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ジムトレーナーから学んだ「意識の教え方」

2017年秋から定期的にパーソナルトレーナーのもとで筋トレしている。

最初はダイエット目的だったが、筋力がついてだんだんと挙げられる重量があがっていったり、レップ数が増えていくことが楽しくなって、そのうち完全なる力もちを目指すようになった。

ジム頑張ってる人のほとんどが人から聞かれたことあるだろう
「そんなに筋トレして何になりたいの?」
「そんなに筋肉つけてどうすんの?」
って質問。
わたしもしょっちゅう言われたものである。
でもわたしはよくぞ聞いてくれましたとばかりに熱弁していた。
「強くなりたい」
「筋肉は一生ものの服だから」と。
「武井壮になりたい」と言ってた時期もある。

今年引っ越してから少し足が遠のいてはいたが
先日ガチなトレーニングができそうなパーソナルジムに入会したので
力持ちへの道復活だ。

と前置きが長すぎたが、長年パーソナルを受けていて、トレーナーの説明のうまさは本当に関心するばかり。そして自分の講師という仕事にも大いに参考にさせてもらった。

筋トレは意識することが大切だと言われている。
そのトレーニングの内容・目的・意義を意識することなのだが、特に難しいのが身体の部位に意識をもっていくということ。
意識しないと効かせたいところに効かないし、怪我にもつながる。
例えば、スクワットするときには「腹圧をかける」のが重要だ。腹圧がかかっていないと重量担げないし、しゃがむときにフォームが崩れて怪我につながる。また、しゃがめても次に立ち上がるときに力が入らずつぶれそうになって、これまた怪我につながる。
だから腹圧って大切なんだけど、それがわかるまでは腹圧ってなんだ?どこをどうすればいいの?と必ずなる。
なぜなら普通の生活で腹圧を「意識する」ということがないからだ。
意識したことがないものは理解するのがなかなか難しい。自分の身体であってもだ。

わたしのかつてのトレーナーは、それを「腹圧とはおなかに圧力をかけること」といきなり説明するんじゃなくって、自分で肋骨あたりに手を置いてから息を吸うとその肋骨が広がるっていうのを分からせてから、次に息を細く吐きながらも肋骨はそのまま!と指導してくれた。今おなかに圧力かかってますよね、それです!その感覚覚えておきましょう!と言ってくれた。おお、なるほど!圧がかかってる!これなのか!とすごく感動したし、ものすごく腹に落ちた。腹圧だけに。

トレーニングの世界では、トレーニングの3原理5原則というものがあり、その中にこの「意識性の原則」というものがある。興味のある人はぜひググってみてほしい。これはトレーニングだけに限らず、人に何かを説明する・教える・促すときにも活用できる考え方だ。

自分に工夫がほしい、アイデアがほしい、新しい何かを取り込みたいと思ったときは私の場合、異業種一択だ。
飲食店をしている人が自分のお店とは違うお店に行って、アイデアを得る
というのと同じだ。きっとどんな職業でも異業種は参考になるのだ。
そして取り込んだものを消化すればそれは自分の技術にちゃんとなる。

パソコンインストラクター、講師業の方、
まずは説明のプロである筋トレのトレーナーおすすめします。
筋肉鍛えると長時間研修もバテなくなるし、いいことづくめです。


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