梅田朋@ともぞう

1972年生/トランス男性(FTM)/ゲイ/ホルモン療法中/うつ病/虐待サバイバー/精…

梅田朋@ともぞう

1972年生/トランス男性(FTM)/ゲイ/ホルモン療法中/うつ病/虐待サバイバー/精神障害者手帳2級/障害年金受給/社会福祉士/FTMX世話人/非正規仕事と障害年金、あと親の仕送りで何とか生きてます

マガジン

  • ともぞうのセルフヘルプに対する異常な愛情

    FTM、FTXと自分の女性性に何らかの違和感を感じている方の為の自助グループを運営して約15年、個人サイト時代を加えると約20年近く何らかのピア活動をしています。 ここでは、その活動の中で自分の感じたことや、そもそもなぜピア活動をするようになったのかなどを書いていきたいと思っています。

  • ともぞうの性別放浪記

    Social Change Agency さんのメルマガに連載している、「ともぞうの性別放浪記」のバックナンバー

最近の記事

1,自助グループの夜明け前

 時は90年代後半、20年以上前。 自分が初めて「性別違和」や「トランスジェンダー」といった言葉を知り、集まりに行き始めたのがその頃でした。    元々、セクシャルマイノリティの方々にインタビューをした本を読み、その中のお一人にパソコン通信で連絡を取ったのが、集まりに顔を出す更に2年ちょっと前のことでした。  ご本人とは直接お会いできなかったのですが(ご本人は関西在住、私は関東在住)他の当事者の方がわざわざ逢いに来てくださり、そこで教えていただいたのが、その当時虎井まさゑさん

    • 初めに

       私は、FTM、FTXと自分の女性性に何らかの違和感を感じている方の為の自助グループを運営して約15年、個人サイト時代を加えると約20年近く何らかのピア活動をしています。  現在は、横浜で月1回第1土曜日に横浜で運営している『FT/MX』インターネット上で行っている『FTM相談所』、そして2018年に何らかの生きづらさを感じている方の為の自助グループの運営、そして今現在自助グループ活動をしている方、またこれから自助グループを立ち上げたい方々を応援するための一般社団法人『QU

      • ともぞうの性別放浪記 9

        ~なぜかにんしん問題に首を突っ込むの巻~ お久しぶりです。ともぞうです。 FTM当事者の私が、現在ご縁があってにんしんSOSのお手伝いもさせていただいています。 男性だと思ってる人が何でにんしんSOSを手伝っているの?と疑問に思われる方も多いかと思いますが、 実はFTMと予期せぬ妊娠は近い関係にあります。 実は、FTM当事者と一口に言っても様々です。 私みたいにホルモン療法等一切しておらず、身体機能は完全に女性の人、ホルモン療法はしているものの、 身体機能は女性

        • ともぞうの性別放浪記 その8

          メルマガでは、またもやご無沙汰しております。 お久しぶりの方も、始めましての方も宜しくお願いいたします。 さて、最近、自分の中にある生活保護に対するスティグマについて考える機会がありました。 私は、強迫性障害とうつを患っておりまして、 通院を中断した時期があるものの10年以上通院・服薬をしながら仕事を何とかこなしていました。 しかし、今年の冬は鬱状態が余りにもひどく、仕事すら出来ない状態になってしまい、 せっかく入職したばかりの地域包括も2ヶ月で退職。 仕事が出

        1,自助グループの夜明け前

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        • ともぞうのセルフヘルプに対する異常な愛情
          2本
        • ともぞうの性別放浪記
          10本

        記事

          ともぞうの性別放浪記 その7

          今回は自分の事を少しお話出来ればと思いますが、 その前にある人のライフヒストリーをお話しします。それを読んで皆様はどう思われるでしょうか・・・?  その子は産まれた性別は女性。小さいときからスカートを嫌がりずっと洋服はズボンを着用していきました。 小学生の時は、赤い色のランドセルは嫌だと、紺色のランドセルを背負って6年間通い続けました。 友達は、女の子よりも男の子の方が断然多く、男の子と共に活発に遊んでおり、一種ガキ大将のようでした。  中学生になると、どうしてもス

          ともぞうの性別放浪記 その7

          ともぞうの性別放浪記 その6

           お久しぶりです。ともぞうです。  と、いってもメルマガ読者の皆様には、ご無沙汰しすぎて「誰?」と思われているかもしれませんので、改めて、簡単な自己紹介からさせていただきますね。  名前はともぞうと申します。40代前半のFTMで、今はフリーターをしながら、ボランティアでセクシャルマイノリティの支援活動を行っています。  ともぞうという名前は、言うまでもないですが戸籍上の名前ではありません。本当はこの名前を戸籍上の名前にしようと思っていましたが、色々と制約があり断念しまし

          ともぞうの性別放浪記 その6

          ともぞうの性別放浪記 その5

           11月5日に、渋谷区で制定された「同性パートナーシップ条例」に基づき、同性パートナーシップ証明書の発行が開始されました。  また、同じ日に世田谷区でも同性カップルからの「パートナーシップ宣誓書」の受付が開始されました。このことにより、日本でも少しずつではありますが、同性婚・同性パートナーシップの制定へ一歩を歩み出したと言えるのではないでしょうか。  とはいっても、まだまだ同性カップルに対する理解は不足していると言えます。特に、同性カップルのどちらかが入院した場合、不幸に

          ともぞうの性別放浪記 その5

          ともぞうの性別放浪記 その4

          先日、『Social Action Drinks』に参加して参りました。会場が東京・渋谷のお洒落なコワーキングスペース(なのかな?)だったので、高尾山近くに住んでいる私は、色々な意味でドキドキしながらでしたが、とてもアットホームで良い会でした。 幅広い分野にいらっしゃる方達が、ご自身の考えておられる問題意識とか、今後やっていきたいこととかを話されていて、自分自身も大きな刺激をいただきました。 また、お会いした方からメルマガのご感想をいただきまして、とてもうれしかった反面、恥ず

          ともぞうの性別放浪記 その4

          ともぞうの性別放浪記 その3

          2週間のご無沙汰となってしまいました。 ケアマネ試験を控え、バタバタとしていたら原稿を書けずじまいで・・・。何とか、無事に試験が終わりましたので、これからは毎週更新を目指していきたいと思います。 さて、すでにお忘れの方も多いかと思いますが、前回は、国勢調査でトランスジェンダーが男女の部分を回答する場合は自分の思う性別を選択してよいとの話を書きました。 そこから派生して、トランスジェンダーが突き当たる壁の一つである、戸籍の性別変更の話を、法律の話(私自身詳しく

          ともぞうの性別放浪記 その3

          ともぞうの性別放浪記 その2

          自分の原稿が載ってるメルマガを読んで、めちゃくちゃ肩に力が入っているなーと反省しながら、この原稿を書いてます。 少しずつ力を抜いていきたいと思っておりますが・・・。長い目でおつきあいいただければと思います。 さて、皆様は「国勢調査」の回答はお済みですか? このメルマガがみなさんのお手元に届く頃は、インターネット回答をされなかった方へ紙の調査票がぼちぼち届いている頃と思います。 いきなり、国勢調査の話?とお思いかと思いますが、今回の国勢調査ではちょっとした出来事があ

          ともぞうの性別放浪記 その2

          ともぞうの性別放浪記 その1

          初めまして。ともぞうと申します。FtMトランスジェンダーの社会福祉士です。  今は、非正規で相談業務をしつつ、横浜で『FT/MX』という、FtM、FtX、性別に何らかの違和感を感じる女性の為の自助グループを10年ほど主催しております。  このたび、ご縁がありましてSCAさんのメールマガジンにセクシュアルマイノリティについてや、自分が自助グループを運営して感じたことなどを綴る機会をいただきました。私のつたない文章を通して、改めてセクシュアルマイノリティの人々がいたって普通で身近

          ともぞうの性別放浪記 その1

          ともぞうの性別放浪記 その0

          Social Change Agency さんのメルマガに連載している、「ともぞうの性別放浪記」のバックナンバーをこちらにも転載していきます。 よろしくお願いします。

          ともぞうの性別放浪記 その0

          右も左も分からないまま、noteに登録してしまったんですが・・・ どういう使い方をすれば良いのか、諸先輩方のを見て学ぼうかと思ってます。 基本、露悪趣味な人だから、自分ネタを書き連ねることでしょう・・・(遠い目

          右も左も分からないまま、noteに登録してしまったんですが・・・ どういう使い方をすれば良いのか、諸先輩方のを見て学ぼうかと思ってます。 基本、露悪趣味な人だから、自分ネタを書き連ねることでしょう・・・(遠い目