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ムサビの日本のビジョンデザインワークショップが無事終了!

先日ムサビ市ヶ谷であった、「日本のビジョンデザイン」のワークショップが無事に大盛況で終了。
「身体性におけるビジョンデザイン」をテーマにムサビらしく、クリエイティブに、造形力も用いて皆で日本のビジョンを考えるワークショップをデザインしました。

自分たちの思い入れの深い日本の場所を起点に、そこから将来起こるであろう変革を考え、未来のビジョンを起承転結の流れを使ってシナリオ設計して、それを皆で人形劇形式で発表するという、一日のワークショップとしてはかなり内容の濃い内容。

誰かからの借り物の未来でなく、どこまで自分の視点や体験といった、身体性を持って未来の新しいビジョンを描くことができるかを挑戦したワークショップ。

なんと、このワークショップはソーシャルクリエイティブ研究所設立記念の第一回目のワークショップだったので、かなり時間をかけてやり甲斐があった。
無名の私にその大きな記念すべき機会にデザインを託してくれた、研究所の山崎先生や井口先生に感謝。
登壇者の他の方は、経産省の菊池さんやコンセント/ムサビ教授の長谷川さん等私のレベルの上の方ばかりだったので恐縮でしたが。。。!

所長の井口先生にはこんなに内容の濃い、作り込まれたワークショップは初めて見たと、山崎先生にはこんなに早く設計する人初めて会ったと言ってくださり、嬉しいです!

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シナリオに組み立てたり、それを絵の具等を使って表現したりで、短時間のアクティビティの多いワークショップだったので不安だった。でも当日蓋を開けてみたら、かなり参加者の方々は楽しそうに自由に人形劇を表現していたのが印象的。
物語の設定から、一つ一つ検討していって盛り込んだので、どのチームも一個にまとまった時のストーリーやプレゼンテーションが強いものに仕上がっていた。
プレゼン聞く方も皆興味深々で楽しそうに聞いてた。

渡すツールや、体験動線を検証して洗練させてあげる事で、人々を夢中にさせて新しいアイデアを協同作業で生み出す事ってできるんだな〜と思えて、とてもやりがいがあった。

巻物という謎のツールを作ってみたが、想像以上に良く動線が動いた。地図上に置くエクササイズ等も。
変な新しいツールは作ってやってみるもんだなあ。あとやっぱり使いたくなる見た目と雰囲気重要。問題解決のための動線だけでなく、見た目もちゃんとデザインして、没入感を演出するのはやっぱり楽しい。
2か月かけて制作と実証を繰り返し、一日のワークショップのためだけに完成w

フリーランス一発目の、大学の研究機関の仕事だったので、企業ワークショップではできない実験的なワークショップが実現できたとのだと思う。

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私がずっと考えている、インナーコミュニケーションや、内部のブレスト系会議も、ワークショップのUXやツールのデザインをちゃんと検討して、デザイナーが組み立ててあげる時間を作ることで、参加者のモチベーションや集中力が上がって、重要な新しいアイデアを皆で考えることができる!という事を実証できた気がしてとてもやりがいがありました。

ポストイットに頼り切るのではなく、もっと問題解決やその先の未来を考えられる道筋自体をデザインするのも大事。楽しくて使いたくなるデザインがいい。というのが私も山崎先生も共通認識としてあったので、一緒に考えられてとても楽しかったです。山崎先生のやってみよう精神がとても良くて、自由に楽しく設計もしてました。

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日本で美大予備校してた時から15年。
中退したムサビに戻って新しい研究室の立ち上げイベントをデザインするという何ともすごい巡り合わせ。
私の基礎造形力は日本の予備校時代とムサビ時代に磨かれたので、その造形力を生かして、デザインの新しいジャンル作りの実験的な事が出来たのは非常に喜ばしい事でした。
私は体験としてのワークショップについてもお話しできたし、最近考えていた事を発表できる、良い機会でもありました。

山崎 和彦 先生、ずーっと手伝ってくれていた院生の 水上夏希 さんをはじめ、参加して頂けた皆さまもありがとうございました!!!

私のウェブサイト上に乗せたこのワークショップのポートフォリオリンクはこちら。

あと、当日来ていただいた参加者のわかささんがレポートを書いて頂きました。ありがとうございます! レポートはこちらから。


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