Tour of Antalya(2.1)Stage3
地獄のような1日が終わりました。
いや、まじで小山のTour of Antalyaも今日で終わるかと思うレベルで色々とありました。
今日のコースプロファイルは、上の写真で、頂上ゴールなのが見て取れます。
しかしながら
『頂上ゴールより、そこまでの登りがやばい』
が本音
そもそも最初の二級山岳の前に、カテゴライズされていない登りがありまして、そこがまあキツイ
逃げが決まらない、少し逃げ始めても追うチーム現る、の繰り返しでずっとキツイ
なんとか最初のコブ(登り)を超えて、二級山岳へ
ここで遅れてもスプリンターやそのアシストと遅れれば多分完走できるデッドライン
レッドゾーンに入れたら止まってしまうので、ぼちぼちのペースで登ってマレツコ(個人名出させていただきます。)とそのアシストと合流
前から降って来た選手も含めて小集団を形成して二級山岳通過
が、ここで個人的大問題発生
さすがはイタリアのプロチーム、マレツコとアシストが遅れて登ってくることを見越して待機していたチームカーが、彼らを引き連れて異次元のスピードでダウンヒル開始
80km/h以上出ている自分があっという間に置いて行かれたので、かなりのスピードが出ていたと思います。
3ヶ月前からブレーキを逆にしてトレーニングを積んできましたが、やはりレースは別物、怖すぎて全く降れない
そのグループより更に後ろにいた選手たちも、各々のチームカーを使って爆速で抜いていきました。
『あ、終わった』
と思いましたが、何があるかわからないので兎に角進み続けることに。
すると、まさかの更に後ろにトレンガンヌのスプリンター含む10名くらいの集団が居て合流
そのまま最後の登りの麓まで
『頂上ゴールより、そこまでの登りがやばい』
と言いましたが、撤回させてください。
『最後の頂上ゴール、やばすぎる』
に
4時間走った後に、約9km、8パーセント、最後の1.6kmは13パーセントはまじでやばかったです。(語彙力)
峠の麓で、数名のライダーに、『タイムリミットは大丈夫だからゆっくり行こうぜー』と言われましたが
どう計算しても余裕なわけがない
トルコ人含むグループへの救済措置(トルコのレースでたまにある)も定かではないので信頼するわけには行かない
不格好でもなんでもいいから兎に角ゴールしたいと思ったので、麓から自分の出せる最大で登ることを決めて登坂開始
4時間走った後に30分340wと悪くない感じで(死ぬほどきつかった)でゴール地点に
そもそも登りがこのレースを走っている選手の中ではかなり劣っているのに、さらに降りと平坦で取り残された影響でタイムリミット内かは不明
なかなかリザルトが出ず、歯痒い思いをしながらホテルへ帰還
リザルト出た!
うわ!人生で一番ギリギリセーフ(タイムリミットまで50秒)
『ゆっくりいこうぜ〜』とか言ってきた選手たちはタイムアウト
心の底から諦めずに走って良かったと思うと共に、普段の練習で練習後半に踏む練習を組み込んでくれていたビクターに感謝
お陰で、後半も登りは調子良く踏めました。
レース後に、三浦さんと元チームメイトで、自分の生まれた98年にTOJに来ていたマッサー(すごい繋がり)とブレーキについて相談
推定2mのルームメイトにも相談
『全員分スペアバイクあるから、トラブル起きてもTomoyaのバイクに乗ることはほぼないからブレーキは戻した方がいいのではないか』
と
加えて、
『ドイツ語で説明できないだろうから、明日俺が説明してくる』
と
4時間半弱走って、50秒差で走り切った上に、良きチームメイトに恵まれて本当に感謝です。
ディナーの時に、先日お伝えした監督からも
『Good Job』
とチームには何もしてないですが、『走り切れ』という指令を達成したことを喜んで貰えました。
チームに対して、せいぜい最初の登りで前に出るとか、スプリントの時に動くとかくらいしか出来てないですが、今後もっとチームのために走りたいと心から思わせてくれるチームです。
登りへの恐怖心が少しずつ薄れてきているので、このままブレーキを逆に戻して更に前に残れるように精進します。
まずは、明日の最終ステージ
土砂降りの第一ステージの写真ですが
今日のヤバすぎるコースよりは、雨のほうがマシです。
それくらい、人生で一番キツい1日でした。
それでは、また明日。
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