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チュニジアを訪れて-アラブの春から、今

チュニジアの今の情勢が気になり調べてみたところ、2011年の「アラブの春」のきっかけのアンセムとなったのが、このパリ在住のチュニジア人の音楽家のエメル・マトルティの「私の言葉は自由」という曲だったという。イスラム圏は自由な発言、特に女性はしづらいエリアだと改めて来て思う。文化的に本当に女性の立場が弱い:
それから革命が起きて、独裁政治から解放されたものの、今年の夏にも独裁政権支持勢力からテロリズム攻撃を受けたり、テロ運動が報道されると観光客が減り、現在若者の失業率は30%という。なぜ街中にベンダーが多いか謎が解けた。
防衛にお金を回さないといけないが故に、他の産業開拓に国がお金を注ぎ込みづらいのが実情なようだ。

アラブ圏の観光資源が豊富なエリア、チュニジアやエジプト、ヨルダンなどは全体的にどこもこのテロの風評被害に悩まされている感じがある。素晴らしい世界の観光地、ピラミッドやペトラ遺跡などが、かなりゆったり回れたりする。
今来ているリゾートホテルも、割と国内の裕福層客が主。そこにフランス人客が30%といった所。オフシーズンとはいえ、施設の割に空いている印象。(フランスとの結びつきが強いのは根強い地域な様子。興味深いことに、同じ世界とはいえフランスから見た世界と、イギリスから見た世界は多少違う印象。)
たしかにテロの危険性はないとは言い切れないものの、実際にはこういう観光で成り立っているようなエリアは起こらないよう、かなり政府も安全に力を入れている事が多い。

国の主要産業が失われると、やはり格差が広がったり、大きな社会問題を生むわけで。。特に見所が多く歴史深く面白いエリアなだけになんとも。。。 自由と安全と宗教と経済、、、難しい問題だとつくづく思う。
社会問題の根本を解決させるのは一個の事だけでなく色々なものが繋がっているので、難しいし時間がかかる。でも自分でそういった現状を知ることがまず第一歩かな。。。どこでこの先繋がるか分からない。

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