を入れられています。共通事項は下記の通りです。

①:<ストーリーテリング>
事業セグメントを明確にし、それを軸にユーザーに伝わりやすいストーリーテリングをしている事。かつ見栄えだけではなく、商材が設置される店舗や場所もスコープに入れた上で、大局観でサービスを改善している事。うまくブランディングをされる事が事業差別化に繋がっていました。
②:<組織内での当事者化>
従業員を中心として。組織のあるべき姿、何を目指すのか、何を幸福とするのか。そうした対話をする「場」と「承認プロセス」をつくることで「内発動機」を出させて「組織内での当事者化」を実現している事。その結果論としての言語化として、アイデンティティを構築されていました。
③:<繋がりドリブン>
3名様に共通している事がポジティヴで明るくリーダーシップ溢れる方という事。さらに利益ファーストではなく、関わるステークホルダーの人間関係の繋がりを重視したプロセスを経た上での「事業成功」を目指されている点でした。潤滑油としてアイデンティティをうまく活用している心象です。

3名様の会社で働かれてる方は、幸福だな。そう感じるセッションでした。

第3部:行動変容を厭わない組織をつくるには

第3部では、WIN勝山さん、+d&c上田さん、わたくしDONGURIミナベのセッションとなりました。テーマとしては「持続可能な組織をつくる」。組織を持続させるには中野会長の仰る「行動変容を厭わない組織文化」が欠かせません。

この回では参加者の皆さんから、質問をその場で投稿頂きながら、それに対してお答えするという進行で進む事となりました。

経営者の皆さんからいただいたご質問には大枠では、①事業の伸び悩み、②組織風土の停滞、③人材採用の難しさ。この3点にお悩みが多いように感じました。覚えている限りでお話しした事を記載します。

Q.市場縮小も起きている中、どうすれば物が売れるのか。

A.旧来のマスマーケティングは、市場成長が起きている前提の戦略なので、すべてのケースでの活用は難しいと思う。また「消費者(ユーザー)をターゲットと認知した上で買わせる」という概念ではなおさら難しい。

重要なのは、まず自分の組織メンバーを巻き込み幸福な組織にする事。さらにその先に「ユーザー」を巻き込んだ上で、コミュニティ形成をする事。つまりユーザーも自分達の仲間と考え、一緒につくりあげて行くことが大切。市場が狭くなる中で、それが大前提となる。そうしたコミュニティづくりの活動がブランディング。
Q.行動変容を厭わない組織に、変革するにはどうすれば良いか。

A.どんな組織でもいつの間にか暗黙知が固まり、行動変容が起きなくなってしまう。そうした時に経営トップや自分達コンサルタントが上から言う事では、一時的にしか行動は変わらない。重要なのはメンバー自身が気がつき、態度変容をする事。その為には同じ言葉でも誰が言うかが重要。

最も効果的な方法は「ユーザーの声」を「メンバー」に聞かせる事。自分達が正しいと思っていた事を、ユーザーに否定してもらう。そしてそのあとにユーザーに向き合い、どうすればユーザーに受け入れられるサービスが提供できる様になるのか。デザインスプリントなどを活用して実践していくと上手くいく。
Q.どんな顧客と仕事をしたいか?

A.利益ファーストで上下構造の関係ではなく、仲間として受け入れてくれる顧客。さらに僕らも人間なので共感できる経営者、そして組織と一緒に仕事がしたいです。お金や時間の事もありますが、それよりもまずその人やコミュニティに共感できるかどうか。そのコミュニティの為にコミットしたくなるかどうか。

そうした事を考え、お仕事を受けるかどうかの基準としています。

勝山さん、上田さん共に実績ベースに諸々ご回答されていく中、私も非常に勉強となる会となりました。(もっと記載したいところなのですが、私自身が登壇してた事もあり、メモができず…すいません。)

おわりに

そんな形であっという間に半日がすぎて行きました。その後は参加者の皆様との懇親会から、2次会まで行い、北海道の夜は更けていきました。。

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今回北海道ブランディングサミットに参加し、改めてブランディングの定義として思う事は。事業をつくる為に、メンバー全員が当事者化しながら、内発動機を実現する、組織の器をつくる活動がブランディングであるという事でしょうか。

その為にMI(マインドアイデンティティ)のような、組織内で何を幸福とみなすかの哲学。そしてその実現戦略。BI(ビヘイビアアイデンティティ)のような、当事者化できる「場」をつくり、マネジメントシステムや業務プロセスなどの仕組みをつくること。そしてのその言語化見える化の集大成としてのVI(ビジュアルアイデンティティ)。そしてその実現戦略として、セグメント化。ストーリーテリング。マーケティング活動全般など。

こうした経営活動全体の軸として、自分達のあり方を探り続ける事がブランディングなのだと思います。

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参加者のご年齢が40歳以上の方も多い中、私の様な若輩者が甚だ恐縮ではありましたが、本当にお誘い頂けましたWIN勝山さんには感謝の念が絶えません。来年もカンファレンス開催の際には北海道に駆けつけます!

本当に勉強勉強となる、北海道ブランディングサミットでした。改めまして、勝山さん、登壇者や関係者の皆様、ご来場いただきました皆様。本当にありがとうございました!!!!

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以上です!長文拝読頂けてありがとうございました。またご意見ご感想などありましたら、@tomomiminabeまでぜひごれんらくください。どうぞよろしくおねがいいたします。

それでは!


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