見出し画像

選択は年齢や状況とともに変わるのか

いま、私は求職中。

とても面白くて魅力たっぷりの仕事がもう決まっていたのだけど、

彼のビザのことや、
これから2人で築きたいこと、
そもそもどういうところで住みたいか、

ということをたっぷり話し合う中で、
惜しむ気持ちはあれど、
私は彼とのこれからを大事にしたいと
仕事大好き人間の私の優先順位が変わった瞬間でもあった。

仕事大好き、といっても、
身体が壊れるほど仕事はしたことがないし、
残業をひたすら惜しまず数字のためにする、
などということは私はしたくなくて、

切り替えが苦手なこともあるため、
仕事は仕事、休みは休み、と

休みの時に連絡が来るのが特に嫌で、
その瞬間仕事のことがぶわっと頭を占拠することもあった。

いまはもっと切り替えできて、
まぁまぁ、と頭をリセットすることもできるようになった。

でもいままで「イヤな仕事」についたことがない。
それはありがたいことでもあるし、
自分がかなり自己分析をするタイプで、
元々は完璧主義者で、pickyなタイプでもあるし、
好奇心旺盛で興味の範囲が広いため、
ストライクゾーンが狭いようで広いのかもしれない。

いや、ほとんどが自分が好きなもの、
それは英語をベースとしたもので、
人とのコミュニケーションや、
その時の自分が特に学びたいジャンルに
チャレンジしての転職を
いつもしてきたからかもしれない。

今回はというと、すこし違う。

12月末に出逢い、
自分たちでもびっくりするくらい、
お互いの距離は縮まって、
自然と結婚や、子どもなどの家庭、
住みたい場所、人生でやっていきたいことや、
お互いのパートナーシップのために
大切にしていきたい。

知り合ってからの時間の長さ以上に
知り合ってからの密度、
過ごしてきた時間が濃くて、

「そんなに焦らなくてもいいんじゃない」
と思われたりするくらい、
出逢って1ヶ月くらいから自然と結婚の話も出てたりした。

でもお互い
“No pressure though”
と言いつつ、

人生を一緒に歩みたい、
と出逢って間もないにも関わらず、
その気持ちをお互い持っていた。

3週間メキシコで時間をともにして、
本当に24時間一緒だったけど、
全く喧嘩もせず、
本音は言えど、それは互いを知るのに
とても大事なことだった。

というか、喧嘩というものを
私たちはあまりしないんじゃないかと思う。

喧嘩に至る前に、
徹底的に話し合うタイプの人間なのだと思う。

話がずれたが、
そんな彼とのこれから。

もう夏に日本に来ることも決まっている。

それに合わせて、私も物件を探し、
条件の当てはまるとてもいい物件も見つかった。

ただ、問題は仕事のほう。

仕事選びに妥協したことがない。

でも、今回は、pickyでもある私の条件がさらに細かくなってしまい、

どこを調整するのか、頭を悩ませている。

プライベートの時間を大事にしたい、
そう思うと労働時間が大事になる。

今まで教育業界が長かったため、
転職であってもその業界なら
すぐに即戦力として働くことができると思う。

でも同時に、
仕事が終わる時間が遅い仕事が多くなると、
私も身体がすごい強いわけではないので
長期的に見た時によくないのと、
朝仕事できる仕事の方が合うのだとわかった。

今まで、
12:00-22:00
6:30-16:30
9:00-19:00
のような労働時間で働いたことがある。

住み込みで、それより長く緩く、
働いたこともある。

色々な仕事をして、
自分にあう時間帯、雰囲気など
よくわかるようになった。

その分、
それに合う求人を探すのが至難のわざともなってきている。

私の理想の仕事はこういう感じ。

社会的意味を生み出していると、
仕事の中でも実感でき、
そういう意識の人の中でチームとして
仕事を楽しみながらも一生懸命に取り組んでいる。

英語や広報、橋渡し的役割など
今までの経歴や学びが仕事やチームのために生かされて、

マニュアル通りよりも、
基本は頭に入れても本人たちに裁量が任されている
信頼と責任と自由があること、

ライフワークバランスに対する意識が会社もあり、
その人の都合やライフスタイルによって、
労働時間も退勤時間も、
みな柔軟に考えていて、

日本的古い考えの上司より早く帰らないとか、
のみコミュニケーションや、
誰も帰ってないと帰れない、
みたいなものがない会社。

副業に対しても寛容で、
パラレルキャリアも認めている。

と、こう書くと、
やっぱり「理想」であり、
こういうところを、大手転職サイトやハローワークで探そうとも、
ほぼなく、

私がやっている、
またやってきたけど、またやろうと思っているのは

描きたい将来をベースと
いまのフィーリングも大事にした優先順付である。

その中でも、
特に何を大事にしたいのか、

その条件は、いまクリアするべきなのか、
パートナーシップにおいて大事にしたいものを大事にするために
仕事ではどこを満たすと良さそうか、

パートナーシップを置いておいて、
自分自身の仕事として見たときに
一番譲れないものは何か、
それでも大事にしたいものがあれば、
それは仕事でしか満たせないのか、

それをもう一度やっていこうと思う。
もう何度かやってきてるけど、
フィルターを何度もかけたり、
リフレッシュしてからやってみたり、

人に話してからやってみると、
意外と見落としてたり、
「そっか!」ってヒントを経て
新たな気分でできたりもする。

こうして書くことにしたのもそうだ。
整理したくて書いた。
どこか、スッキリしてる私がいる。

まだできること、あるなって、思える。

彼と電話をするたびに、
「そうだ、このためにいま頑張ってるんだった」と思い出す。

彼だって、
家族愛がとても溢れ出てる文化で、
特に家族を大事にする人だから、
日本に来るという選択で、
彼を惜しむ人たち、
特に家族は辛い感情だってある。

彼の幸せを願う気持ちと、
遠くに行ってしまうという寂しさ。

それもありながら、
自分で借りている一戸建ての住まいも、
心地よい暮らしも、
一度手放して、
日本という全然違う文化の国へやって来る。

私たちの信じることを
実現していくために。

「世界中のいろんな人たちの抱えていることや問題に比べたら、
僕たちがやっていることは本当に恵まれたことだね」

そう電話で話す彼。

私もそう思う。

それと同時に、
地球規模で見たらちっぽけすぎることではあるけど、
じゃあそのちっぽけは、ないに等しいくらい、価値のないことなのかというと、
私たちにとっては大事なことでもある。

“Compare to what’s happening in this world, what we are facing is so little, but at the same time, it doesn’t mean it’s nothing either.”

そう話すと、
そうだよね、うん、と言っていた。

“妥協”なのか
大事なもののための“いまは最善の選択”なのか。

私にはまだそこが腑に落ちず、
ただただ毎日パソコンやらスクリーンとにらめっこしてる。

「ここはいいかもなぁ」と
いろいろ思いつつ送って書類が通過するたびに、モヤっとする心。

書類が通ってモヤって、、
「贅沢やな!」とツッコむ自分もいつつ、
「そうだよね、頭で選んでて、正直ワクワクあんまりせず送ったんだね」と共感する私もいる。

「とりあえずお金を稼げばいい」
という意見もいるだろうし、
私も選びすぎず貯金を作りたい気持ちもある。

特に母もそういうだろう。
「人生はそんなに甘くない」何度言われたことか。
と同時に、
「なんだ、こう生きてもいいのか」という人たちにどれほど会ってきて、
母からの「人生は大変像」が変容したことだって、
言葉では伝わらないもの。

それにいつも思ってしまうには、
「生活のため」だけに仕事を選んだら
慣れてきた時、
その毎日の10時間近くを費やす仕事に
始める前からやる気が高いのと、

「まぁ仕方がない」とでは
パフォーマンスも、仕事に対する向き合い方も
大きく変わるんじゃないかと思う。

と言いつつ、
もしベストで選んでも、
入ってみたら、がっかりすることだってあり得るし、
同僚と全然合わないともあるかもしれないし、

あんまり期待して応募しなかったけど、
入ってみたら思っていた以上にいいじゃないか!ということもある。

こればかりはわからない。

もし、本業の仕事で全てがマッチしなくとも、
私はフリーランスでやりたいことが結構あり、
形にするまでも多分時間はそれほどかからない。

そう思うと、
「考えすぎずに、お金稼ごう!
どんな状況でも結構耐えられる耐性はだいぶついた自信があるぜ!」という自分も現れる。

最近はこうやって、
ぶつぶつぶつぶつ、
自分と対話を繰り返している。

そんないまのわたし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?