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陰謀論とケネディ元米大統領とカセットテープ

1971年10月8日にアメリカのニクソン元大統領と、当時のCIA長官だったロバート・ヘルムス氏の間で、ジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺にCIAが関与していたことをほのめかす会話がかわされていた。

カセットテープに残されていた音声の中でニクソン元大統領が、ヘルムス氏に対して暗に脅しをかけている。

「ジョンを撃ったのは誰だ?という話題についてだが。

ジョンが撃たれたのはアイゼンハワーのせいか?ジョンソンのせいか?ケネディ本人のせいか?それともニクソンのせいか?

これは、自分によってではないが、大きな話題になる可能性がある。

もし大きな話題になった場合は、どのようにして私が世間の懐疑の目から情報機関の集まり、CIA内部の汚いトリックを管轄する部署を守ることができるかを教えてほしい。

もちろん、自分はアメリカ大統領としてCIAを守る。

いいか、よく聞いてくれ。私はCIAを守るために今まで十分以上の嘘をついてきた。もちらん、これからもそうする。それが正しいことと信じているからだ。」

テープは、ニクソン元大統領がCIAがケネディ大統領の暗殺に関与したことを知っていたことを暗に示している。

ケネディ大統領の甥である、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏も自身のツイッターに投稿。

「CIAによる私の叔父ジョン・F・ケネディの殺害はクーデターであり、私たちの民主主義はいまだに立ち直ることができていない」と語っている。

コロナ騒動以来、日本でも日常的に耳にするようになった「陰謀論(conspiracy theory )」は、ケネディ大統領が暗殺された翌年の1964年からアメリカ社会で一般的に使われるようになった。

事実、多くのアメリカ国民は、ケネディ元大統領を暗殺したのはリー・ハーヴェイ・オズワルドの単独反抗で、そのオズワルドも単独犯であるジャック・ルビーにより殺害されたとするウォーレン委員会の報告内容に懐疑的だった。

しかし、現在のコロナ騒動同様に、政府の公式見解を疑う者は「陰謀論者」のレッテルを貼られた。申し合わせたかのようにニューヨークタイムズ氏も「陰謀論」に関する記事を同年だけで5回も掲載している。

「誰がジョンを撃ったんだ?」と聞けば「お前は陰謀論者だ!」

「ブースターショットで何人殺されたんだ?」と聞けば「お前は陰謀論者だ!」

そして、メディアが全力をあげて権力側を擁護する構図。

同じパターンが見えるでしょ?

"Better start asking who actually shot John before you get boosted to death. Why? Because you are next!".

「死ぬまでブースターを打たれる前に誰がジョンを撃ったのかを問いただすべきだよ。なぜかって?次はきみの番だからさ!」

BANG!


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