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セミスパルタ校の授業スケジュール【フィリピン語学留学体験記 3/5】

フィリピン・セブ島語学留学記 vol.3は、「学校ではどんなスケジュールで過ごしていたの?」。最初に言っちゃうんですが、アンサーとしては、AM7:00〜PM20:00まで英語漬けの暮らしをしていました(!)

セブの語学学校の数は、100とも150とも言われています(理由は毎年変動するからみたいだけれど)。

語学学校の種類は大きく3つに分けられ、

[1]スパルタ校(平日の外出禁止)
[2]セミスパルタ校(平日は外出OK、ただし門限あり)
[3]ノンスパルタ校(外出OK)

ざっくり上記のようになるそうです。

私は「朝から晩まで、みっちり英語漬けになりたい」「でもセブの暮らしも見てみたいから、平日もちょっぴりずつ外出し(たり、マッサージやネイルに行ったりし」たい)」というわがままな気持ちがあったので、今回はセミスパルタ校を選ぶことに。

選んだ学校の名前は、「セブブルーオーシャンアカデミー」。


【 フィリピン・セブ語学留学体験記 】そのほかの記事はこちら
◾️30代だけど、語学留学に行きたい
◾️フィリピンと「セブブルーオーシャンアカデミー」を選んだ理由←理由はココに!
◾️セミスパルタ校の授業スケジュール←今ココ!
◾️人生の夏休み感満載。週末は「アイランドホッピングツアー」へ!
◾️2週間の感想まとめと、本音の話

入学初日は、午前中に学校説明とレベル分けテストを受けます。

結果は、【8段階中の5】というなんとも絶妙なレベル!(笑)そこから私のセブでの英語漬けの日々が始まります。

ちなみにセブブルーオーシャンアカデミーは、韓国資本の学校でした。

そのため、生徒の割合は、韓国、日本、台湾、ベトナム、モンゴル?の順に多い印象で(伊佐の実感値)、年齢は20〜70代くらいまで本当にさまざま。

私は32歳ですが、浮くって感じも全然なくて、むしろ馴染んでた感があった気が。

60代の白髪の素敵なお姉さまが「語学学校は昔からの夢で。夢を叶えにきたの」と行っている凛とした姿には感動したし、50代くらいの企業経営者の方が「会社の研究制度に語学留学を組み込みたくて。そのためにまずは自分が体験を」と授業にせっせと出席されている姿には、なんだか感銘を受けた。

英語を学ぶ理由に、年齢も背景も関係ないんだなぁ。仲良くなった韓国人の男の子は、プロダイバーで、将来セブにお店を開きたいから英語を学びながら毎週末ダイビングをしていたし、台湾からベトナムに移住したくて、という人や、ただただ失恋して前から行きたいと思っていた海外に、という女の子もいたよ。

ちなみに余談だけど、お隣の学校はロシア資本だったので、ロシアの方もちらちらとお見かけしました

◾️さて。実際にどんな日々だったかというと……!

AM
・6:00 起床
・6:30 学校の食堂で朝食(学校は1日3食、平日も休日もごはんがついてるのだ!)

私の部屋が10階、11階が屋上だったので、早起きできた日は屋上から朝日を見ていました

・7:00〜7:50 中級リスニング【4名のグループ授業】
※自主的に追加するオプションクラス(勉強型とリラックス型がある)
※このクラスは、韓国・ベトナムの女の子が一緒で楽しかった〜!

・8:00〜8:50 テーマトークレッスン【マンツーマン授業】


・9:00〜9:50 セルフスタディ【休憩】
※学校から徒歩2分で到着する寮にステイしていたので、隙間時間があればお部屋に戻れる。予習復習、お昼寝、海を見ながらコーヒーを飲んだりマンゴーを食べたり、ということをしていた

部屋の窓からの景色



・10:00〜10:50 イディオムレッスン【マンツーマン授業】 

・11:00〜11:50 ライティングレッスン【マンツーマン授業】

お昼
・12:00〜13:00 学校の食堂 or 周辺のレストランで昼食
※セミスパルタ校なので、近所をお散歩して外のレストランでランチ、なんてのもOK
※マクタン島は、とにかく韓国感が溢れる街並みだった

ごはんを作ってくれるスタッフのみんな、優しかった

学校の外の様子

外で食べてた韓国ランチ

PM
・13:00〜13:50 テーマトークレッスン【3人のグループ授業】

・14:00〜14:50 リスニングレッスン【3人のグループ授業】
※13:00〜14:50は日本人の子と一緒だった。楽しい。楽しいんだけど、日本人の発音は間違っていても聞き取れちゃうし、意見交換時もなんとなく言いたいことがわかってしまうので、これを避けたかったら、頑張って最初のレベル分けテストで高いレベルに行った方がいいのかも……!って思った

・15:00〜15:50 発音とリーディングのレッスン【マンツーマン授業】


・16:00〜16:50 定型文を使った会話レッスン【マンツーマン授業】

そういえば申し遅れましたが、右側が伊佐(わたくし)です、こんにちは

・17:00〜18:00【休憩(予習復習)】

敷地内のプールサイド、もう50メートル歩くと海


・18:00〜19:00 学校の食堂 or 周辺のレストランで夕食

ちなみにマクドナルドもあった、行ってないけど

・19:00〜20:00 中級発音クラス【2人のグループ授業】
※自主的に追加するオプションクラス

※2019年5月より、セブブルーオーシャンアカデミーの授業時間が、少し変更になったそうです。私の在学中のスケジュールのため、参考までに

***

まとめると、

・1日のベースは、50分授業 × 7コマ
・希望者は、無料でオプションクラスを追加できる。時間帯は朝と晩で、勉強型とリラックス型がある。どちらも英語で何かを学ぶ。私は朝も夜も勉強型を追加、結果、1日9コマ授業を受けていた。朝7時から夜8時まで(笑)。

***

結果、忙しくて死にました(笑)。1日9コマ、オールイングリッシュで、初日〜3日目くらいは頭がパンクしそうでした。英語が頭の中で渋滞して、数日日本語すらうまく出てこなかった……!(笑)

でも、すっごく楽しかった!

英語漬けって、そういえば日本にいるときは「ずっと英語を聞くこと」な気がしていたのですが、実際はそれだけじゃないんですね〜。

私はルームメイトがモンゴル人の女の子だったため(語学留学っぽさを味わえる、ということで3人部屋を選んだ)、コミュニケーションも英語必須。

到着翌日の朝、寝起きの6時に起きて3秒で「Are you feel cold? Can I turn down the air conditioner?」と枕元で言われて……

まだ意識が半分夢の世界にあるまま、「えっ…あっ…Yes, I feel cold………Could you turn down it…?」とかって答えて「こ、これが…語学留学の洗礼……」と思ったりしていました(笑)。ガチの朝イチから英語が必須な暮らし!

ほんとに使っていた私たちの部屋(笑)

こんな感じで、とにかくコミュニケーションが基本英語(当たり前や)。

・聞いたことを理解する

っていうのはもちろんのこと、

・聞いたことに答えるための英語を探す
・考えたことを英語で口に出す

・返ってきた英語の答えを理解する→また答える……(エンドレス)

のサイクルを回し続けるって、かなりの体力が必要なんだ、と身をもって学びました。1時間とかじゃなくて、マジの24時間 × 少なくとも平日の5日間はずっとそれが続く!(笑)っていうのはなかなかすごい。本当に最初は、毎日眠たくて仕方がなかったです(笑)。

けど言うて、4・5日目がくらいから体も頭も慣れてきてくれて。

「頭の中でまず構文を考えてから発言する」が(そんなことしてられなくなってきて)、「頭を通さずに口から出てくる」に徐々に変わっていきました。

これはすごく、嬉しい経験だったな〜。

先生の英語はとても綺麗で、ゆっくり話してくれる先生がいたり、ネイティブのスピードと発音で話してくれる先生がいたりと、授業内容や生徒のレベルに合わせて色々な調整をしてくれるので、いろいろな「生きた英語に触れ続ける」ことができた。

それに並行して、私は中級リスニングクラスでアメリカの人気Youtuberの番組を見て「Linking」と呼ばれる、いわゆる「音をつなげて発音する」やつに慣れるって特訓をしたり、

リーディングクラスでその習った発音をとにかくめちゃくそに直し続けてもらったり、

ライティングクラスでエッセイを書く練習をさせてもらったり、

テーマトークで、「ソーシャルメディアの使い方についてどう思っているか」とか「家庭内暴力についてどう思うか」とか、とにかくあらゆるテーマについて自分の意見を英語で言う訓練とか。

あとは仲良くなった先生と、フィリピンの離婚事情について話しまくったり、どうしてライターになったのか? 今後どんな生き方をしたいのか? とか、日本人と日本語でも話しきれないような胸の内まで、英語で話す体験をさせてもらいました。

もしかしたら、この「母国語が違う人と、深く理解し合える」みたいな経験も、おっきかったのかなぁって今は思う。そういえば、私そんなの、初めてだったかもしれないなぁって。いつも旅で通り過ぎる人たちと、楽しく会話はしていたけれど……。

卒業時にもらえる修了証

2週間の授業が終わる頃には、気づいたらセブに来る前よりも「英語に対する恐怖心」みたいなものがなくなって、「英語が思考よりも先に口から出る瞬間」が増えてた。

あと、とにかく朝から晩まで様々な英語を聞いて、英語で思考して答えるという暮らしをしたから、最後の方は「今聞いている言語が、英語なんだか日本語なんだか区別がつかない」って状態になっていました。

つまりどういう状態かというと、今までは聞いた英語や話したい英語は、一回頭の中で日本語でキャッチして、翻訳して返す、という流れだったのですが、

強制的に英語のキャッチボールを高速回転させる状況に身を置いた結果、英語→英語脳と回路がちょっとだけどできた!ということかな〜と思いました。

語学学校すげえええええええええ(語彙)。

オプションクラスの修了証

ちなみに本当に余談なのですが、じつはオプションクラスで「ギタークラス」を取りたかった。毎日、放課後の夕暮れに、英語でギターを教えてもらえるコース。

じつはマクタン島って、世界的にも有名な名ギター産地だそうで。確かにギターを売る店がいくつもありました。

ギタークラスを受けるためには、自分のギターを購入する必要があるんだけれど、最安5,000円くらいだったので欲しかったな。けど今回は、まじめに勉強型クラスを追加することにしたからナシ!

もし1ヶ月とか2ヶ月、長く語学留学するなら、絶対にギタークラスを選びたかった〜。

***

ということで、平日はこんな感じの過ごし方をしてたよ、というnoteでした。

次のnoteでは、セブ語学留学の最大(?)の楽しみ、週末の過ごし方を紹介します!

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