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エストニアヒッチハイク2日目 3/26(火) 【ラクヴェレ】

初日にだいぶ疲れて、少し遅めに起きました

ウズベクのおじさんに朝食をいただき、お礼を言って別れました

電話番号をいただき、何かあったら電話してくれ!と言ってくれます

本当にありがとうございます

昨日の反省から、泊まる場所を確保してから街を見ようと思い、カウチサーフィンで5人くらいにメッセージを送り、Airbnbとホステルもチェックしました

Airbnbは残念ながら近くに泊まれる場所がなく、ホステルは満室でした

カウチサーフィンの返信がなかったらおじさんにまた頼らせてもらうか・・・

次の目的地であるナルヴァの人にも何人かメッセージを送り、街の探索を始めました

まず向かったのはラクヴェレ城というところです

ラクヴェレ城は13世紀にデンマーク人が建てた城で、中世の雰囲気が残っています

少し丘になっているところにあり、城を見たときは、大変だったヒッチハイクから来る感動もあり、「おお!」という気持ちになりました

ただ残念ながら城が開放されておらず、中に入ることはできませんでした

開いてないのは仕方ないので、城の周りを歩きながら、城や街の風景を見ていました

城のある丘から見るラクヴェレの街は感慨深いものがありました

教会のあたりの古い町並みを残した場所

遠くにある針葉樹の森とそこにうっすらかかった霧

1日目は大変だったけれど、その風景を見ればすべてふっとびます

旅は大変だけれど、そこで見るものの感動は全て覆し、旅に出てよかったと思わせてくれるものです

城と街の風景を楽しんだ後は、聖三位一体教会という場所に向かいました

すぐ近くにあったのですが、ここもやっていない・・・

事前に調べたときは、空いてるタイミングで来てるはずだったのに・・・

仕方ないので、街をいろいろ見て回ることにしました

聖三位一体教会のあたりは、中世の街並みを残していて、タリンにある旧市街とはまた違った趣がありました

歩き疲れたので、街の中心部にあるショッピングモールで休憩します

モールには平日の昼間からたむろしている若者がおり、地元の田舎にもこういう人達いたよな、となんだか懐かしくなりました

こういうのって世界共通なんだな、という学びを得ました

椅子に座り、カウチサーフィンのメッセージをチェックすると、1件の返信が

「I'm sorry. I can host you, but I'm in hospital now(ごめんなさい。泊めてあげたいけど、今入院してるの)」

なんとタイミングの悪い・・・

彼女の回復を祈るメッセージを送り、これからのことを考えました

おそらくこのままだと今日も泊まる場所がないので、申し訳ないけどまたウズベクのおじさんの家に泊めてもらおうと電話をかけます

が、電話に出ない・・・

「あ、今日はまじでホームレスだな」と思いました

外は寒いので、とりあえずモールが閉まるまでそこにいました

22時にモールが閉まり、他のモールに移り23時までそこに滞在

その後はノープランで、橋の下とか地下レストランの入り口に座ってました

やはり暖かい場所が欲しいので、銀行のATMスペースに行き、そこにいすわります

ただ、ふと思ったのは、「ここにずっといたら警察呼ばれるんじゃないか?」ということです

後で現地の人に聞いた話によると、その可能性はあるとのこと

それを避けるため、また寒い夜空の下、街を歩き回りました

このときカウチサーフィンでメッセージをもらいましたが、内容は「I have my brother in my house tonight, so I can't host you(兄弟が家に来るから泊めてあげられない)」

絶望

どこか温かい場所はないかな・・・

思考が完全にホームレスでした

ここで幸運が起きます

街を歩いていると、ガソリンスタンドを見つけました

そこの看板を見ると「24h」という文字が

偶然にも24時間営業の場所を発見したのです

しかも食事用のテーブルがあったので、椅子に座ることもできました

0.6ユーロ(約78円)のパンを買い、一晩そこのガソリンスタンドに居座らせてもらうことにしました

暇なのですが、スマホの充電を使い切るわけにはいかないので、本を読んだりこれからの計画を立てます

ただ眠気がひどくて、本などは全然集中できません

こういうときの暇つぶしを知っておけばよかったな・・・と後悔しました

ガソリンスタンドの椅子に座って一晩過ごし、2日目が終了しました

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