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海外学校選び 学校で子供に何を学んできて欲しいのか

今日本人の中間層〜富裕層の間では教育移住なるものが大流行です。

日本人がずっと格下だと信じ込まされてきた
タイやマレーシアの学校に、わざわざ日本人が教育を受けさせにいくのが流行るなんていったい誰が想像できたでしょうか😢

タイでは
「駐在期間は会社が出してくれるから」という理由でインターナショナルスクールに入れている方が体感で7割くらい、
残りの3割はタイに半永久的な移住を決めたご家族や
それこそ純粋な教育移住のご家庭だと思います。
タイへの教育移住の傾向はこの数年のお話で、
もともとはマレーシアは日本人の教育移住の流行の走りとなった教育特化区域を擁し、(ジョホーバル)
そこから先進国の大学への進学というコースが定石となっていました。

さて。このムーブメントはどこから湧いたものなんでしょうか。特にこの流れで美味しい思いをしているエージェントなどはおそらくいないと思います。
自然発生的に日本人の中間層から富裕層の間に子供を他国で教育を受けさせたいという気持ちが湧いて出たということになります。

少し前まで韓国人の家庭は猛烈に同様の流行があり、生まれたと同時にどの国の幼稚園に入れるのかお母さんたちの熾烈な情報収集戦が始まると聞いたことがあります。
駐在で実現する人もいれば、母娘単独で東アジア中の名門インターに入れる人もいる。

思惑はそれぞれだと思うのですが、どの親も子の幸せを願って湧いてくる移動のエネルギーなんだと思います。

私が子供を海外で育ててる理由は少しその方々とは違ってて、子育てと仕事のバランスが日本では理想的に取れなかったのが大きな理由です。
それは構造の問題なので私にはどうすることもできませんから。
しかし海外で育ててみて、当たり負けしない心や多様性を受け止める感性、のびのびといろんな国籍の子供達といろんな文化を共有している姿を見て、
子供達の何某かの栄養にはなっているのではあるまいかと思っています。

海外で育児をし始めて6年が経ちますが、
インターナショナルスクールに「英語」を目的で入れることは実は1番危ういと思っています。
インターナショナルスクールとは英語話者の家族の子供が英語で勉強できる学校で、英語を教える学校ではありません。
国語と日本語の勉強を区別するのと同じです。

各学校の特色はそれぞれ違うし、1人の先生との出会いが人生を変えることだってある。
大きくはその子の資質が学力を決めるという身も蓋もない事実が蓋然としてそこにはありますし
見学だけでも延べ40校くらい行き、コビッド中オンラインを避けてローカルに通わせたり
バンコク内ですでに4校目のインターに息子は通っていますが、今のところ余程じゃない限り息子は今の学校に高校まで通うと思います。この辺の経緯はまた後日まとめますがこの学校を決めるにあたって捨てたものは、インターなのに「英語」でした🤣(タイのインターという時点でネイティブレベルの習得は不可能、そして不要という判断もあります)

前置きが長くなりましたがインターナショナルスクール選びで私が経験からこんなことを考えて選ぶのが良いのでは?と思ったことをメモしておきます。

1 大学は海外進学の予定があるかないか
ない場合(駐在期間中だけインター)→正直どこでも良いです。ハクつけのために高額なIBに行かせるもよし。
どこに行っても教師の質も当たり外れもあるし運任せなところもあります。高額な学費の学校は比較的ペアレンツコミュニティはハイソという特色はあります。
学費が安めでローカル色が強くて日本人が少ないところに体験として放り込むのも良し、ビザのことがなければ今思えばタイローカルでタイ語の基礎をやらせればよかった!と私自身は思ってます

ある場合→ざっくりそれはアメリカなのかイギリスなのかオーストラリアなのかを見当つける必要があります。
その際もなぜアメリカなのか、イギリスなのか、オーストラリアなのかは慎重に考える必要があります。
過去のノートにも書きましたが移住や就職を目的とするなら留学ほどコスパが合わない方法はありません。
特にアメリカは、自国民ですらホームレス率が年々あがっていて、やすやすと学校出たくらいでは就職できずにインターンが終われば5年以内にほぼ帰国します。
(学科を選べば良いのですが、そこに子供が行きたいのかはその年になるまで不明という博打)

途中で修正は効きますがA Level, GCSE, ATAR,IB, と、行きたい国によって履修させるべきプログラム自体が異なります。

2 のびのび系かアジア式スパルタか
シンガポール系、中華系、インド系のインターは幼少期からの驚くべき詰め込みスパルタスタイルで幼稚園からフリープレイなし、読み書き算数をさせるのもかなり早いですが欧米系は五感をフルに使った日々の遊びの中に学びを散りばめ脳を大きくしてから詰め込んでいくようなイメージです。
スパルタ系は向かない子にはストレスが脳を萎縮させてしまって逆に一生勉強出来ない子になりそうなので、見極めできない場合は万人を伸ばすのびのび系が良いのでは?と個人的には思います。

脱線になりますが、冒頭で述べたようにインターは英語を勉強させるところではないので、英語習得だけの話で言えば下手な年齢で入れると特にバンコクのインターは日本人比率も高いのでコスパ激悪な上、他の教科の勉強も遅れる最悪の循環に陥ります。
その場合は素直に英語は塾で、日本語で「勉強」はさせるのがいろいろな消耗は少ないと思います。

「うちの子インター✨✨⭐️」と一瞬の自己満足と青い目のお友達と写真を撮るためだけに貴重な子供の数年を棒に振ることないよう
特に数年間の滞在でインターをご検討の方は冷静にお考えください☺️

とにかく何もかもを一つにまとめるのは無理、
そこからが海外での学校選びのスタートな気がします!

#バンコク
#インターナショナルスクール
#海外育児

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