ともよ

統合失調症の患者。自分なりの日々に折り合いをつけながら生きてる人。やや感受性がつよいだ…

ともよ

統合失調症の患者。自分なりの日々に折り合いをつけながら生きてる人。やや感受性がつよいだけの凡人である。豆腐メンタル。著者。

マガジン

  • 脳に障害があるわたし

    わたしは脳が疲弊して、元の状態に戻らない障害を抱えながら生きている。 そんな自分でも考えられること。感じること。など

  • 水色ともちゃん

    統合失調症の水色ともちゃんのマンガ

  • 詩にしてみた

  • わたし三十路から統合失調症整えてます。

  • 絵とか、主に抽象画

最近の記事

私が付箋を貼るとき

本に付箋を貼る行為に対して、自分の読書スタイルとは無縁のように思っていた。 好きな言葉を見つけても、敢えて貼らない。 再びその文字を探すときページをめくったらその時感じてなかった文字との新たな出会いがあるかもしれない。と思って付箋は貼らないスタイルでいたが、 そうすると最初に好きになった文字すら見つけられないことに後々気づく。 左のページに書いてあった気がした文字が右のページにあったり、記憶にも思い込みがあることに気づく。 じゃあ付箋を貼ろう。 付箋を置いた。本を開いた。

    • 間違えたことをそのままに

      人と話していると、後で反省することがある。 余計なアドバイスしたり、正直が仇になったり、相手の言葉を遮ったり。 ふと思い出しては頭の中で、ぐりとぐらが、ぐりぐり勘ぐる。 今日もやっちまった。と、 やっちまったわたしは寺子屋で釈迦が言葉に出来なかったことを知ることが悟りというのを知った。なんかモヤった。自分にモヤった。 わたしはわからないことを、わからないままの状態で居られることが悟りなんじゃないかと、勝手に思ってる。 だって、釈迦とわたしが答え合わせする機会ないし。

      • 矢田海里さんと潜匠とびぃだまと

        『えらく透明な方だったなぁ』 矢田海里さんのトークイベントの帰り道 友人に「矢田さん、どうだった?」と聞かれたとき、頭の中で最初に思い浮かんだのが 「透明」だった。 それは、幽霊とか、染まりやすいとか、そういうものではなく、 何色でもない、何色にもならないような存在な気がした。 我が強いという意味でもない、それだったら何かしらのカラーがある。 わたしが見た矢田海里さんは、物腰が柔らかく、どこか水面に漂っているような印象で、まるでわたしの目がビー玉を通して矢田さんを映してい

        • ポッドキャストを始めてみました。

          どうしても、漫画にするのが難しくて、 でも、文字ばっかりだと、読めない具合の方もいるかもしれないし…と、 ゆるりと、ラジオ始めてみました。 でも、改めて滑舌が悪くて、伝わらなくて、すみません🙇‍♀️

        私が付箋を貼るとき

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        • 脳に障害があるわたし
          110本
        • 水色ともちゃん
          43本
        • 22本
        • わたし三十路から統合失調症整えてます。
          2本
        • 15本
        • ねこ
          18本

        記事

          常識

          常識とは、「家族」「環境」「教育」「情報」によって作られたもので、それは一人ひとり違うものだけど、人間は自分の常識が所属する環境にとっては共通の認知だ。と、自分の常識をあまり疑わない。(まなざしの革命/ハナムラチカヒロ著より一部要約) 統合失調症とは、自分だけの思考が世界へ筒抜けになる妄想にかられるように、 自分と世界との境界線をうやむやにしてしまう病だと思う。 中学生になった時など、 児童が学生に変わるという社会的な自分の立ち位置が変わった時、一気に常識が変わる。 これ

          Dear

          なにか書こう、なにかを表現しよう。 できるのなら、美しい言葉を書きたい。 不特定の誰かがこの文を読んでる姿を、つい妄想する。 ペン、止まる。なにを書けばいいのかわからなくなる。 この感覚、知っている、覚えがある。 妄想先の相手が読んでいる目が、私の意識の中に介入してくる。 わたしが統合失調症の症状が酷かった頃のこと。 自分の考えてることが相手に筒抜けという妄想から、 相手の仕草や反応、目が、気になって、 想像の自由を奪われた瞬間だ。 イヤだなと思うことと同時に相手に謝

          リロードボタン

          時の流れと共に日常が過ぎていくなか。 哲学とは、ひとりリロードボタンを押す行為だと思っている。 「とは」を、自分の中へ落とし込んでいる。 「これ、なんて言えばいいのかな…」誰かが話の途中で、頭のリロードボタンを押している。 そこに、つっかかるなにかさえ、出てこなければ、卒なく過ごせて行けるのに。 なにかをキャッチしてしまったからには、そこで回転してしまう。 この、ぐるぐる渦を巻いていることを。 魚の骨が喉に刺さったような、飲み込んでも、飲み込んでも、突っかかったまま 不

          リロードボタン

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          統合失調症のわたし

          統合失調症のわたし

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          自分を愛する。

          自分を愛するってなんだろう。 多分、朝、起きたら、体を伸ばすことなんだ。歯を磨くことなんだ。 机に散らばった消しゴムのカスを片付けることなんだ。 世の中でいう「一般的な素敵」になることじゃない。 「自己肯定感を上げる」「最強のメンタルを持つ」 そんな風に自分が変わりたいなんて、 今の等身大の自分を愛せてないから言えるのかな。 自分の幸せは自分で見つけなさい。なんて、回答集のない問題集を突きつけられる、 真っ白いキャンバスのタイトルが「無」だったり「自由」だったり。 隣の子

          自分を愛する。

          占いは人生に課金していると思った。

          ゲームは不器用で全然できないのだが「課金」って言葉は知ってる。 お金を払うと強くなったり、時間が経過したり、色々と都合が良くなる便利システムだ。 課金することを「効率がいい」と思う人もいるだろう。 でも、わたしはあんまり良いイメージは持てない。 きっと、自力でなんとかできる筈のことを、楽にしたいだけの人に思えて、あんまり好きになれない。 というより、無課金で強くなったり、クリアする人と友達になりたいと思うんです。だってゲームはゴールより過程が面白いと思うから。 色々試した体

          占いは人生に課金していると思った。

          マウント文章

          最近、読める文章と、読めない文章があります。 読めない文章とは、文字は追えるのに、内容がまるっきり入ってこないのです。 その文書には、特徴がありました。 やたら、難しい言葉や専門用語、横文字(カタカナ)が多いのです。 最初は、自分の学が足りないから、読めないんだと、自分を責めてました。そしてその社会からの疎外感を感じてました。 文章を読んでて、単語がわからないと辞書を引くように、一度本文から思考が離れます。 そして、理解して戻ってきての繰り返し。 全く”流れるような文

          マウント文章

          マンガを描くうえで気をつけてること。

          今回は内容より、レイアウトの話をしたいと思います。 わたしの著書をご存知の方は気づいていらっしゃるかもしれませんが、 内容を読みやすくするように心がけてます。(noteの記事は別です。) 統合失調症の方が読んでも苦にならないように心がけてます。 わたしがやってること・文字を少なく ・絵をシンプルに ・コマ割り ・さいごに ・文字を少なくこれはわたしの実体験に基づいて描いています。 わたしは病状をしんどかった時、文字が読めませんでした。 文字が並んでるだけで読むことを諦

          マンガを描くうえで気をつけてること。

          Sono Bom

          さかいれいしうさんの歌が好きすぎて歌いました。

          量産型不安系

          いつも心配してる人がいる。 その人にとって心配とはクセであり、もはや趣味なのではないか。 そう言う、わたしもなにかしら不安を抱えてないと日常を送れない。 不透明な今の世の中は不安を生み出すのにうってつけだ。 今欲しい知識に何が真実か明確に証明できるものがない。 Webの記事をシェアしては、簡単に人を不安の世界へ誘い込める。 なにが本当で、なにが陰謀で、なにが親切なのか。 個人の見解に任せられることから「まさに風の時代ですね」なんて、 おいしいような無責任をぬけぬけと発

          量産型不安系

          雨の音が許せなかった。

          ゲリラ豪雨の夕暮れ。 「良くもまぁ出来たもんだな」とわたしは関心していた。 雨の音に耐えられない時期があった。 不調が真っ只中になると、この地面を叩く水滴の音が、ヘビメタの破壊音と同じように聞こえるのだ。 ギターを叩き割るように、耳に轟く雨音、 わたしはギュッと耳を掴む。 恐怖感から、「雨の音に癒される」っていう母の言葉は信じられない。というか、怯えるわたしは同じものに癒される事実が許せなかった。 入道雲があると、夕立がくるって、わかるから。 夕焼けが赤いと明日は晴

          雨の音が許せなかった。

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          正解のないことをつらつらと。

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