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はじめての詩の朗読会


こんにちは こんばんは、星野灯です。
最近は「とある日」が来るまでずっと緊張し、心が騒がしいままの日々が続いていました。
その「とある日」が終わり、ようやく快眠することができた昨晩。


その「とある日」というのが、詩の朗読会だったのです。



詩の朗読会「冬眠し損なった私たち」


2月9日(金)〜18日(日)まで神戸で開催中のグループ展の中の企画でした。

私の作品も展示されているグループ展「凍える夜に想うこと」についてはこちらで詳しく書いています。



2月11日、グループ展の会場で星野灯と鳥取の詩人 岩崎淳志さんの2人朗読会を開きました。

私にとっては"ほぼ"はじめて人前で朗読をさせていただく機会となり、とても貴重な経験をさせていただきました。
※ ”ほぼ”と書いたのは、この朗読会が決まってから少しだけ人前で読む練習をしていたからです。


お客様を前にしての朗読をしたことがなかったので、何日も前から緊張状態でどうしようどうしよう、と内心焦っていた日々。
そんな日々が報われた瞬間のことをここに記しておきたいと思います。
綺麗に撮影していただいた写真もお楽しみください。




今回の朗読会は星野の朗読30分、岩崎さんの朗読30分の計1時間の会でした。

最初のアナウンスで朗読会のタイトルをド忘れしたり、緊張しすぎて開演前にお客様との会話があまり出来なかったりとポンコツな星野でしたが、朗読会経験のある岩崎さんが導いてくださり、素敵な時間を過ごすことができました。


お客様について

当初の予定は定員8名で想定していましたが、たくさんのご予約をいただき、実際には9名の方が来てくださいました。年齢層もバラバラ。言葉通り老若男女といった内訳でした。
詩や朗読というものが、どんな層の方でも隔たりなく興味を持ってもらえるものなのだと感じました。

温かい方ばかりで緊張しガチガチな星野のことも優しい眼差しで見てくださってとても助かりました。お見苦しい姿で申し訳ございませんでした。



岩崎さん

岩崎淳志さんの朗読


鳥取の詩人 岩崎淳志さん。
約2年前に文学フリマで声をかけてくださったことをきっかけに、詩の話やそれぞれの活動について話すようになった詩友。

鳥取を拠点に詩の朗読会や市の芸術祭に参加されている方です。星野の個展や今回の朗読会のこともたくさんアドバイスをいただいています。

そんな岩崎さんの詩が私はとても好きで、ぜひ神戸の皆様にも知っていただきたい!という思いでお誘いし快諾いただいたため、2人朗読会が実現しました。

朗読会では、ギターを使い迫力のある岩崎さんの世界へ誘っていただきました。
読み方もギターの使い方もかっこいいのです。


ひかりちゃん

朗読会の聞き手の1人として、星野手作りの巨大シロクマぬいぐるみこと、ひかりちゃんを招きました。グループ展の展示や朗読会のテーマが「冬」ということもあり、朗読者の隣に座って大きな存在感と華を添えてくれました。



サプライズ

会場に来られる皆さまに内緒にしていたことがあります。
それは星野の朗読がウクレレを弾きながらの朗読であること!

いつもギターやピアノを用いて朗読をされている岩崎さんから「星野さんもウクレレやってみたらどうですかー?星野さんなら出来ますって!」と薦められるがまま、ウクレレを買った12月初旬。

約2ヶ月で朗読会で披露できるだけのものにしなければ!と必死の思いで練習。はじめは固い弦を触っているとすぐ指が痛くなっていましたが、次第に慣れて楽しくできるように。

何度もSNSで「ウクレレ練習中」とつぶやきたくなっていたのですが、サプライズの方が良いだろうと思い、グググっっと封じ込めていました。



温かいことばに想うこと

とても楽しかったです。
なにより新鮮でした。

はじめて個展を開催した時もそうでしたが、初めてのことをする時はいつもソワソワ緊張もするし、どれだけ練習をしても空気を掴むような思いで不安が募ります。

ですがいざ当日を迎えると、お客様の温かい眼差し、お言葉にとても元気をもらいます。
「いつもYouTubeの音声で聞いていたけれど、生で聴くとすごくよかった」というお声や「楽しみにしてました」、「この詩がよかったです」などなどお客様の生のお声をいただけるのもとても嬉しかったです。
目を輝かせながら、頷きながら、中には涙を流しながら聞いてくださっている様子を見てこちらまで胸が熱くなりました。

ギャラリーの扉を開き、皆様が笑顔で帰っていかれる様子を見て、頑張ってよかったなとこの2ヶ月のすべてが報われました。

皆様がお帰りになった後のギャラリーの店主さんや岩崎さんもすごくいい顔をされていました。あぁ、よかった。


漫才コンビみたいな2人
自分で言うのもなんだが、とにかく仲がよい



そんな、温かくて終わってほしくない日も夜を迎える。
緊張状態だった身体を湯船に浸け、ようやく解いて一晩経った今日は思い出に浸っていた1日でした。

頻繁には心臓に悪いですが、またいつか朗読会もできたらいいな。
そんなふうに思っています。
その時にはぜひ、聴きに来てくださいね。


素敵な1日でしたが、
グループ展「凍える夜に想うこと」自体はまだ終わっていません。
2月16~18日も皆様のお越しをお待ちしています。
私もできる限り在廊している予定です。
よろしくお願いいたします。


星野灯


p.s.
定点で録画していた朗読会の様子を見返しているのですが、自分の緊張した顔が人に見せてはならない顔すぎて、やばいのだが…と反省しております。
次こそはもう少し穏やかな表情でいられるように。





(ほぼ)毎週水曜日にYouTubeに詩の朗読の録音を投稿しています。
こちらは自室にて1人で撮っているので、のびのびと読んでいます。
ぜひ聴いてみて下さい。



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