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30代だけど、語学留学に行きたい【フィリピン・セブ語学留学体験記 1/5】

都内在住(だった)・女性・自営業・30代。職業:ライター。2019年4月の2週間、フィリピン・セブ島の語学留学に行ってきた話

少し時間を遡って、話を始めてしまうのだけれど。

じつは、ずっとずっとずっと、夢見ていました。


「語学留学に行きたい」


それはもう、学生の頃から。じつは21歳で就職活動をする時、本当は就職せずにアメリカに留学に行くつもりだったんです。ただそれは「つもり」であって、夢で終わってしまって。

実際の私は、卒業後すぐに金融業界に就職しました。それから出版メディア・IT業界、フリーランスを経て早10年(時間が経つのは、なんて早いんだろう?)。

長期休暇で海外旅行に行ってみたり、会社を辞めて、時には世界一周旅行に出かけてみたり。

「海外へ行く」「自由気ままに旅をする」

「ライターになる」という夢を叶えて世界を旅しながらも、心のどこかに引っかかりを感じていました。

「私、英語がまだ喋れない」
「話せる私になりたい」

ずっとずうっと、引け目みたいなものを感じていたこと。


どうして英語が話したいのか?


だって、世界中の人は英語で話してる。英語どころか、母国語のほかに数カ国語も話せる人にも、たくさん会った(それはもちろん、言語の成り立ちが似ているとか、理由があったりもするだろうけれども)。

私は日本語のライターだけど、届ける人って本当に日本語が理解できる人だけでいいのかな?

「ありがとう」は「Thank you.」だけど、「どうして、私が今こんなにも『ありがとう』と思ったのか」とか、その理由がきちんと伝えられなくて寂しいな?

「英語が話せるだけで、世界が広がる」

そんな夢みたいな話を、まだ思い描いてるわけではなかった。

でも、世界50カ国100都市以上を旅しながら、英語が話せないと、もうボーダーラインにすら引っかかれないような気がした。

何の? うーん、そうだな、これから健やかに生きていくためのボーダーライン。たとえずっと、日本で生きていくことを選ぶのだとしても。

・英語でもっとコミュニケーションが取れるようになりたい
・自分の気持ちや思ったこと、見てきた世界の綺麗さを、英語で伝えられるようになりたい
・仕事で、英語が使いたい

自分を、アップデートしたい


その気持ちが消えなくて。

「英語上達を目指すなら、自分で勉強したらいい」。それはもう本当に正論で、じつは私は20歳の時に、一ヶ月間カナダ・バンクーバーに語学留学に行ったことがあった(私の通っている大学は、TOEIC600点ないと進級できなかったのだ)。

でも、「語学留学に行きさえすれば、英語が話せるようになる」というのは間違っていたようで。

英語の耳も口も、本当に何も鍛えないまま渡航してしまった結果、一ヶ月じゃ英語は何も上達しないし、それどころかせっかくの海外滞在経験も、全然楽しめなかった。

ホストファミリーとは十分にコミュニケーションが取れないし、他の国から来た生徒とはぜーんぜん笑いあえないし、なんだ、結局ワーキングホリデーに日本人とか語学留学にきた日本人とか、とかく日本人とばかり交流して帰ってきてしまって(なんだったら日本に置いてきた彼氏が恋しくて落ち着かなくて)。

これはあんまり人に話してこなかった、苦い思い出。挫折に近い。

……さて。でも。

もう一度、語学留学に挑戦する


世界を旅している間に、TOEICは800点を一度だけ取れた。耳とライティングは最低限鍛えられたけれど、口から英語を出す訓練をしていないから、本当に引くほど英語が音になって、文章になって、出てこない。

「んなこと言っても話せるでしょう、だって800点な上に、世界一周したんだもんあなた」とよく言っていただくけれど、本当に話せないのだ。

買い物交渉の英語は「Hello」と「So expensive.」だけでどうにかなるし、スターバックスは「Can I get a Soy Latte?」「Tall please.」で大体ことが足りる。

Airbnbのホストとのやりとりは最終的には、最初に自己紹介の文章さえ書いてしまえばあとは定型文で済んでしまうし、なんというか「最低限の英語だけ」理解できたら、あとはもう本当に上達の道が見えなくなる。


一人じゃ無理です


時期を同じくして、仕事が一区切りついたこともあって、「海外で長く暮らす経験をしたい」と考えていた私に、「英語を学びながら海外で過ごせる」語学留学は、今選べる道の中で最上な気がした。

助けてくれたのは、School Withの佐藤さん(@You11shun)。

「伊佐さん、語学留学、行きますか?」
「行きたいです、本気で」

その二言から、今回のフィリピン・セブ行きの語学留学は始まる。

「学校はどんなところなんだろう?」
「20代ばかりだったら、どうしよう?」
「英語漬けって、どんな感じだったっけな……」

「というか学校なんて、22歳で卒業して以来どこにも行っていないぞ(朝起きられるのか?)」

不安はたくさんあったけれど、32歳にしてやっと決断。仕事を整理して、行ってみることにしました(じつはセブの後、マルタ島へも語学留学に行く予定です。が、それはまた後日……)。

ということで、このnoteマガジンは、私が体験してきたフィリピン「
Cebu Blue Ocean Academy(セブブルーオーシャンアカデミー)」での、語学留学2週間の体験記をお送りするものです。


って、このnoteを公開する今日は、
じつはもう行って帰ってきた後です
語学留学中は必死すぎて
何も書けませんでした……

結論を言ってしまうと、最高だった

で、せっかくなので最初に結論も言ってしまうのですが、大人のフィリピン・セブ留学。とくに私が滞在したリゾート地・海沿いのマクタン島での語学留学滞在は、本当に夢みたいな日々で、最高でした(授業は1日のベース7時間!)。

私は最高という言葉をあまり使いたくないと思っている方の人間なのですが、いや、やっぱりあれは最高でした。

行ってみてほしい。興味があったら、ぜひ。本当に、心の底から。

英語が学びたいという人はもちろん、そうだなぁ。私はとくに大人、社会人の方に薦めたい。会社や仕事が嫌で辞めたくて、でも今決められなくて、でもどこかに逃げたくて。「なんか、毎日が、嫌なんだ」という時って誰しもにあるじゃない。あれ、ない?(笑) 

そういう時、ただ休暇を取るんじゃなくて、「英語を学ぶ」という目的で1週間とか、2週間の単位でまず語学留学に行ってみるのって、すごく健全でスキルアップできて、有意義な時間とお金の使い方だなって思った。学校には前向きな先生と、「頑張る気持ち」をたくさん持って、フィリピンに来ることを選んだ異国の生徒がたくさんいて。よい空気が流れてた。

目の前には海があって、青い空があって、夕焼けと朝日に囲まれてマリンアクティビティが楽しめて、安いマッサージとなぜか韓国料理屋さんがたくさんあってお米食がいただけて、そして大前提あたたかい(むしろ暑い)夏の日々が、ある。

肩の力が、ふっと抜けそうな。けれど自分の意思さえあれば、1日中全力で英語が学べる環境がそこにはあった。ここで英語が上達しなければ、どこでするんだ、というくらい(もちろん半日コースとかもある)。

楽しかった。勉強になった。英語のスコアは、2週間だったけど上がった(!)。※「語学留学を終えて」の実感値については、次回以降のnoteで詳しく書く予定です。

***

ということで、ポエミーな自分語りはここまで! 次に公開するnoteからは、体験記をお送りします〜!

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