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新人Allenが奔走したFactorISM

こんにちは!新米広報担当のAllenです。

今回は、10月末に開催されたFactorISM(ファクトリズム)について書きたいと思います。先日の11月28日の振り返り会をもって幕を閉じた今年のFactorISM。友安製作所としても4年目の参加となり、今年も予約がすぐに埋まってしまうほどの大盛況でした!
来ていただいた皆さん本当にありがとうございました。

その中で、Allenは参加企業として、そして事務局としても携わらせていただきました。そんな2つの側面から関わっていたAllenがFactorISMについて、感じたことや思ったことなどを根掘り葉掘り書いていきたいと思います!

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。


FactorISMとは?

そもそもFactorISMってなに?という方もいらっしゃると思うので簡単に説明したいと思います。
FactorISMとは、「こうばはまちのエンターテインメント」を合言葉に繰り広げられるオープンファクトリーのイベントになります。

「オープンファクトリー」とは、ものづくりの現場を一般向けに公開し、その様子を見てもらったり、ものづくりを体験してもらったりする取り組みのこと。例えば、社会科見学の子ども達を受け入れて行う工場見学もそのひとつだと言えます。

FactorISMは、決められた期間に、地域のものづくり企業が一斉にオープンファクトリーを行う、地域一体型のオープンファクトリーイベントです。

より詳しく知りたいという方はCyanの記事を読んでみてください!
FactorISMがどのように立ち上がったのか。FactorISMの魅力。FactorISMと友安製作所の関係がよくわかる内容になっています。

事務局として感じたこと

今回、AllenはFactorISMの事務局としても関わらせていただきました。
事務局とは、FactorISMを実行するにあたって、その準備を行う人たちのことです。その中でAllenは、参加企業さんとの調整を行なったり、開催までのフォローをしたり、チラシ・ポスター・パンフレット制作に関わったり、プレイベントの企画を行ったり、定例会の準備を行なったりしていました。

今年の5月から配属されて、初めての業務がファクトリズムの事務局でした。毎週オンラインでMTGを行なっているのですが、その時は、どんなイベントになるのか、どんな風にカタチになるのか全く想像がつかないものでした。

それでも開催が近づくごとに自分が今までやってきた準備の答え合わせが増えていきました。そして文化祭の準備をしているような感覚で、事務局としても熱量がどんどん上がっていき、自分自身も燃えていきました。

FactorISMのコンセプトは「アトツギたちの文化祭」。

このコンセプトに合うように、事務局は準備段階から本当の文化祭のように大人たちが楽しみながら行なっていました。

今回の事務局の仕事として、一番大変に感じたのは、当日パンフレットの英訳でした。FactorISMは今年から海外の参加者向けにも会社の魅力やイベントの楽しみ方が伝わるようにパンフレットの内容を全て英訳しました。

各企業が持っている専門の技術や専門用語を英訳することがすごく大変で、ニュアンス的にあっているかどうかなどネイティブに1つ1つ確認しながら作業を行いました。
友安製作所として、半端な仕事はできない。そしてFactorISMとして今年初めての試みの1つということで多少プレッシャーを感じていました。

そして、決起集会の日に皆さんの手元に当日パンフレットが配られ、自分自身もその時に初めて手に取りました。
実際に出来上がったパンフレットを手に取って見てみた時に、感じたのはなんとも言えない「達成感」でした。

仕事をしている中で、実際に作品として出来上がるまでは、リアリティというものがありません。手に取るまではどこまで行っても、想像です。それでも、自分が必死に頑張って作ったものがカタチとなって自分の手元に来た時の感情はなんとも言えません。

出来上がったものが誰かの手に届き、その反応を見て達成感を得る。こんな貴重な体験を新卒1年目で経験することができたことは、素晴らしい財産の1つです。

参加企業として感じたこと

私たち友安製作所は、4年目のFactorISMへの参加となりました。今年のワークショップでは、溶接、木工、レーザー加工全ての技術を盛り込んだ世界に1つだけの置き時計を作る体験をしていただきました。

具体的に、友安製作所の歴史を初めに知ってもらいました。友安製作所が元々は鉄製のカーテンフックを作る製造業から始まったこと。現社長のBossがアメリカから帰ってきた経緯。そして今の友安製作所が取り組んでいることや挑戦していることなどを知っていただきました。
そして、工場見学を通して、友安製作所の全ての技術を知っていただきました。その技術を実際に体験してもらい自分だけの世界に1つだけの置き時計が完成していくというものでした。

今回は、CyanとAllenが主となって、お客様の案内をしました。
これまでFactorISM以外でも、何度か工場見学を行う経験はありました。しかし、改めて友安製作所の歴史から自分で説明して、工場見学を行うことで自分の会社がどう成長し、今の事業や取り組みにつながっているのかを再度認識する良い機会となりました。
それらをきちんと自分の中で理解することで、今自分が行なっている仕事が何につながっているのか。何のために行なっているのか。などがより明確になりました。

また、今回は金曜日と土曜日の2日間オープンファクトリーを開催していたのですが、この2日間で来る人の層というのは全く違いました。金曜日は、役所関係や会社関係の方々などの大人の方に多く参加いただき、土曜日はたくさんのお子さんに参加いただきました。
2日間で行なっている内容は全て同じなのに、参加者の年齢が違うだけで、質問する内容や気になっている内容が全く違っていることに驚きました。

例えば、大人の方々は会社についての歴史、技術、内装などに関して、「これはどうやって仕入れているのですか?」「どうやってこの技術を実現させたのですか?」など、どちらかというと「HOW」に関する質問が多かったのに対して、子供たちは、会社にあるインテリアやエイプリルフールの商品などを見て、「なぜこれを作るの?」「なぜこの部屋があるの?」など、「WHY」に関する質問が多かったです。

自分の中では、「HOW」の質問を返す方が簡単で、「WHY」の質問を返す方が答えに詰まりました。
今回の参加していただいたお子さんから、どんな商品やサービス、モノも「なぜそれを作ったのか」というWHY=ストーリーが大切だということに気付かされました。

子供って本当に自分にはない気づきを与えてくれる良き先生ですね。そして、そんな経験を与えてくれるFactorISMは色んな企業、従業員、参加者に取って全く違う価値を生んでくれる最高の取り組みです。

最後に

今回のFactorISMでは、事務局・参加企業という2つの側面から関わらせていただきました。
自分が思うFactorISMの良さというのは、「自分たちでやりたいことを考えることができること」です。
このオープンファクトリーのイベントがもし、広域で各企業で行われるものではなく、1箇所に集まって各企業が出展する形だとしたら、ここまでの素晴らしい良さのあるイベントにはなっていません。

各企業ごとに、自分たちの魅せ方を考えることができて、自分たちのこうばで行うことができるからこそFactorISMにしかない価値があります。
そして、その価値はその場で体験した人にしか伝わりません。参加していただいているお客さんの心をどれだけ動かせるか、それを考えるだけでワクワクしてきますね。

Allenは来年も楽しみです!

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