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TypeScriptで学ぶJavaScript(ES6)

JavaScriptといえば、「エディターで書けばブラウザーで動く」という、非常に手軽なプログラミング言語で、ウェブサイトの制作はもちろん、幅広く活用されているプログラミング言語です。

しかし、言語仕様はかなり古く、オブジェクト指向言語としては不完全であったため、長らくこれを根本的に変えるための議論がされていました。

そして2015年に、JavaScriptの国際標準規格として策定している「ECMAScript」が「ES6(ECMAScript 6)」を発表し、言語仕様が現代風のものに一気に置き換わりました。この連載では、そんなES6のJavaScriptの書き方を紹介します。

置いていかれた旧ブラウザー

ES6に沿って作られたJavaScriptのプログラムは、最新のウェブブラウザーなどでは動作するものの、Internet Explorer 11以前などだと動作しない場合もあります。

そこで、現代のJavaScriptでは「トランスコンパイル(または、トランスパイル)」という作業を行うのが一般的です。

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