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【世界酒場放浪記#3】キューバのライブバーで肌で感じるNO MUSIC, NO LIFE.

キューバの酒場は音楽なしには語れません。
首都ハバナと、古都トリニダー、サンティアゴデキューバ、バラコアと、1ヵ月ほどかけてのんびり周りましたが、どこの街のどの酒場でも生バンドが入っているし、タクシーに乗れば爆音でレゲトンを聴かされるし、道で流しのミュージシャンに会うこともしばしば。とにかく街に音楽があふれているんです。

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キューバの人たちにとって音楽は、好きとかそういうレベルではなく、もう水とか空気くらい生きるために必要不可欠。この人たちから音楽を取り上げたら生きていられないんじゃないかな。まさにNO MUSIC, NO LIFE.

で、そんな音楽をさらに楽しむためにあるのが “お酒”という位置付けかな。
(もちろん純粋な酒飲みもいる)

確かに音楽とお酒って相性いいですよね。
私もフェスとか行って浴びるように飲んで踊り狂うのが大好きです。「お酒を飲むと耳が遠くなる」とか「酔っ払ってると細かい演出を見落とす」とか言う人がいますが、耳で聴いているうちはまだまだですな。
音楽は心で聴くもの。お酒が心の扉を開いてくれるのですよ。

とか偉そうに言ってますが、ここはキューバ。サルサの国。
ライブバーで女子一人で飲んでいようものなら、地元の人が必ず踊りに誘ってくれるのですが、いきなりサルサはさすがに無理!何度かトライしてみたものの、あんなにハイテンポでクルクルくねくねは絶対無理!
踊りを覚えるより先に、「ノ セ バイラル ビエン(うまく踊れません)」というスペイン語を覚えてしまったダメな私です。

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それにしても、アメリカの制裁もあってこの国は物が圧倒的に少ないんです。どこのお店の陳列棚も信じられないくらい閑散としています。物質的な豊かさでいったら、私がこれまで旅してきた国の中でワースト3に入ってしまうかも。
でも、これに心の豊かさは比例しない。限られた物の中でもみんな上手におしゃれを楽しんでるし、身の回りにある物を楽器にして歌や踊りが始まればそこはもうパーティー会場。アートも独自の道を歩んでいて、キューバ人アーティストの作品はどれも熱量高めで魅力的です。

逆に考えると、物質的に豊かになるほど欲深くなっている気がします。持てば持つほど欲しくなる。人間の欲望に限界はないんですよね。気をつけなくちゃ。

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旅のFood & Drink

モヒート Mojito
本場のモヒートはミントと砂糖がたっぷり。1杯分作るのにミントも砂糖もひとつかみくらい入れてました。ライムも1個分くらい絞ってるんじゃないかな。それを棒でガシガシ潰して多めのラムにソーダでステア。そりゃおいしいさ。お店で再現したいけど、1杯いくらになるんだろ。。

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