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公園で寝たときの怖い思い出

こんにちは!とむです。


「テントで寝泊まりしていて、怖くないの?」と疑問を持たれることがあります。

実は2ヵ月たった今でも、時と場合により怖さを感じることがあります。やっぱり1番怖いのは人ですね。

テントの中にいると、外で聞こえる足音が、こちらに近づいてくるように感じるのです。その度に、襲われたらどうしようなんて不安が全身をよぎります。内から外は見えないので、そういう意味では常に「目隠し」をした状態ということです。


一度、ホラー映画の中にいるような体験をしました。

あれは、神奈川の公園でテントを張った時のこと。人気も灯りも一切ない公園に、夜の11時に到着した私は、隅のほうにテントを設置しました。

気味の悪いくらい静かな公園でしたが、公園での野営にも慣れていた頃だったので、すぐ眠りに落ちてしまったことを覚えています。


....がしかし、私は気味の悪い声に起こされました。

「ターボー・・・ターボー・・・ターボー・・・」

内から静かに外を見ると、10mくらい先に、杖をついたおじいさんが、そんなお経のような文言を唱えながら、歩いているではありませんか。

背筋が凍り付くのを感じました。


スマホで時間を確認すると、深夜1時。こんな時間に、灯りの一切ない公園を歩いているなんて(それも気味の悪い言葉を唱えながら)、どう考えても不気味すぎる。

幸い、テントは公園の目立たない隅のほうに設置したので、おじいさんはこちらには気づいていない様子。

私は、見つからないことを祈り、テントの中で静かに身を潜めていました。


3分ほどたった頃でしょうか、おじいさんは通り過ぎ、姿を消しました。

「やり過ごした....のか!?」

しかし、そんな安堵も束の間のこと、おじいさんは再びお経を唱えながら戻ってきたのです。そして不運なことに、おじいさんは確かにテントを視界にとらえ、10mの距離を保ったまま、私と目が合ってしまったのです。

「殺される...?」

おじいさんは足を止め、10秒ほど膠着状態が続きました。


その後、おじいさんは急旋回、私のテントと反対側の方へ歩いていきました。

「今しか逃げるタイミングはない」と見た私は、急いでテントを撤収し、原付に積み、その場を後にしました。


「あれは現実ではなく夢だった。きっとそうだ。」

逃げ込んだマクドナルドで温かいコーヒーを飲みながら、そんなことを考え、無事朝を迎えました。

一体、あの呪文のような文言はなんだったのでしょう...。


じゃあまた!

とむ


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