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そのひとことで

あ、出てしまった。

紛れもなく、それはわたしの本音だった。

とても小さなことかもしれない、

でも積み重なると、
些細なことに見えることでも、
いままでの抵抗を跳ね返したいのか、
自分を守るためなのか、

言葉や態度でそれが
不意に現れる瞬間がある。

それは昨日だった。

ある人はいう
「素敵なパートナーシップを築く人と
そうでない人との違い、

それは互いの違いを
ただ違うと指摘し合うか、

その違いを
面白いと思えるか、」

の違いだと。

(一字一句は同じではない、
でも武田双雲さんが言ってて
その通りなのかもしれないと思った)

わたしたちは、どうだろう、

そうふっと思う。

正直なところ、

一緒になってから

わたしは色々な違いがよく浮き彫りになることが増えたと思う。

特に、出逢ってから
今の形に辿り着くまで、

それほど時間が経っていなかったからなのもあると思う。

彼は、
政治やテクノロジー全般、ゲームやアニメ、体を鍛えたり、教育系やテクノロジー系のyoutubeで映像をよくみてる。

わたしは、
料理や絵を描くこと、言葉を書いたり、買い物やカフェ、ゆったりテレビやNetflix 見たりすることが多い。

知識を学ぶことが好きな彼と
のんびりリラックスするのが好きな私。

もちろん、
いろんな要素があるから
重なるところもあれば、
違うところがあるのも自然。

でもどこか最近は、

小さな、
でもたしかに何かしら感じていた違いに対して
色々な感情を抱いていた。

それを相手に伝えるのがいいのか、
わたしの考え方を見直したらいいのか、
気持ちに寄り添ったらいいのか、
時間を置いてみるか、
考えすぎずに今あるありがたさに目を向けるか、

いろんな向き合い方を意識しながらも、
見守ってるような、
放っておいているような、
そんな感じだった。

「なんで、、」

昨日わたしの口から飛び出たひとこと。

あれはどう振り返っても
本音でもあるし、
あんな言い方をしてしまったということは彼が家族になっている証拠でもあって、
でも言われたら気持ちいい一言ではなかった。

と、同時に
お酒を飲んで気持ちよく寝てしまっていたわたしが起こされて、

「立って、立って」
と彼が作り上げた手作りのパソコンを
みるために、

なんで座っても見えるのに
わざわざ立ちあがらないといけないのか、
起こされたばっかりのわたしには
いまいち伝わらず、

何かしら、
自分の興味があることがあると、
知って欲しさが大きくて、
質問する前から150%くらい説明してくる
彼の一面が
気になっていた時でもあって、

あの言葉がフッと出た。

小さなことでもある。

でも、あの一言をきっかけに、
感じたことを言い合って、
わたしは泣けてきて、
不安を伝えて、
本音を言い合って、

お互いの可能性や
変わらない想いを伝え合って、

いまはまた彼を愛してるなぁと思う。

完璧なパートナーシップはないのに、
きっとわたしは求めていて、

いろんな違いを楽しめていたのに
どこかそう捉えられない時の
一部の自分に焦りを感じて、
2くらいのことを10に膨らまして
考えていたのかもしれない。

パートナーシップ、

すぐに築けるものでもなくて、
積み重ねていくこと、
紆余曲折しながらも、
信じて
互いに同じ星を見て
歩いていくこと。

わかっているようで、
忘れてしまってた、

大事なことを思い出させてもらった。

でも、
昨日のあの一言は、
やっぱり傷つけちゃったと思う。

今日はどこか
素敵なところへごはんを誘おう。

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