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『to'morrow vol.9』

本日は1月5日のお昼に吉祥寺WARPにてニトロデイ、羊文学、RiLを迎えて開催する僕の個人企画「to'morrow vol.9」について書いていきます。

前回のSUNNY CAR WASH、Faded Old City、yuleを迎えて開催した「to'morrow vol. 8 at 下北沢THREE」から一年半。

またずいぶんと空いてしまいましたが、2018年を吹っ飛ばし、2019年開催となる今回のto'morrow は吉祥寺WARPにてフロアライブ!

吉祥寺WARPでto'morrowをやるのは3回目。そして毎回フロアライブなのですが、僕はそれくらい吉祥寺WARPとあそこで観るフロアライブが大好きなんです。

ライブハウスっぽいな〜という雰囲気も、1000円で3杯飲めるカクテルも(まだあるのかな?)もちろんWARPで出会った音楽も。

とても人間臭くて大好きなバンドがあそこをホームと言っていたり、WARPではあそこでしか生まれない楽しさみたいなモノがある。

今回の「to'morrow vol.9」はそんな吉祥寺WARPでニトロデイ、羊文学、RiLの3組を迎えてのイベント!

ここからは出演者紹介を!

ニトロデイ

ニトロデイはヤングな横浜の4人組。結成から一年経たずにCDJのOAを獲得し、2枚のEPのリリースを経て、今年の12月に待望のデビューAL『マシン・ザ・ヤング』をリリース。来年はビバラロックに出演するなど、これからの活動にも期待しかない未来の星。

彼らはよくNumber GirlArt-Schoolといった日本のオルタナバンドから、PixiesSonic YouthNirvanaのような90sのオルタナやグランジ・バンドを例に説明される事が多いのですが、僕も最初彼らを知ったCDJのライブ映像を観たときは「うわ!日本にPixiesの空気感にNirvanaの気ダルさが加わったバンド出て来た!」と驚いたものです。

その感覚は彼らの魅力の一つなんですけど、彼らはそれだけじゃ収まらなかった。今年の夏にリリースされたEPの「レモンド」、「グミ」の2曲を聴いた時にハッとさせられました。一気にバンドとしてのオリジナリティーとポップさが加わって、リリースされた『マシン・ザ・ヤング』も素晴らしい。

90sのソリッドなギターとオルタナ精神をまずは軸にして、彼らがパンクバンドであることは一聴しただけですぐにわかる。その中でヴォーカル、小室ぺいの歌声は妙に耳に染み付くし、メロデイーもめちゃくちゃポップになっていて、地下だけではなく、野外ステージも似合うバンドになってしまった。最高のニューカマー!

羊文学

東京の男女混合トリオ、羊文学。ライブハウスを中心に注目を集め、昨年デビューEP、『トンネルを抜けたら』をリリース、更に今年に2nd EP「オレンジチョコレートハウスまでの道のり」、デビューAL『若者たちへ』と名盤を次々とリリース。ライブハウスに出入りするようなミュージックジャンキーから、もっとライト層のリスナーにも届く架け橋のようなバンド。

まず何よりヴォーカル、塩塚モエカのまるで映画を見ているかのようにすんなりと楽曲の情景が浮かんでくるリリックと唄声がまず耳に残り、頭にも残る。

都会の生活での孤独とか、パーティーの帰り道とか、アルバイトの休息中にひとりでタバコを吸ってる時とか、日々生活をしていてる時のちょっとしたセンチメンタルな気分にさせられる場面に、彼らの音楽は本当にすんなりと入り込んでくる。

唄っていることも全然違うはずなのだけど、妙に自分の人生の中の寂しさを感じる場面にスッと入ってきて側にいてくれるのが羊文学の音楽の魅力。

サウンド面でも、90sからシューゲイザー、そしてUKっぽさもありつつも、唄やリリックが前面に出ているのが邦楽ロックファンも虜にしている部分であると思うし、個人的にはそれは今のUSインディーとも一致しているものだと思っていて、Snail Mailとか今年注目を集めたインディーSSWにも同じことを感じます。

僕が大好きなSub Popの新人、Forth Wanderersというバンドと羊文学は僕の中で同じ空気感を持ってる唯一の2組で、何が共通してるのかなと考えてみると、楽曲の中にある妙にリアルな人間らしさだということに気づきました。そう、羊文学の楽曲は決してマシーンでは作れない人間味が溢れているから好きなんだと。

最近リリースされた「1999」というクリスマスシングル、今年の邦楽ベストソングかもしれません。

RiL

町田発の爆裂オルタナティブ・デュオ、RiL。今年から現体制で新たなスタートを切った彼らは、いきなりFUJI ROCKの"ROOKIE A GO-GO 18"に出演を果たす。ライブ会場限定でリリースする予定だったデビュー作『ⅲ』は問い合わせ殺到につき、店舗流通するなど、2018年に突如現れたダークホース!

僕は今日本で中々ライブ観れないので、前回からto'morrowを開催する時にはその年に出会った一番ライブを観たいバンドを誘っているのだけど、今回はRiL!

たまたま僕のツイッターにスマホで撮ったライブが流れて来た時にそれだけでもこれは!!ってなったけども、音質も完璧なフジロックのライブ映像で完璧にやられた感がありました!

Foo Fightersなどの90年代オルタナやグランジから、Royal Bloodのようなガレージやハードロック要素をぶち込んだ爆裂サウンド。容赦なく次から次へと攻めたオルタナサウンドが洪水のように流れて来ます。

彼らは海外のバンドから特に影響を受けているはずで、僕はアメリカに住んでるけど、USでもこんなバンドいないよと!!

僕は2ピースバンド大好きだけど、これはドミコ以来の逸材だと思います。力でねじ伏せるタイプの2ピースはだいたい物足りなくなっちゃうけど、彼らはちゃんと2人でねじ伏せている。

360℃フロアライブだと化ける感じがヒシヒシとするし、一年後には更に大きくなって、あの時観ておいて良かったー!ってなってるはず!

という訳でこの3組を迎えて吉祥寺WARPにてフロアライブで開催!

邦楽ロック好きから90sのオルタナ、そして最近のUSインディーまで網羅してる日本の3組を集めての開催!上記のジャンルが好きなら来て損は無いはず!

to'morrow recordsの出店もありますし、特典でオルタナプレイリストを公開する予定!

まだチケットもありますが、無くなってしまう可能性もありますので、諸々情報は下の概要からチェックしてみてください。

『to'morrow vol. 9』

2019.01.05(Sat / Noon)
at 吉祥寺WARP(360°フロアライブ)

OPEN:12:00 / START 12:20
ADV ¥2300 / DOOR ¥2500(+1D)(外国人無料チケット有)

出演
ニトロデイ
羊文学
RiL
※全バンド40分ステージ

出店
to'morrow records(Specialized in Alternative)

ご予約は各バンド、
または主催者
Mail:tomorrow_herose@yahoo.co.jp

Twitter:tomorrow_event
までお名前と枚数をご記入の上ご連絡ください。

2019.1.5 楽しい日にしましょう!

ライブハウスでの飲み代になります! Cheers!!!