美しい丘、もう一度あなたに会えたなら【スペイン・バルセロナ】

美しい街だな、とただ単純に、素直に思う。3月のおわり、1日のおしまいに近づく20時。

ねぇどこか、美しい場所を。と聞くこともなく、彼は「僕のいちばん好きな場所は」と教えてくれた。

クロアチア・ドゥブロヴニクという、私の心つかんだ、別の街。いつかきっと、なんて美しい時間だったのだろうと、思い返すだろうと考えた、あの日。

きっといつか、「なんて美しい時間だったんだろう」と思い出す日が来る。|伊佐 知美|note(ノート) 
この空と海さえあれば。ねぇほら地球って、丸いんだよ【クロアチア・ドゥブロヴニク】|伊佐 知美|note(ノート)

この写真を撮ってくれた人が、バルセロナに住んでいる、と思い出して連絡をとった昨日。

「また会いましょう」が叶うなら、世界をただただ過ぎゆく旅も、悪くはないかもしれないね。

見晴らしのよい丘が、すき。どこまでも風吹き抜ける、いつかどこか、知らない私に連れて行ってくれそうな。

どうしてこの街が好きなのかと聞かれて、上手には答えられない。

海があって、山があって、街があって、人が生きていて。芸術があって、いつまでも続くかもしれない建設中の建物がある。

情熱と、愛情。渇いた対応や、どこか垢抜けきれない空気。親しみやすさ、歩きやすさ、落ち着く、気持ち。

視界が開けて、風が吹いて、こんな景色があるなんて、とひとりつぶやく。

美しい街だな、とただただ単純に、それだけを思う。

見下ろす街並みの中、育まれ営まれているであろう、無数の愛と家族の形。

手放して身軽になって、遠く、遠く。「ここではないどこか」を求めることはもうしないけど。けれどまだどこか、まだ見ぬ。


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伊佐 知美

ともみの部屋 #2

伊佐知美の、世界一周の旅とエッセイ。2016年10月〜
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