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神楽坂を歩く、小道での出会い

学生が帰宅を始める時間。
飯田橋は若者で溢れていた。

一日の役目を終える夕陽が、”飯田橋サクラテラス”に反射し、下町のような雰囲気が醸し出されていた。

神楽坂には、多くの飲食店がギュッと詰まっている。
人通りもあり、賑わっている様子。

しかし、そんなメインストリートを外れ、路地裏の小道を散策したい。

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”神楽坂仲通り”にお邪魔してみよう。

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狭い小道には、風情ある木造の家々が静かに佇む。

神楽坂がおもしろいのは、こういった狭い小道にお洒落なバルや、格式高そうな日本料理屋があることだ。

”知っている人しか知らない店”なのである。

あれだけメインストリートに飲食店が立ち並んでいれば、多くの人は裏路地の店には気が付かない。

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石畳の路には、舗装されたコンクリートとは異なる存在感がある。

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メインストリートから外れているため、とても静か。

ときどき、前から人が歩いてくる。
そんなときは、「あっ、どうも(失礼します)」と軽く会釈する。

”誰も知らない裏道を知っている人間同士”という不思議な連帯感が生まれる。

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歩いていると、地元ネコがいた。
ニャーニャーと鳴きながら、どこかへ向かっているよう。

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後をついて行こう。

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行きつけの店に、”エサ”をもらいに来ていたようだ。
話を聞いていると、どうやらこの店のネコではないそう。

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「一度メインストリートに出て、次は神社に行こう」

ふと空を見ると、道の狭さが分かる写真が撮れた。
この小道は人ひとりが通れるほど。

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しばらくメインストリートを歩くと見えてきた。

”赤城神社”である。

この神社はとても近代的というか、”神社っぽくない”神社なのである。

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有名建築家、隈研吾氏が監修した神社。

なんと社殿がガラス張り。
残念なことに、暗くなっていたのでその写真を撮ることが出来なかった。

そして狛犬が可愛らしいフォルムをしている。

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スフィンクスのような見た目。

境内にはマンションが建ち、その一階にはカフェがある。

ゆっくりしたいときは、メインストリートではなく、ここのカフェで一休みするのはいかがだろうか。

最後に、シュールな公園に行って散歩を終わるとする。

赤城神社の脇を通り、階段を下りて再び路地に入る。
ずっと真っすぐ行くと、その公園がある。

入り口が非常に分かりにくいので、マップを頼りに注意して行ってほしい。

”あかぎ児童遊園”

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妙にリアルなゾウ二匹が力を合わせて、子供たちのすべり台になっている。

街灯が左側からゾウの顔を照らしている。実にシュール。

大きさが結構なもので、小さな子供は怖くてビックリしてしまいそうである。

そんなことを考えながら、帰りは神楽坂駅へと向かった。

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