見出し画像

【世界酒場放浪記#2】メキシコのおしゃれバーで教わったテキーラの飲み方が難解だった

前回の続きです。

1軒目のローカル酒場でおじさんたちに良くしてもらい、すっかりエンジンがかかった私。2軒目は、1軒目の常連さんに「若者が集うお店」として教えてもらった「La Clandestina」へ。外からのぞくとにぎやかな笑い声が聞こえてきて期待が高まります。
カウンターだけでなくテーブル席もある店内は、先ほどの店のディープでドープな雰囲気と違って広々おしゃれ。プロジェクターでサッカーの試合が上映されていて、若者たちが盛り上がっています。ここは観光客でも入りやすそう。

画像1

メニューを見ると、テキーラやメスカルだけでなく、それらを使ったカクテルも豊富で、気になるドリンクがたくさん。それでもやっぱりまずはこれ。
「テキーラ!ポルファボール(お願いします)!」
観光客丸出しの私に、かわいいバーテンさんが、
「オススメの飲み方、いってみる?」
とウインク。ズキューン♡
「よく分かんないけど、それ、ポルファボール!!」
すぐに私の前にショットグラスが3つ並べられ、そこに、レモンジュース、テキーラ、トマトジュース、とそれぞれ注がれていきます。
「チェイサー?」と聞くと、
「ノンノン。この3つを段差をつけて一列に持って飲むのよ」とお姉さん。
ちょっと意味が分からないので、手本を見せてもらいながら何とか理解。一列に持ったグラスを同時に傾けると、まず一番多く入っているレモンジュースが2番目のテキーラに入り、それが溢れると3番目のトマトジュースに入って、それを飲む。という、棚田的な?スタイルのようです。伝わるかしら。

画像2

ふむふむ。なるほど。
…って、全然うまく飲めませんけど。がっつりこぼれて服びっしゃびしゃなんですけど。
原理は分かるしちゃんと飲めたらきっとおいしいんだろうなーと思いつつ、こんなんうまく飲める人いるのか?と思いつつ、途中からは普通に別々にいただいちゃいましたよね。

メキシコで飲み歩いていて気づいたのは、普通の飲み屋でテキーラをショットでイッキ飲みしている地元民なんてほとんどいないということ。ショットでもちびちび飲んでいるか、何かで割っているか、そもそもビールの人が圧倒的に多い。
唯一メキシコでテキーライッキを見たのは、リゾート地カンクンのウェイ系欧米ヤングが集うパーティーくらいかな。「あんなのアメリカのバカな若者の文化だ」と言い捨てたメキシコ人もいたけど、あながち間違いじゃないのかも。
ちなみにメキシコには、日本の大五郎的な5リットルくらいのペットボトルに入った大衆テキーラもあって、私もメキシコ滞在中はすっかりお世話になったものです。

旅のFood & Drink

画像3

タコス Tacos
メキシコシティなどの都市のタコス屋は遅い時間までやっていて、地元の人は飲んだシメにさくっとタコスを食べて帰ります。小ぶりのタコスがひとつから買えるので、しこたま飲んで小腹が空いた時にぴったりなんですよね。しかしタコスを食べるとビールが飲みたくなるというジレンマも。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?