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若い人、文字読めている?

仕事をしていると、老人によく尋ねられる。
老人は思考力が低下しているので、仕方ないと思いながら案内する。

その次によく尋ねてくるのが「大学生から社会人数年くらい」の若者。

彼らはスマートフォンを使えるはずなのに、わからないのか、よく聞いてくる。

今の若い人は小さいうちからスマホに触れている、スマホ世代である。
スマホによってたくさんの情報を得ており、情報を獲得するのは得意なのでは?と思う。

しかし


もしかして「若い人って文字を読めていないのでは?」


と疑問を持つ、彼らは、検索ができても、スマホに表示されていることが現実社会に落とし込めなくて、理解できないのでは?

彼らは普段、スマホで何を見ているのだろう、と考えたけれど
SNSで交流しているだけ?という結論。
TwitterやInstagramは、文字よりも、画像や動画で交流することができる。ということはSNSを使いこなしていても、文字でのやりとりは少ないのでは?と思う。

そういえば新井紀子さんの「AIvs教科書が読めない子供たち」にこんなのがあった。

正解に辿り着く、あるいは正解に辿り着く手法を身につけさせるためにアクティブ・ラーニングを教育に取り入れるのであれば、少なくとも議論をした後で、事典やなんらかの手段、せめてウィキペディアなどで調べて、何が正しかったのか、確認できなければしょうがない。でも、ちょっと待ってください。彼らはウィキペディアを読めるでしょうか。なにしろ教科書が読めないのですよ。

教科書が読めない子どもが増えている。
確かに普段、尋ねてくる人たちは平日にも関わらず、スーツを着ていない、ということはフリーターといったところか。

上記の本にはこういう未来予測もある、正直少し怖い。

AIに多くの仕事が代替された社会ではどんなことが起こるでしょうか。労働市場は深刻な人手不足に陥っているのに、巷間には失業者や最低賃金の仕事を掛け持ちする人々が溢れている。結果、経済はAI恐慌の嵐に晒される──。残念なことに、それが私の思い描く未来予想図です。 

フリーターの仕事の多くは、AIや機械に取って代わられやすい仕事であろう、ちなみに私の仕事もそうである。

いや、それ、書いてあるやん、てことを本当に聞いてこないでほしい。
仕事をしていると「世の中の人って本当に文字が読めない、文字を読めないことを他人のせいにしている」なと思う。
わからないことを自分のせいではなく、外部のせいにする。

自分で見て考えて、行動して例えばそれが間違っていた場合、自分で責任を取らないといけない。

それを避けている人が多いのかなと思う。みんな誰かのせいにしたいのだ。

僕はあまり迷うことがなく、他人に聞くことが少ないので
そういった人の気持ちがあまりわからない。ごめんね。

丁寧に教えてあげようとも思わない、いや、それあなたの読解力不足だから、としか思えない、サービス業には向いていないのかも。

若い人の気持ちに寄り添う、文字が読めない、思考力の低いお客様の気持ちに寄り添うのは難しい。申し訳ないけれど。

文字が読めないんだから、高給の仕事には就きにくいだろうなとは思う。

ずっと社会に搾取されながら生きていくことになるのだろう、やはり、勉強って大事だ。

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