ワクプロが掲げる夢の世界(7)

前回は第1回のワクプロ開催地である「和歌山県那智勝浦町」で、道に落ちていたマグロから、ワクプロの食堂となる「里」との出会いのエピソードについて話しました。
ワクプロって何?って人はこちらからご覧下さい。

今回は
・遂に観光協会へ突入!予想外の展開へ!?
について話していこうと思います。

遂に観光協会へ突入!予想外の展開へ!?
里での膨大な量の朝食を終え、私たちは町へ協力をお願いするべく、観光協会へ向かいました。
この時に、太地さんという若い男の方が対応してくださいました。
「この町で大学生のスタディツアーを行いたいので、町の方へインタビューをしたいのですが、よろしいでしょうか?」と聞くと
「へぇー、面白いね。上司に聞いてみるね。」と、上司の方に繋いで頂けました。

その上司の方が「斎藤さん」という女性の方です。

笑顔がとても素敵です。
斎藤さんにはとてもとてもとてもとてもお世話になりました。
那智勝浦町でワクプロを行えるきっかけとなった感謝してもしきれない方の内の1人です。

斎藤さんに、同じくやりたいことを伝えると
「へぇー、面白そう!知り合いの役場の人で、そういうことに協力してくれそうな人がいるから、今から会いに行きませんか?」
とおしゃって下さいました。

なんだって・・・!
この前と反応が全然違う・・・!
今から!?フットワークがすごい軽い!

そんなこんなで、町役場へ斎藤さんと一緒に向かいました。
そこで紹介されたのは当時、観光産業課の副課長だった「村井さん」です。

右から2番目の方です。他の3人は第1回の参加者です。
村井さんにも斎藤さんと同じくらい、めっっっっっっっっっっっちゃくちゃお世話になりました。
村井さんの協力なしにはワクプロの開催は不可能でした。

観光産業課の中の打ち合わせスペースで、どんなことをしたいのか詳しくお話しすることになりました。
前のnoteでのこともあり、企画内容を正直に話すことは怖かったのですが、
ここまで誠実に対応して下さっている以上、正直に話す他ありませんでした。

作っていた企画書を読んでもらいながら、私たちが考える課題、解決したい意思、作り上げたい世界、協力していただきたい旨、そして少しだけだが町に私たちが貢献できることをお話しました。
当時から思っていましたが、企画書のクオリティはホントに低くて、
社会人の方が見たら「はいはい、学生のお遊びね」と思うものだったと思います。
想いはあるけれど、企画の実際の内容も参加者に委ねるような内容だったので、ある意味ほとんど決まっていなくて、唯一決まっているのは日程だけといったお粗末なものでした。

それでもお二人は「うんうん」と、全くバカにせずに親身に私たちの拙いプレゼンを聞いてくれて、最後には
「学生なのにこんなにしっかりと考えていてすごいね。協力できることがあるなら是非したい。こんな素敵な話を持ってきてくれてありがとう。」
と言って下さいました。
今、書いてて泣きそうです。笑
ホントにホントに嬉しかった。自分たちの想いを聞いて、良いと言ってくれる大人の人がいるなんて、しかも是非協力したいなんて言っていただけるなんて。言葉には言い表せないくらい嬉しかったです。

そこから、「どういった内容にするのか、どこに泊まるのか、参加者は何人くらいか」などを質問されたと思います。
・参加者が町の人にインタビューをして、町の課題を解決する内容であること。課題を何と置くか、どう解決するかは参加者に委ねるということ。
・参加者はベトナムのビジネスインターンに行っていて、ある程度の課題発見・解決能力はあると見込めるということ。
・泊まる場所は決まってないこと。笑
・参加者は15人くらいを考えていること。
などを伝えました。

「え?泊まる場所決まってないの?」とびっくりされました。
そりゃびっくりしますよね。今考えてもヤバイなって思います。
すると村井さんが「それやったら、泊まれる場所紹介するで!」と言って、
急に電話をかけ始めて、
「お疲れ!話したいことあるから1時間後くらいに行くわ!」
的なことを言って、
「次は話を聞く町の人やけど、決まってる?」と言われました。

はっや!!話の展開はっや!
ビビったマジで。え?行政機関は腰が重いって言ってたん誰?
協力してもらってる俺らが早さにビビってる。

私たちは「那智大社付近の商店の人たちに聞こうとしてたんですけど、平日は厳しそうでした」と言うと
村井さんは「それやったらめっちゃ熱い人おるから、紹介するわ」と言って
また電話をかけ始めました。
斎藤さんも「私もすごいパワフルな人知ってるから、紹介するね」と言って電話をかけ始めました。

なんやこの二人。頼もしすぎる。
俺らが「はい!はい!お願いします!」って言ってる間にどんどんパーツが揃っていく。
前回の町と違いすぎて、ほんまにびっくりしたし、本当にありがたかった。

その時に紹介してもらったのは「畑中さん」という方と「大門坂茶屋のおかみ(宮本さん)」でした。お二人についてはまた次の記事で紹介します。
お二人についての話を軽く聞いていたら、1時間経ってしまい
そんなこんなで宿泊場所を提供してくださる方のところへ村井さんと一緒に向かいました。
ここでも、お仕事があるのにわざわざ付いて来て下さる村井さん、マジで良い人。
斎藤さんは観光協会に戻らないといけないということでお別れしました。
お忙しい中ありがとうございましたm(_ _)m

役場から5分ほど歩き到着したのが、「熊野灘シーハウス」です。
普段は漁師さんが寝泊まりするところです。
そこで紹介されたのが、シーハウスを管理・運営されている「汐崎さん」です。



良い写真がなくて、カラオケでback numberの「花束」を熱唱し終わった
直後の写真ですが、ご了承下さい。

汐崎さんもめっっっっっっっっっっっっちゃくちゃお世話になりました。
シーハウスを提供していただいたというのもそうですし、お弁当を安く作ってもらったり、晩御飯を奢っていただいたり、とてもお世話になりました。
汐崎さんもまた、ご協力頂けなかったらワクプロは開催できませんでした。

汐崎さんに企画の説明をして、シーハウスを使わせていただけないかお願いすると、「その日程なら空いてるし全然いいよ」と二つ返事でOKを貰いました。
早すぎる・・・
そんなこんなでワクプロは寝床を確保しました。


次回は「畑中さん」「大門坂茶屋のおかみ」について、そしてなんとなく入ったみかん屋さんでのまさかの出会いについて書きます。

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