オーストラリアという国について

まだ引っ越し日は確定できてないのですが確実にカウントダウンが始まってます。
トータル約2年に渡りそうな滞在でオーストラリアについては本当によくわかりました。
その国で生まれ育つよりも移住者(短期も含めて)は、より客観的にその国を眺められるのかもしれせん。

よく聞かれるのが「オーストラリアって住みやすい?」です。

少し前までアメリカに行けない人が落ちこぼれて目指す移住先みたいなイメージで
オージー(オーストラリア人)のイメージもおおらかで怠け者、なんでもオージーはスローで雑で普通の日本人ならビジネスも楽勝みたいなイメージだったと思いますがそれは違いました。

たしかにオーストラリア人は基本的に怠け者ですが
中央の政府はものすごく賢くそんな国民を把握して守っています。
絶妙な移民政策と経済政策で、上手に国をまとています。
オーストラリア政府の決断と行動の早さは一般的な「イージーゴーイングなオージー」からは想像もつかない精度で、この国の経済成長がまぐれではなかったことを私は目撃できました。
例えば昨今話題の超絶難関化したVISA問題の発端は死者数名のイスラム系テロで、それから2年足らずで移民法が変わっています。
また1980年代に起きたたった一件の無差別銃撃事件の翌年には銃の取り締まりの改正法案が可決されました。
この銃規制の法改正が現在の安全なオーストラリアを作った原因の一つであることは間違いありません。
オーストラリア政府は自国民がいかにクレイジーな層が多いのかよく分かっています。

まとめて言うと問いへの解は
「オーストラリアは住みやすいです、ただし外国人なら極めて優秀で稼げる人(および企業)なら」が正解になります。

この国はたしかにぱっと見はチャンスの宝庫なのですが、意外にすでにオーストラリア人の扱いを心得ている移民系の大企業や極めて優秀なオージー企業がマーケットを押さえていて、外国人の流入をかなり厳しくした新移民法以降、これからはいわゆる日系クオリティの企業にはチャンスはほぼないと断言できます。(むしろいわるる日系が勝負できる国が極端にこの10年で減ったと言った方が良いのか)

そんなこんながわかっただけでもこの国で生活してみてよかったなと思います、なんかに呼ばれた来た国です、いずれまたご縁があることでしょう。

ちなみに、それでもオーストラリアに何が何でも移住したい、と思う人には一応抜け道を見つけてあるので
いずれ有料ノートで公開します。

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