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【独立します】フリーランスになりました!今後やお仕事募集について

今日は、お知らせがあってnoteを書き始めました。

2019年4月1日から、これまで勤めていた会社を退職し、フリーランスになりました! 

この話です。そして、今読んでいただいている記事が「詳細note」です。本当は、かっこよく、スッキリ短く「え、これだけ…!?(伊佐さん、退職して変わったね…!)」と思ってもらえるくらいの分量で書きたいと思っていました。でも、会社を辞める、辞めないの話、これからの話、やっていきたいことなど現時点で書けるだけ書きたくて、結局いつもの私の分量になってしまいました、お付き合いいただける方だけ、お付き合いくださいませ

……と申し上げると、「え、そもそも会社員だったの?」という感想を本当によくいただきます。

世界一周の夢と仕事を、Waseiがつなげてくれました【社員紹介】|株式会社Waseiコーポレートサイト

はい、そうなのです。じつは2015年2月から2019年3月末までの約4年間、株式会社Waseiという企業に、正社員の身分で雇っていただいていました。

(じつは、というか、全然隠していなかったし、どちらかというと声を大にして会社員であることを主張したい気持ちで生きていました。なぜかというと私は10年以上会社員で、ずっとずっと自由が欲しくて活動してきたけれど、Waseiに出会って「フリーランスになる道以外の、新しいカタチ」を見つけられた感覚だったからです。

とはいえ、完全裁量労働制、フルフレックス、もともとオフィスがない会社でチームは全員リモートワーク。

所属する個人みんなの希望を尊重してくれて、応援も実質的なサポートもしてくれる。旅が夢だった私は、運営メディアの編集長をやらせてもらいながら、世界一周どころか二周目にも行かせてもらって、最終的には個人の仕事が半分以上を占め、なのにとくに詳細な報告も縛りも必要ない。

月々に「これだけは働く(金額のライン、それも私が設定したラインです)」の約束を守ればあとは自由に働ける、という「最強の正社員の称号」を与えてくれていた環境だったので、多分そうは見えなかったのだと思います)

株式会社Waseiの代表取締役社長は、鳥井弘文(@hirofumi21)です。彼や会社との出会い、どうして一緒に働くようになったのかや、個人の仕事が増えていく中でも、Waseiに勤め続けたい、チームの一員として存在したいと考えていた理由。それらを書くと、更にさらにどうしても長くなってしまうので、今はそれぞれのブログの引用のみに留めます。

■参考:「文章を書きながら、世界一周に出たいのですが、仕事がありません。どうしたらいいでしょうか?」|隠居系男子
■参考:「灯台もと暮らし」というウェブメディアを作っています。|伊佐知美|note(ノート)

世間的には「旅人」と思っていだたきつつも、実態はあくまでも会社員で、本当にたくさんの方に育てていただき、見守っていただいて、たくさんのわがままを通していただいて今の私があります。断言できるのですが、Waseiがなければ今の私はなかったんです。その「ホーム」とも言えるあたたかな場所を抜けることに、怖さと後ろめたさ、そしてやっぱり「まだここに居たい」と甘える気持ちがありました。

でも、旅とライターを志してからこの春で丸5年が経ちました。

6年目を迎えた今、「これまでと同じ5年を過ごしてはいけない」「より目指す世界観に近づく努力を重ねたい」「同じチャレンジするなら、来年より今だ(32歳という年齢もあると思います)」。そう思ったので、これ以上先延ばしにしない、2019年3月末退職と決めました。「タイミングだった」と言ったらそれまでなのですが……。

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さて。やっと本題です。

今後についてですが、今までと変わらず、旅、執筆、撮影を軸に、お仕事を続けさせていただきたいと思っています(イベント・講演、メディア出演、コンサル業務等も変わらずです)

伊佐知美の経歴、仕事履歴、ポートフォリオ等はこちらにまとめています

とくに挑戦したいのは、書籍化等、まとめることを前提としたコラム、エッセイ連載です。旅や日々の迷い、女性の行き方を題材にした小説執筆にも挑戦したい。世界と日本の写真ももはや20万枚以上あるので、きちんと編集してまとめたいです。

2018年、「もしかしたら私の人生は、短いのかもしれない」と考えさせられる、個人的には大きな出来事がありました。その際も、私はいつ命がなくなるとしても旅をして、写真を撮って、文章を書くな、と直感的に感じ、ある種の安心を得ました。「間違っていない」と。だから「旅と写真と文章と」が、私の真ん中を貫くテーマであることは変わらないと思います。

ただ。

「旅を、し続ける人生とは?」。持続可能性のある旅をずっと、ずっと目指してきたはずなのに。「旅と生きていきたい」「文章を書いて生きていきたい」すべて本心のはずなのに、5年間言いすぎて、自分の耳でその言葉を声を聞きすぎて、まるでそれは言霊のように。「本当にそう?」

上記のnoteで書いた通り、「日本語の文章と、写真以外の表現にも挑戦したい」と感じ始めた心を、無視したくないとも感じています。

現在決まっているのは、4月中旬入学のフィリピン・セブ島、そして5月下旬入学のマルタ島への英語留学です。

そしてもう一つ、挑戦したいのが伊佐知美発信の「旅のブランド作り」。具体的には、現在旅先の写真と文章をまとめた2020年の日めくりカレンダー作りと、海外のテキスタイルを用いた旅スカート作りに向けて動いています。旅のアクセサリー作りについては試行錯誤中です。

私は、これまで47都道府県、50カ国130都市以上を旅してきました。

でも、そこで見てきた世界や日本の端々の美しさ、そこで暮らしている人たち、文化のすばらしさ、感情の振れ幅等々を、まだ全然表現しきれていない。

歯がゆく思うところもありますが、なんとなく「これくらい溜め込みたかった」と感じているところもあります。なんというか、「ある程度ビーカーが満タンになった」感じもするのです。

旅ブランドとして名前を付けて、その中の一つに軸の表現である文章や写真も数えたい。表現の方法は、その2つに限らなくていいと思う。自分に自分に蓋をしない。それを会社員という守られた枠組みを外して、リミッターをなくして、やってみたいと思いました。

バカな挑戦をして、死ぬかもしれない

細々とした貯金が底をつきそうになったら、本当に危ないなぁと思っています。怖い。でもやってみたいと思っています。このnoteを読んで、一緒に仕事をしたい、アウトプットを作りたい、と感じてくださった個人・法人・プロジェクトチーム様がもしいらっしゃったら、ぜひ一度気軽にお問い合わせいただけたら嬉しいです。

お仕事等のお問い合わせ先はこちら、またはTwitterのDMにてご連絡くださいませ

個人の仕事の費用感については、これまで載せていませんでした。が、参考までに現状をお話させていただくと、取材記事については、執筆だけでなく企画・編集も担当させていただくかなど詳細によってかなり変わってくるのですが、1本5,6万円〜でお受けさせていただいています。コラム・エッセイ寄稿については関係性のある方々からお受けすることが多かったのですが、1本2,3万円〜からお受けしていました。撮影については1案件5万円〜が多かったです。

イベント登壇等については、自治体さま関連(書籍『移住女子』著者として、元『灯台もと暮らし』編集長としての地域系)、社会貢献度の高いものや、学生向けのものでしたらあまり金額は問うていませんでした。

ただ、これは今までと変わらないのですが、価格だけでは動きたくないと考えています。志に共感できるか、同じ方向を向けるかどうか、一緒に気持ち良い風を吹かせられるかどうか、(とあとは互いのスケジュールが合うかどうか)の軸でお答えさせていただいています。お金が想定を上回る・下回るを短期的な目線で捉えていない、というスタンスでいられたら幸せです。甘いでしょうか。甘いのだとは思いますが、クリアな気持ちで、頑張りたいです。

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ずっとフリーランスでいられるかどうかは、わかりません。また組織に所属したいという気持ちも持っています。

うまくいくかも分かりません。けど、とにかくやってみたいと思っています。

ちなみにこれからの滞在先ですが、今後も海外渡航の予定はあるし作っていきたいと思いつつも、当面のベースは日本に置くと決めました。

秋頃から日本国内のどこかに拠点を構えたいと思っていますが、現状未定です。海のそばで暮らすという夢があるので、逗子・鎌倉エリアの古い家をリノベーションなどして暮らせたら最高だなと安易に考えているのですが。もしそんなうまい話が本当にあって、私が発信等でお手伝いできそうな案件がありましたら、是非そちらもお声がけいただければ幸いです。

ということで、かっこよく簡潔に宣言したかったのに、全然だめでした(笑)。

こんなに退職エントリーが長くなってしまったのは、ひとえにWaseiへの愛と、単純に私がこれまでずっと会社員だったからびびっているからだと思います。

「雇われて働くこと」については、アルバイトから正社員まで、ほぼ網羅しました。これからは、「雇われずに働くこと」を、本当の意味で実感する日々になるのだと思います。どういうことなんだろう。知りたい。

冬の間ずっと悩んで、今やっと晴れやかな心になれたのは、スリランカ旅のおかげか、周りにいてくれる人たちのおかげか、もしかしたら春と「令和」の響の美しさのおかげなのか。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

いつも遊びにきてくださって、ありがとうございます。サポート、とても励まされます。