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Perception Neuron 3のセンサーバンドの装着・運用のコツ


Perception Neuron 3のセンサーバンドの装着のコツ。公式の説明がざっくりしているのでメモっときます。


・全体

基本的に一人で装着するのは不可能ではないですが割と大変です。基本はモーションアクターとは別に装着してくれる人を付けましょう。

センサーの向き(赤いボタンがどっちよりか)は基本的に関係ない(キャリブレーション時にリセットされる)
ただ表裏はボタンがある方を上にすること
左右間違えるととんでもないことになるので注意。左右の区別がぱっと見ではつきづらいのでセンサー表記のRLをきちんと確認。キャリブレーションしても奇想天外な動きを見せるときはたいがいセンサー箇所の間違い。

服装は、ベルトを巻きつけることを想定して、体にピッタリしたシャツ・ズボンにする。ベルトがずれなくても衣服がずれることもあるのでなるべくぴったりめの衣装で。上半身は服があると腕のバンドが取れやすいので、できれば半袖素肌に装着する。下半身は運動用タイツみたいなものが理想。

多少のズレはキャリブレーションで吸収してくれるが、付ける位置はなるべく左右均等にすること。
以下、カッコの英語表記はセンサー表記に合わせています。

・頭(Head)

性能とは関係ないが、布の100均ヘッドバンドをつけた上に付けたほうが修正もしやすいし顔の脂や整髪料がバンドにうつらなくていいと思う。正直直接つけるとつけ外しのときに髪が引っ張られたりしてかなり不快。女性アクターは髪をまとめてくるべし。

センサーが正面にきちんと向いているか。バンドが左右に傾いていないかチェック。

・ハーネス(R Shoulder、L Shoulder、Spine)

肩の位置が背中側のベルトループになっており、かっちり固定されていないのですぐ動くから注意。左右対称になっているか必ず別の人にチェックしてもらう。背中なので自分ではチェックできない。
ハーネスのサイズはマジックテープで可変なので、装着してから多少きつめにサイズ調整する。

・上腕(R UpArm,L UpArm)

上腕、前腕ともセンサーは「気をつけ」をしたとき手が体の外側(右、左)を向くように調整する
上腕の一番太い部分に巻く。これも一人だと苦労する。

バンドは末端が輪になっているので、これを腕に通してから残りを巻き付けていく。
当然のことだが、上腕(UpArm)をつけてからじゃないと下記のForeArm(前腕)が圧倒的につけづらくなるので注意。

・前腕(R ForeArm,L ForeArm)

上腕、前腕ともセンサーは「気をつけ」をしたとき手が体の外側(右、左)を向くように調整する
前腕の一番太い部分に巻く
ここは筋肉の動きなどで最もズレやすいので注意。キツめに巻いておく。

バンドは末端が輪になっているので、これを腕に通してから残りを巻き付けていく。
上腕(UpArm)を先につけてからこちらをつけること。

・手(R Hand, L Hand)

・指(R Thumb,R Index,R Middle,L Thumb,L Index,L Middle)

ここは指のセンサー(Glove Kit)を持っているかいないかで、装着するバンドが異なる。
指を取らない場合はHand/Footのバンドをセンサーが手の甲に来るようバンドで固定。
Glove Kitを持っている場合は手袋と指にセンサーを固定して手袋を装着。
指のセンサーは関節と関節の真ん中に位置するように調整
男性用サイズの手袋で女性の場合、軍手をしてから装着することで対応可能。
指のセンサーは親指、人差し指、中指の3つしかない。薬指と小指は中指に追随する。つまり「ピースサインができない!」。これは仕様。

・腰(Hip)

体の真後ろに来るように調整
いわゆるベルトの位置か、そのすぐ上という感覚
ウェストが一番細いところ。

・太もも-上部脚(R UpLeg,L UpLeg)

股の付け根付近。ズボンを履いた上で太ももで巻ける一番上のサイズ。
センサーは体の外側に位置することに注意。(下のふくらはぎとは向きが違う)

バンドは末端が輪になっているので、これを通してから残りを巻き付けていく
当然のことだが、UpLegをつけてからじゃないと下記のLeg(ふくらはぎ)が圧倒的につけづらくなるので注意。

・ふくらはぎ-下部脚(R Leg,L Leg)

膝のすぐ下、ふくらはぎの一番太いところよりちょい上に巻く
それより下に巻くと下が細いのですぐずり落ちるので注意。
迷ったら上側に巻く。
センサーの位置は正面向き。

バンドは末端が輪になっているので、これを腕に通してから残りを巻き付けていく
必ず上部脚(UpLeg)を先につけてからこちらをつけること。

・足(R Foot,L Foot)

足に巻く。上向き。

・その他のコツ

装着イメージの公式画像は印刷して現地に持っていった方がいい。まじで忘れる。

バンドが全体的に同じような外見で見分けづらいので(一応区別できるイラスト入りのタグはついているが)、左右の同じ種類のバンドは別途100均のマジックテープ止めなどを買って、束ねておいた方がいい。いちいちタグを見て判断するのはきついです。

ウェストバンド(Hip)はノーマルと大と2つ同梱されているが、当然どちらかしか使わない。1つは相当なデブ向きで、日本人だと成人男性でもたいがいは小さな法で間に合うと思う。

Foot/Handのバンドはタグの表記では同じだが、微妙に太さが違うものが3種類ついてくる。どちらかが手、どちらかが足(Foot)だがもう1つは予備なので使わない。

腕のバンドとセンサーはUpArm、ForeArmという表記だが、足についてはUpLegとLeg(ForeLegではない)ことに注意。何もないLegは下の方(ふくらはぎ)です。

センサーの充電はUSB-C端子につき(5V/2A)が必要。4つ同時に最短で充電するのであれば、4ポート40Wじゃないと間に合わない計算になる。(4ポート24Wだと遅くなる)

充電時間は代理店の公式表記で、1時間充電、3.5時間使用可能。ただバッテリー性能は気温に左右されたり劣化するので、連続稼働時間は2時間程度で見ておいた方がいい。

センサーは充電台に収納するが、無造作に置くと装着のときにいちいちチェックするのが相当面倒なので、置く場所の規則性は決めておくと良い。

バンドは全種類リストにしておき、撤収の際はきちんとチェック項目で確認した方がいい。バンドは専用品なので貴重品。収録現場はゴタゴタするものなので、慌てて撤収して現地に忘れたりすると大損害になります。(バンド個別で購入できるかどうかは非常に怪しい。基本的にこの製品は販売は代理店経由のみで、本国ECサイトは日本には売ってくれないので個別販売はしてくれなさそう)

慣性式センサーなので、どうしてもセンサーを隠したいときは一応センサーは服の下につけても良い。ただLEDとか確認しにくいし、結局は服の外につけることになる?

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