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タイの医薬品輸入代行の現状


輸入代行とは、個人の購買を言葉の壁などで億劫に感じる方に代わり、日本語で注文を受けて、越境の買い物を手配するサービスのことです。

日本では個人が輸入ライセンスを取得する必要なく
海外の医薬品を購買することが可能で、
その手続きを代行するサービスも厚労省で正式に認められています。これが医薬品の輸入代行サイトで行っていることです。

つまり医薬品代行業は、通信販売業者ではなく、あくまでも中間代理店の役割になります。


さて、厚労省は、輸入代行業者はサプライヤーとは別法人である必要があると規定しており、
例えば薬局や病院が在庫薬をそのまま個人輸入者に送ることはできないです。

わたし自身個人輸入代行で契約しているサプライヤーと、クリニックで使う医薬品のサプライヤーは全く別の国です。

パンデミックでほとんど家にいたのですがそれでもいろいろタイにいるたくさんの輸入代行業者の実態がわかってきました。

タイには古くから在住者が副業や本業で、市場や現金問屋で買い付けた医薬品をネット通販で販売する方々がいて、
その中にはダイエット医薬品や、ED薬で一財を築いた人たちもいますが
多くは正規の契約を結ばず、厚労省の規定するサプライヤー会社にあたる会社を住所と代表者名だけ借りてダミーで作って(実際のサプライヤー事業は行ってない)脱法で輸入代行を行ってます。
中には病院でしか手に入らない薬をそのダミー会社から送るために病院まで持っている会社もあります。
(表向きは健診などもやってますが)

昨今話題のイベルメクチンも、大陸の動物用を分包しなおしたりして送る方がいて😢
この分野は厚労省のメスが入っても良いのでは、と思うのですが、
海外拠点にしてしまうと日本の法律は及ばないのでしょうか。

個人輸入代行をご利用の際には、何が届いても自己責任になりますので
くれぐれもご利用にはご注意ください。

そもそも
必要なお薬がもう少し国内で潤滑に流通できないものなのでしょうか。

いつか個人輸入代行に頼らずに各国で薬が入手できるようになったら良いなと心から思います。

#医薬品個人輸入代行

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